あらすじ「やっぱり、ぶつかるって気持ちいい。」 ついに幕をあける日本選手権本戦。チームメイトと、鬼島監督と、本音をさらけ出しぶつかり合いながら、大会へ向け突き進むアサリ。一方、逃げてばかりいた人生に向き合い、チーム・ラックスを抜け、かつての所属チーム・ビッグバンズの門を叩いた白川。日本選手権第一試合で相まみえた2人。それぞれの強さを求めた先で、アサリと白川を待つ結末とは‥‥!? ウィルチェアーラグビー青春譚、堂々完結!!
ギャングースが大ヒットした肥谷圭介の次作。 4巻で完結したものの、伏線もしっかり回収されていていい終わり方だったと思う。 ウィルチェアーラグビーというパラスポーツもこれで初めて知ったけど、実際の動画をYOUTUBEで観てみたが、鉄の塊と言えるような専用車椅子達がガッツンガッツンぶつかるのがすごい音と衝撃なのがよくわかる。 この「ぶつかる」というのが本作の主人公海野アサリを魅了するキッカケでもあり、本作ではウィルチェアーラグビーをしっかり解説しつつも、肥谷先生らしいエグみみたいなものも背景に絡んでいて、読み応えも十分ある作品だと思います。