陶芸の町・萩を舞台に、亡き父の後を継いで陶芸家になった少女・松本美咲(まつもと・みさき)が、陶芸の最高芸術「緋色の器」を作り上げようと奮闘する陶芸ロマン。大学生の松本美咲は、無名陶芸家だった父の急死をきっかけに陶芸の道を歩む決意をする。そして父の最後の言葉が気になった美咲は、父の窯から幻と言われる緋色の器を見つけて……!?
長州藩、下級武士の家に生まれた石垣直角(いしがきちょっかく)。直角は父の教えどおり「武士はつねに戦場の心でいるべし」ということを忠実に守ろうとしている。藩の名門校・萩明倫館(はぎめいりんかん)に入学以来、騒動ばかり起こしていて…。直角が曲がりくねった世の中を、直角斬りで一刀両断!!
昔の俺はなんでこの面白さがわからなかったんだ?
バイト先を求めてさまよっていた家出中の姉妹、沢渡いずみ・沢渡みつきが辿り着いたのは、両親の死により莫大な資産を相続した中学生・中林義貴の屋敷だった。たまたまメイドを募集中だった義貴は、みつきのペットである凶暴なワニ・ポチが壊した家財の弁償することになった沢渡姉妹に、借金のカタをつけるという名目で「メイドとして働かせる」ことにしてしまう。
幹本要、15歳。バレーボール、命。身長159センチ。高校バレー界ナンバーワンの藤原学園打倒を目指し私立青海高校に入学するも、そこは超弱小校で…!?絶対にあきらめない男の革命が今、始まる…!!
“ある日気がついたら恋をしとってそれは空を見ているのに似ていてうちにはかかえきれんやった”――かよ子の切ない胸のうちのときめきは、女の子なら誰しもが知っている、あの、言葉には言いつくせない想いなのです。【同時収録】hislove
色町「堺屋」に身を寄せるおうのは、ドジで間抜けだが琴三絃には並々ならぬ才能があり、芸妓たちの間でも一目置かれている。そんなおうのの才能と魂にひかれゆく高杉晋作(たかすぎ・しんさく)と、彼を取り巻く山県狂介(やまがた・きょうすけ)、赤根武人(あかね・たけと)、久坂玄瑞(くさか・げんずい)たち――。やんちゃな猛者どもの軽快で可笑しみに満ちた幕末ロックな日々とは……!?
学校、公園、寺社、裏山、路地裏‥‥。 気にもとめなかった日常の風景と、その中に潜む”非”日常。夏空の下で、不思議な探検が待っている――。 始まりは本当に些細なことだった。夏休みをひかえたある日、ちろり達は取り壊されたお社「チロリン堂」の破片を運び出し自分たちの手で「お社」を作る。そんな些細な遊びをきっかけにして、いつもと違う、ほんの少し不思議な夏が始まった――。
舞台は山口県岩国市。弱小柔道部キャプテン・正宗淳は柔道ライフを満喫中。そんな彼は同級生、藍川小春に密かに思いを寄せていたが、ある日東京から転校して来たイケメン・秀才・運動神経抜群のパーフェクト男、桐島篤が小春と急接近してしまう。「もう俺には柔道しかない!」と意気込む正宗の元へ、桐島が柔道部に入部したい、と小春を連れてやってきて……!? 不器用で暑苦しい男が走り、もがき、立ち上がる! 涙と汗、友情と恋、挫折と再起、情熱と達成がすべて1冊に凝縮された青春柔道狂詩曲。ぶち燃える。2012年ビッグコミックスピリッツ連載。
陶芸漫画のパイオニア的作品だと思います。 NHKで田中美里さん主演でドラマ化されており、たまたまドラマを観て面白かったため、原作の漫画も読んでみました。陶芸について知らない身からすると、とても勉強になる漫画でした。有名な〇〇焼きは何県の物でどのような特徴があるのか等、陶芸の基本を学べました。焼き物の歴史、土の違い、作陶の技術、釜の違いなど、かなり深い部分まで描かれています。 父親の思いを継ぐ主人公はもちろん、トーベェさんなどの人情噺もあったりで、物語としても充分に楽しめました。青年誌連載だけあり、透明感のある画に対してドロドロした話もあり、結構読み応えのある漫画です。