代表作『神童』『マエストロ』等で文化庁メディア芸術祭優秀賞、手塚治虫文化賞を受賞した巨匠さそうあきらが、ヴィキイ・バウムの原作『バリ島物語』のコミカライズに挑みます。物語は、約百年前の神秘の島、バリで実際に起きた王国の悲劇をベースにしています。本巻第5巻にて堂々完結。大地は花に満ち、男たち女たちはヒンズー教の敬虔さの世界に暮らし、踊り、農耕し、大自然の恩恵を浴びています。そんな中、中国の商船が沖合で難破したことがきっかけで、甚大な戦火に巻き込まれていきます。侵攻するオランダ軍、毅然と対峙するバドゥン王。王の親友であり踊りの名手、ラカ。心優しき主人公、パック。彼らは歴史の波に翻弄され、やがて大いなる死の行進、「ププタン」へと事態はエスカレート。果たして華やかで儚い王国の行方は…? 今も観光地として絶大な人気を誇るバリに、このような美しくて悲しみに満ちた歴史があったことにきっと読む者たちは驚かれると思います。
漫画家と保護猫のなにげない日常4コマ 『コロッケ!』や『学級王ヤマザキ』などのヒット作を描き、長年コロコロコミックで全国の子ども達を熱狂させてきた漫画家・樫本学ヴが、今度は癒やし系ネコ漫画で全国のネコファン達をとりこにする! 作者がツイッターなどで不定期に発表していたネット系4コマ猫漫画『うちのネコは飼い主に優しい。』。既存の樫本ファンだけではなく、多くのネコファンに単行本化を熱望され、ついにコミックス化となりました! 小学館漫画賞受賞漫画家と「くろまめ」という名の黒猫の、愛情に満ちたさりげなくも心温まる日常を描いた作品です。大人になってから樫本家にやって来た保護猫の、笑いも感動もありのさまざまな姿を優しいまなざしで見つめてください!!