六年目の浦島太郎 #読切応援
※ネタバレを含むクチコミです。
余命3ヶ月の宣告を受けた18歳の主人公。母親の希望によりコールドスリープをすることになり、1年のうちに4日間だけ目覚め、18歳のまま15年間生きることになった。しかし目覚める度に普通に年を重ねている恋人や友人達とのズレを感じ始める…。
計143ページの大作ですがスルスルと最後まで読んでしまいました。面白かったです。あのままコールドスリープを続けてたら主人公も家族もみんな辛くなったと思うけど、それをやめる選択は本人にして欲しかった。あの2ヶ月後には死んじゃうんだと思うと何となくスッキリしないし、年下の妹が主人公と同じ年齢になって顔がそっくりになったのも変わりの人間がいるみたいだと思ってしまった。心理描写がたっぷりとあったので感情移入しすぎちゃったけど、これが50ページくらいの短さだったらまた違った印象になるかもしれない。
【アフタヌーン四季賞2024夏 四季大賞】高校生の理咲は、仲の良い家族や友達、彼氏に囲まれ暮らしていたが、ある日余命3ヵ月と宣告を受ける。母親の懇願もあり、一家は一般に普及し始めたコールドスリープマシンを購入し、理咲は1年に4日間だけ起きて過ごすことに。だが、起きる度に周りとのズレが大きくなり……。(アフタヌーン2024年9月号)
【アフタヌーン四季賞2024夏 四季大賞】高校生の理咲は、仲の良い家族や友達、彼氏に囲まれ暮らしていたが、ある日余命3ヵ月と宣告を受ける。母親の懇願もあり、一家は一般に普及し始めたコールドスリープマシンを購入し、理咲は1年に4日間だけ起きて過ごすことに。だが、起きる度に周りとのズレが大きくなり……。(アフタヌーン2024年9月号)