あらすじ
大学4年生の有馬祐介は、就職が内定していたが、とある事情で留年が決定。祐介は社員18名の小さなゲーム制作会社、ジオ・ギアでアルバイトをすることに。子供の頃から憧れたゲーム業界で働く機会を得た祐介は、このチャンスを生かそうと奮闘する!!
『ANGEL VOICE』や『GO ANd GO』など、30年以上ずっと少年マンガのフィールドで描いてきた古谷野孝雄さんが描く初の青年マンガの舞台はゲーム業界。
本作で描かれるゲーム開発会社ジオ・ギアは、かつてはオリジナルゲームも作ったことがあるものの惨敗し、今や下請けの作業がメインの零細企業(この辺りは『東京トイボックス』のG3スタジオと似ている状況ですね)。そんな社員数20名にも満たない小さな会社が、新たな人材獲得を切っ掛けに社運を賭けて再びオリジナルの大作に挑戦していく物語です。
本作の主人公はプロデューサーでもディレクターでもない、大学生4年生の新人アルバイトである青年・有馬祐介。
元々は別の業種を目指していたものの、留年を切っ掛けに子供の頃から好きだったゲーム業界に入ろうとしたという経緯ですが、根本的に真面目で熱い人間であり、その熱が周囲にも伝播していきます。
祐介と同じくバイトで入ったにも関わらず、初日から連日遅刻を繰り返す問題児の美女・折原彩都(あやと)のとある秘密も、物語を盛り上げていきます。
面白いなと思ったのが、祐介に最初に課せられたミッション。
「15世紀後半に使われていた西洋の壺はなぜか同じような所に剥がれ痕があるが、それは何故なのか」を調べろというものです。
その謎を追う実作業の様子自体も面白いですし、ゲーム中のリアリティを生み出すためにそんな所まで本気になるこの会社は本質的に面白いものを作れるポテンシャルを秘めていると感じるエピソードでした。
挑戦に賛同するもの、家庭を守るために安定の道を進みたい者など社内の思惑もそれぞれですが、このチームが今後どんな困難を乗り越えてどんな作品を生み出すのか、とても楽しみです。
余談ですが、PS1の『バイオハザード』を見て「ほぼ映画じゃん!」と思ったという幕間のお話にも親近感が湧きました。
あらすじ
神様たちが経営するソーシャルゲーム会社「神ゲームス」に就職した妹尾杏奈。セクシー、ワガママアイドル、酔っぱらい、可愛い女の子が好き……。いろんな神と、ブラックで百合? なゲーム開発、はじまります!
あらすじ
――数年前、クリエイターだった久保俊徳を巻き込み、秋葉原は街ごと異世界へと転移した。現在、俊徳はここ秋葉原(in異世界)の片隅にある小さなゲーム開発室を率いていた。だが、エルフや獣人、魔族といった一風変わった制作メンバーは、スキルも足らず、発売延期が繰り返されるばかり。俊徳は考えた。これはもう“ヘルプ”を呼ぶしかないと。これは、異世界におけるゲーム制作と、現世からクリエイターを召喚しようという無謀な計画の実録である。
あらすじ
エロヲタ業界入門まんが! 「情報も才能も関係ないや! やるだけやってみりゃいいんだよな!」。アニメ・ゲーム業界への就職という夢を抱いて田舎から唐突に上京したみうらくん。なんとか潜り込んだ会社の手取りは、なんと7万円だった!? イイコトあったり なかったり、今日も業界で奮闘を続けるみうらくんの毎日を描く、ほぼ実話のオモシロ日記4コマ。各巻に書きおろし「すきまコラム」もどどーんと掲載!
あらすじ
ゲーム業界で、彼らの名を知らないものはいなかった。天才ディレクター、敏腕秘書、神業プログラマー、鬼才サウンドクリエイター、孤高プランナー、カリスマデザイナー…彼ら最強チーム『チーム9』が世に送り出す作品は……筋金入りのクソゲーばかりだった…!!シナガワが描く間違いだらけの萌えないゲーム、お見逃しなく!
あらすじ
女子小学生社長がゲーム会社で大暴れ!?ゲーム制作に夢を抱く新社会人カズハが勤めることになったのは、大富豪の娘・ユリ(女子小学生)が自己満足のために始めた「なんちゃって」ゲーム会社!!優秀な武闘派メイドが、ネットで大人気なイラストレーターや地獄のプログラマー部隊を拉致…もとい勧誘して、むりくり立ち上げたゲーム会社!!全然まともじゃない会社の、ちっともまともじゃないゲーム制作(?)奮闘記!!こんな会社で大丈夫か?大丈夫だ、問題ない!!
あらすじ
おもしろいゲームを作るため、ゲームクリエイトクラブをアケミと立ち上げたアキラ。はたして、みんなが楽しんでくれるゲームはできるのか…!? 『SUN×GIRL』の30M先先生が描く、ゲーム制作青春ストーリー第1巻。
あらすじ
ゲーム制作会社サイバーコネクトツーのクリエイターたちのオリジナルマンガ集! ファミ通.comで連載中のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ『チェイサーゲーム』(原作:松山洋/漫画:松島幸太朗)をテーマに、とにかく面白ければオッケーというなんでもルールの元、クリエイターたちが2日間の制限時間内でスケッチブックに描いたそれぞれの“チェイサーゲーム”を収録。本編の制作秘話や、自身の実話、本編主人公龍也たちのオリジナルストーリー、本編では到底表現できない(?!)ものを描いたマンガなど、より『チェイサーゲーム』を楽しめる内容も満載でお届け! <サイバーコネクトツー参加クリエイター> ●松島 幸太朗:サイバーコネクトツー所属の漫画家。『チェイサーゲーム』作画を担当。過去の主な作品『ショー☆バン(森高夕次 原作)』『ストライプブルー(森高夕次 原作)』『永遠の一手(伊藤智義 原作)』 ●ヒガシ:自社企画制作グッズ・書籍など幅広いデザインを多数手掛ける他、イラストレーター「ヒガシ」としても活躍中。サイバーコネクトツーの(ほぼ)マスコットキャラクター「CCチュウ」のデザインも手掛ける。●ミヨシ:ゲームのタイトルロゴやUIデザインをはじめ、企画書、書籍など各種編集・デザインをメインに行う。イラストレーター「ミヨシ」としても活動する傍ら、最近は展示用フィギュア・ジオラマづくりも手掛ける。●あんけいと:UIデザインをメインにゲーム開発を行う。イラストレーター「あんけいと」名義で活動する傍ら、ゲームディレクターを目指して日々“次のおもしろい”を企てている。●細川 誠一郎:ゲーム『.hack//G.U.』からメインキャラクターデザイナーに抜擢され、それ以降『.hack』シリーズを中心にキャラクターデザインを手掛ける。独創的な世界観で国内外で多くのファンを魅了する。●松山 洋:株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター。『チェイサーゲーム』原作者。代表作『.hack』シリーズ、『NARUTO-ナルト-ナルティメット』シリーズ、『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』。著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』
あらすじ
全ては金のため!? ゲームソフト会社間で繰り広げられる仁義なき戦いを描いて大好評だった表題作ほか、ビジネス短編を集めた傑作選「100億の男」「JUNK BOY」「幸せの時間」などのヒット作でおなじみの国友やすゆき先生が、過去のビジネス中短篇のなかから、お気に入りの5作品をセレクト。ゲーム業界で頂点を目指す野心家プロデューサー、オネエの寿司職人、内定を取り消された新社会人、離婚した妻に部下として使われる平社員、女教師との不倫に陥る中年教師など、立場も個性も違う主人公たちが、社会人としてそれぞれの困難に立ち向かう。コミカルからシリアスまで、国友先生の懐の深さを感じさせる大満足の1冊!