今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!
“乱世の姦雄(かんゆう)”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操(そうそう)。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。
わたし史上No.1三国志マンガ
蒼天航路の原作者って途中で死去してるんだ!
荒れ果てた田野、天災飢饉、襲いくる野盗に脅える人々…… 苦しみのどん底にある彼らの眼の前に決然と起ちあがる三人の勇者――。劉備(りゅうひ)、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)。壮大な中国大陸に強く生きる無名の民衆と英雄たちの現実を描く、三国志大傑作ロマン!
中国後漢の末。王朝は失政を重ね、地の人々は貧困にあえいでいた。盗みを働き、百姓たちに袋叩きにされるその男、名は劉備玄徳。妻にしようと手を取った女の正体は、天上神・竜王の娘であった。諸葛孔明とともに天上界へ昇った玄徳は人間界一の剛胆男となるべく、呑邪鬼が住まう火炎城へと向かう。そこでいつ果てるとも知らぬ幻覚地獄に苦しめられた玄徳は……!?本宮節が炸裂する豪快三国志!!
もっと読みたかった!!!!
北方謙三渾身の大長編小説を超技画アーティスト河承男が劇画化!西暦184年、四百数十年という長きに渡って続いた大漢帝国はようやく衰亡しようとしていた。大三国志の幕は切って落とされたのである。劉備玄徳・関羽雲長・張飛翼徳の三人は義兄弟の契りを結び、群雄勢い立つ乱世に乗り出していくのだが、こののち、この三人におよそ五十年にも及ぶ大苦難の道が待ちかまえていた――。覇業を志す男たちが乱世を駆け巡る!!
北方三国志ではなかったです・・
三国志でおなじみ天才軍師の司馬懿仲達と諸葛亮孔明が柴犬と猫になっちゃった!? 2000年近く続く熾烈なライバル関係がまったりゆる~く繰り広げられる史上初の軍師系イヌネコギャグ! 「待て!それは猫の罠だ!」
猫漫画の第一人者、そにしけんじの新作は中国歴史大河ロマンの「三国志」! 当然キャラクターは全部猫! おなじみの劉備、関羽、張飛が個性豊かな猫キャラに変身してゆる~く可愛く戦に励む!
大人気乙女ゲーム、待望のコミカライズ!! 不思議な本により、見知らぬ土地にトリップしてしまった女子高生・山田花は、そこで出会った青年・玄徳が率いる軍に身を寄せる事になる。しかし玄徳軍は、花を「孔明の弟子」だと迎え――?
三国天使界――三国志の武将達がなぜか天使として暮らしている世界。彼の地での最強の称号・『無双天使』を手に入れたものは、望むもの全てを手に入れ、やりたい放題の日々を送れるという。そのために必要な7つの宝玉を手に入れるべく、腕力暴力なら誰にも負けない呂布子ちゃんは、まじかるな力を持つ「ホウテンガゲッキ」を手に、お供の軍師・陳宮たんと共に人間界に降り立った!
「コミック三国志マガジン」連載の大人気4コマにして三国志業界最大の問題作、傲然と発売!!コミックス用に丸々1話描き下ろし「アレ国志」を収録の他、おまけマンガ「アレ遊記」「アレ滸伝」「アレ瓶梅」も入って、中国四大奇書を制覇しちゃったよオイ。末弘先生監修(というかほぼ全部を執筆)の「アレ国志用語事典」、日々の暮らしを豊かにする「三国志占い」、禁断の写真集「麋・モード」など、アレなオマケと魂もてんこ盛り。三国志ファンなら後世への語り草として必読の一冊
無類の夏好きとしては、日に日に日没が早くなり、重々しいほどの陽射しと蝉時雨が軽やかに感じられるようになる、この晩夏という季節には、言うに謂われぬ気持ちが沸き起こってくるのですが、そんなときは秋の楽しみを言い連ねて心を落ち着かせています。 秋の夜長、秋晴れの高い空、お月見の秋、紅葉の秋、食欲の秋、芸術の秋、そして、読書の秋。むかしの人は、夏が終わるというのに、今度は秋のなかに次々と醍醐味を見出していて、何て前向きなんだろうと感心してしまいます。 さて、「夏草や 兵どもが 夢の跡」とは、芭蕉が平泉の古戦場(源義経が追い詰められて討ち死にした場所)を目にして詠んだ俳句ですが、夏の終わりが来ると、この句のことを自然と思い浮かべます。兵どもを熱かった夏の思い出に置き換えているんだと思います。兵ども、それは今年も涙した高校球児たちのことかもしれませんし、狂ったように鳴き続けるセミたちのことかもしれません。過ぎていった夏の数々の記憶に、芭蕉の句がふしぎと寄り添うんです。 そうはいっても、時も季節も前にしか進んでいきませんから、せっかくの秋の夜長なら、その時間を読書に費やしてみる。そうだ、長編を読もう。久しぶりに横山光輝の『三国志』を読み返してみよう。 読み始めて驚いてしまう。なんと、桃園の誓いを先駆けに、そこには熱かった夏の記憶のような熱戦や駆け引きが繰り広げられているんです。兵どもが頁のそこかしこで腕を奮っているんです。蜀の面々だけで言えば、劉備、関羽、張飛の三人が出合い、趙雲が仲間に加わり、関羽の右腕として元山賊の周倉、養子として関平が加わり、劉備の養子として劉邦が加わり、そして諸葛亮孔明に三顧の礼をつくし、さらには孔明についで龐統までが加わり、黄忠・厳顔の老将コンビが加わり、馬超一族が加わり、ここに関羽・張飛・趙雲・黄忠・馬超からなる五虎大将軍が生まれます。まさに夏の絶頂。 しかしながら、いつの世だって季節のというものは過ぎてゆきます。関羽、関平、周倉、劉邦の相次ぐ死を皮切りに、五虎大将軍たちがあっけなく逝ってしまいます。季節というものは驚くほど正確に時を刻んでゆくのです。 新世代の台頭として期待された張苞・関興の義兄弟コンビもあっけなく逝ってしまい、泣いて馬謖を斬り、姜維との新たな出会いや馬超一族から馬岱の献身的な活躍などがありながら、蜀の戦力はしだいに痩せ衰えてゆき、ついに孔明が逝き、後を継いだ姜維が孤軍奮闘しているさなかに首都成都を襲われた蜀は簡単に降参してしまう。なんというあっけない最期。 そして、また芭蕉の句が頭によぎるのです。 夏草や 兵どもが 夢の跡