今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!
“乱世の姦雄(かんゆう)”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操(そうそう)。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。
わたし史上No.1三国志マンガ
蒼天航路の原作者って途中で死去してるんだ!
荒れ果てた田野、天災飢饉、襲いくる野盗に脅える人々…… 苦しみのどん底にある彼らの眼の前に決然と起ちあがる三人の勇者――。劉備(りゅうひ)、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)。壮大な中国大陸に強く生きる無名の民衆と英雄たちの現実を描く、三国志大傑作ロマン!
歴史を彩った三国志の英雄の魂が現在に蘇る! 名作一騎当千の移籍後初の待望の単行本! 舞台は南陽学院高校。転校してきた孫権はいきなりの洗礼に合うが!?
今ドキ少年&少女が、「三国志」ワールドに……タイムスリップ!?西暦207年、中国。漢帝国は衰え、乱世の群雄が“覇”を競う「三国志」の時代――そこへ突然、巨大な竜の背中に乗って現れた少年・天地志狼(あまち・しろう)と泉真澄(いずみ・ますみ)が嵐を呼ぶ……!?目にするすべてがクライマックス、手にするすべてが大冒険!!大人気ハイパー歴史アクション、堂々の登場!!
新シリーズスタート!!『龍狼伝』から『龍狼伝中原繚乱編』へ!新たな『三国志』の歴史が動き出す!!中原(ちゅうげん)に集いし竜と英傑!曹操(そうそう)軍VS周瑜(しゅうゆ)軍、全面対決!!――現代から西暦207年の荊州(けいしゅう)にタイムスリップした志狼(しろう)は、数々の戦場で“竜の子”として成長する。時は流れ西暦210年、南荊州の牧・劉キ(りゅうき)の病没を機に呉(ご)の荊州侵攻作戦が始まった!!
劉備は倭人だった… 類を見ない新説「三国志」漫画として圧倒的支持を集めてきた「覇-LORD-」が超新展開を迎えるにあたり、タイトルを「SOUL 覇 第2章」にリニューアル! 単行本を新たに1集から刊行します。大陸に集いし倭軍、漢軍、ローマ軍… さらに諸葛亮が若者たちを率いて新世代軍を立ち上げ、覇権争いが一気にヒートアップ! 驚天動地の“真”三国志ワールドが生まれる!!
店名に劉備玄徳の生まれ育った「桜桑村」を掲げ、『三国志』が知り合うきっかけとなった中(あたる)と華(はな)夫妻は、本日も元気に赤字続きの中華料理店を営業中。店にはいつの間にか『三国志』好きが集まるようになった。そんなある日、客として訪れた謎の老人から「どんな客にどんな料理を提供するのか?……技術だけが料理人の腕じゃない」と言われ、中は料理人を目指した頃の、己の原点に立ち戻る。「三国志×食」の異色コラボ、美味しく召し上がれ!!
ネット・SNSで話題の伝説の〈「三国志」脱力系爆笑4コマ漫画〉全編新作で華麗に復活── !!! 「三国志」の初学者(ビギナー)から超老将(マニア)まで〈抱腹絶倒〉必至の必読の書!!! 白井式三国志のちょっとゆる~い英雄・武将たちが繰り広げる〈超絶珍喜劇〉に刮目せよ!!!
無類の夏好きとしては、日に日に日没が早くなり、重々しいほどの陽射しと蝉時雨が軽やかに感じられるようになる、この晩夏という季節には、言うに謂われぬ気持ちが沸き起こってくるのですが、そんなときは秋の楽しみを言い連ねて心を落ち着かせています。 秋の夜長、秋晴れの高い空、お月見の秋、紅葉の秋、食欲の秋、芸術の秋、そして、読書の秋。むかしの人は、夏が終わるというのに、今度は秋のなかに次々と醍醐味を見出していて、何て前向きなんだろうと感心してしまいます。 さて、「夏草や 兵どもが 夢の跡」とは、芭蕉が平泉の古戦場(源義経が追い詰められて討ち死にした場所)を目にして詠んだ俳句ですが、夏の終わりが来ると、この句のことを自然と思い浮かべます。兵どもを熱かった夏の思い出に置き換えているんだと思います。兵ども、それは今年も涙した高校球児たちのことかもしれませんし、狂ったように鳴き続けるセミたちのことかもしれません。過ぎていった夏の数々の記憶に、芭蕉の句がふしぎと寄り添うんです。 そうはいっても、時も季節も前にしか進んでいきませんから、せっかくの秋の夜長なら、その時間を読書に費やしてみる。そうだ、長編を読もう。久しぶりに横山光輝の『三国志』を読み返してみよう。 読み始めて驚いてしまう。なんと、桃園の誓いを先駆けに、そこには熱かった夏の記憶のような熱戦や駆け引きが繰り広げられているんです。兵どもが頁のそこかしこで腕を奮っているんです。蜀の面々だけで言えば、劉備、関羽、張飛の三人が出合い、趙雲が仲間に加わり、関羽の右腕として元山賊の周倉、養子として関平が加わり、劉備の養子として劉邦が加わり、そして諸葛亮孔明に三顧の礼をつくし、さらには孔明についで龐統までが加わり、黄忠・厳顔の老将コンビが加わり、馬超一族が加わり、ここに関羽・張飛・趙雲・黄忠・馬超からなる五虎大将軍が生まれます。まさに夏の絶頂。 しかしながら、いつの世だって季節のというものは過ぎてゆきます。関羽、関平、周倉、劉邦の相次ぐ死を皮切りに、五虎大将軍たちがあっけなく逝ってしまいます。季節というものは驚くほど正確に時を刻んでゆくのです。 新世代の台頭として期待された張苞・関興の義兄弟コンビもあっけなく逝ってしまい、泣いて馬謖を斬り、姜維との新たな出会いや馬超一族から馬岱の献身的な活躍などがありながら、蜀の戦力はしだいに痩せ衰えてゆき、ついに孔明が逝き、後を継いだ姜維が孤軍奮闘しているさなかに首都成都を襲われた蜀は簡単に降参してしまう。なんというあっけない最期。 そして、また芭蕉の句が頭によぎるのです。 夏草や 兵どもが 夢の跡