六年目の浦島太郎
【アフタヌーン四季賞2024夏 四季大賞】高校生の理咲は、仲の良い家族や友達、彼氏に囲まれ暮らしていたが、ある日余命3ヵ月と宣告を受ける。母親の懇願もあり、一家は一般に普及し始めたコールドスリープマシンを購入し、理咲は1年に4日間だけ起きて過ごすことに。だが、起きる度に周りとのズレが大きくなり……。(アフタヌーン2024年9月号)
正体不明の硬質化ウイルスにより、人類は世界人口の15%を失った。20年後、人類は復興を始めるが……。人類はリセットされるべきなのか否か。神に、地球に、人類が試される――。その惨劇の最中に、人類が“選択”した未来とは?遠藤浩輝が容赦なく描く、生と死のSF譚!
四コマ漫画にして、このボリューム!!この濃厚さ!!次々繰り出されるギャグの変化球にあなたは耐えられるか――!?少女趣味の男子高校生、よく叫ぶ隠れキリシタン、真性ナルシスト、知りすぎた男、ナゾのオタクetc.……、まさに「そんな奴ァいねえ!」と叫びたくなるような変態の嵐!!マッドなネタ満載の第1巻!!
日向の手のひら
空襲で家族を失った耳の聞こえない少女、文。親戚から厄介払いされ転々とする中、行きついたのは親族でも知人でもない夏目家。役に立つ人間だと思われないとまた私は追い出されてしまうと無理をして頑張る文だったが体がついていけず…。耳の聞こえない少女が新しい家族と出会い、戦時下を生き抜く青春物語。(アフタヌーン2023年10月号)
35周年を記念して、この雑誌に黄金期を到来させた辣腕編集長の足跡を沙村広明が描く!(月刊アフタヌーン2022年2月号)
宇宙暦昭和47年4001・24――。旅芸人の一行の宇宙船が、惑星イルスタのお祭りに向かう途中で正体不明の宇宙船と衝突事故を起こす。一行は無事だったのだが、相手の宇宙船は大破し、惑星アニカに墜落してしまう。生存者はただ一人の赤ん坊だけだった。彼らは赤ん坊の母星からの救助が来るまで惑星アニカに留まり、その子の家族を演じて成長を見守る事にする。そして4年の歳月が流れた……。
お祭りのようだった世の中がゆっくりと落ち着き、のちに“夕凪(ゆうなぎ)の時代”と呼ばれる近未来の日本。人型ロボット・アルファは、喫茶店『カフェ・アルファ』を営みながら、オーナーを待ち続ける――。アフタヌーン本誌で12年もの間、読者の支持を集め続けた異色のてろてろSFコミック。
茄子
主役は「ナス」!?老若男女、国籍を問わず繰り返される人のいとなみ。家族、恋愛、友情、勉強、仕事……。なにげない日常のなかの人間関係を、ナスのある風景を交えて描いたヒューマンドラマ。――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!
宙のまにまに
この町には昔、悪魔がいた……。かつて暮らした町に引っ越し高校生になった朔(さく)。そこへ恐怖のハイテンション幼なじみ・美星(みほし)が再び現れた!読書好きの朔の穏やかで知的な時間が一瞬で打ち破られる!気が付いたら、朔は創部間もない天文部の一員になっていたのだった――!!天空に輝く美しい星。仲間と見ればもっときれい!清く明るい天文部グラフィティ!!
ある日、サトミのクラスに転入してきたのは研究者の母親が作ったAIのシオン。転校初日にクラスで孤立しているサトミを前に「私がしあわせにしてあげる!」と突然歌い出した。思いもよらない行動でサトミやクラス中を大騒動に巻き込んでいくが、一途にしあわせを願う彼女の歌声は、サトミに変化をもたらし、クラスメイトたちの心も動かしていく――。『イブの時間』『サカサマのパテマ』の吉浦康裕監督最新作を四季賞出身の期待の新鋭が最速コミカライズ!!
水域
日照り続きで、給水制限中の街。酷暑にあてられて意識を失った川村千波(かわむら・ちなみ)は、豊かな水にあふれる村で、少年と老人に出会う夢を見る。祖母に夢の話を聞かせた千波は、意外な言葉を聞く。「それ……ばあちゃんの昔の家じゃないかねぇ」また行きたい──そう願った千波が目を覚ましたのは、夢だと思っていたあの村。そして再会した少年・スミオから、この村では雨が降り止まないことを知らされる。『蟲師』漆原友紀が描く、人々の想いと忘れえぬ記憶の物語。
こういうコールドスリープの使い方があったか…という感心がまず来ました。 自分が親だとして、まだ18歳の我が子が余命わずかとなった時にこういう選択肢があったらどうするだろうか。いずれにしても、決定権は親ではなく本人にあるべきだとは思う。だけど親も親で、コールドスリープしている時間は毎年1年もあるわけで、その間何も疑問に思わなかったんだろうか。妹が言うようにおかしくなっていたんだろうと思うけど。 読んだ直後はそんなに思わなかったけど、なんかだんだん親のエゴがあまりにもグロテスクすぎて気持ち悪くなってきた。