すごく面白いんだがどんな漫画か説明するのが難しい。背表紙のあらすじには、
「近未来、アメリカの国技は相撲となっていた!全米相撲の聖地・デトロイトで技の賞賛される力士・五大湖は、ロボット科学者ドクター・グラマラスの甘言に乗り、その肉体を機械へと改造されてしまう。全身を最新鋭の重火器で武装し、土俵で殺戮を続ける機獣と化した五大湖を斃すため、石像となり眠っていた角界の守護神伝説の横綱が…蘇る!!」って書いてある(一部簡略化)。まさしくこの通りなんだ。ヤスダスズヒトの寄稿によるあらすじらしいがよくこのあらすじを書けたなってくらいよくまとまっている。

相撲とSFを掛け合わせていると聞いて読む前は無茶な漫画だろうなって思ったら、横綱としての矜持が伝わってくるし、白熱した相撲の立会いもすごく良いし、ドラマの部分もとてもいいし、骨太で重厚な素晴らしい漫画だった。読んでほしい。最高だった

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心・技・体の三部構成で『五大湖フルバースト』は技に当たる第二部
第一部が体の『両国リヴァイアサン
最終部となる心はまだ発表されていない。
『五大湖フルバースト 大相撲SF超伝奇 上 (シリウスKC)』には『五大湖フルバースト』と『両国リヴァイアサン』の両方が収録されている。『五大湖フルバースト』はもちろん、『両国リヴァイアサン』もめちゃくちゃ面白い。

五大湖が主人公だが、クリスの心境の変化と物語的な盛り上がりが密接に繋がっていて、その見せ方と構成が巧み

五大湖は心を取り戻してからが面白いのは間違い無いんだけど、心を失っている時の「八艘フラーイ」とかもじわじわくる面白さ

ごだいこふるばーすと
五大湖フルバースト(1) -大相撲“心・技・体”伝説2 技の章-
五大湖フルバースト(2) -大相撲“心・技・体”伝説2 技の章-
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えんこうさん

えんこうさん

「ネメシス」(講談社)で連載されカルトな人気を誇った大相撲SF 超伝奇「五大湖フルバースト」以降、「新耳袋アトモス」(ホーム社)に活動の場を移して描いたホラー短編より、河童×相撲をモチーフに描いた3篇をまとめた1冊になります。わかりやすい直球のプロットでありながらハッタリを利かせまくったパワフルさ。それを銅版画を思わせる緻密な作画で描写した、これぞ西野マルタの真骨頂ともいえるストロングな相撲怪談を存分にお楽しみください。

両国リヴァイアサン

両国リヴァイアサン

誰だ!!このオレを“怪物”にしたヤツは!?圧倒的「肉体」を持った、怒れる力が“角界”を恐怖のどん底に陥れるッ!!“心・技・体”における“体”を象徴する横綱・リヴァイア山(さん)と、心技体を完全に備えた“真の横綱”の対決を、圧倒的ド迫力で描く、謎の近未来SF相撲漫画・三部作の第1弾!月刊アフタヌーンが見出しMiChao!新人賞「コロッセオ」で金賞を受賞した“肉弾漫画”界・唯一の新人・西野マルタ、デビュー作!!

相撲×SF アメリカ大相撲を舞台に描かれるエクストリーム相撲マンガにコメントする
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