伝説の男、あの黒沢が生きていた!?伝説の男!あの黒沢が生き返った!?福本伸行の最高傑作との呼び声の高い前作『最強伝説黒沢』でホームレス軍を率いて、不良集団と激闘を繰り広げ、永遠の眠りについたと見られていた黒沢。病院のベッドで丸八年の時を過ごした末、2013年、奇跡の復活を遂げる…!!伝説の男が今再び、新たな伝説を創るべく“この世”に生還する!“この世”がろくでもないにも関わらず…だ!!
『喧嘩商売』最強トーナメント出場ファイター16人のエピソードを対戦カードごとにセレクトしたスペシャルエディション!今巻では第1試合・梶原柳剛流、梶原修人vs.喧嘩屋、工藤優作の出場回をセレクト。
日本の代表的な武道のひとつ、合気道。道祖の植芝盛平は「その極意は己を宇宙の動きと調和させ、宇宙そのものと一致させることにある」と語る。本書は、そんな合気道の達人たちの物語を3編収録。第1話『Los Angeles 1985』は、米ロサンゼルスを舞台に日系少女と合気道の達人である老人・明智との交流を描いた物語。明智は第二次大戦中に、その合気道の技ゆえに日系人コミュニティから遠ざけられることとなってしまっていた。その理由とは…。第2話『力vs技』は、外国人力士・甲錦のパワーに手を焼いた協会は日本人力士に合気道を身につけさせようと道場を訪ねるが道場主に断られる。しかし道場主は、ひょんなことから甲錦の襲撃を計画しているヤクザの会話を耳にし、襲撃されている彼の助っ人に駆けつけるが…。第3話『魂』は、合気道を極めるために命がけの特訓を行う男。次第にエスカレートし、ヤクザの抗争の真っ只中へと身を投じていく。それを見た合気道の心得のある刑事は…。巻末には財団法人合気会の組織図、国際合気道連盟加盟国一覧(共に1985年当時)を堂々掲載!
武道とは相手を制すべきもの。そんな武道の中でも合気道は、戦わないことが最終目的であり、本質であった。対すれば相和す、相手と己が一つの流れになると対立がなくなる。つまり合気道は愛気道である。その教えの下、合気道を学んだ橋本竜一は、スウェーデンでの修行を終えて帰国。師である小平の道場で、生徒に稽古をつけて生活することになる。だが帰国した翌日、道場に一人の男が現れ、道場破りを申し出てきて…!?
「友達も敵も、自分がつくるんだよ」両親不在、高校生の姉と二人暮らしの少年・正木梅夫は、キレやすい問題児。中学入学をきっかけに合気道と出会い、徐々に心を開き始める梅だったが…。梅12歳・心の成長&合気道ストーリー、出会いの章。
個人的評価☆1の新黒沢、正直わざわざ読む漫画ではない。 ハッキリ言って、名作と呼ぶにふさわしい前作に泥を塗った長大な蛇足だ。これを読むのは(ベクトルと所要時間が違うが)最強伝説仲根を読むのと同じぐらいつらい。もっとわかりやすく言えば、賭博黙示録カイジの後に(破壊録堕天録等々をすっ飛ばして)直接の続編として24億円脱出編が来るぐらいつらい。 しかし私はごく一部の人にはおすすめだと思う。 その理由は愛生流影の大黒柱にして中盤以降立ちはだかり続ける敵役、神林春樹の存在にある。 実にチンケで不快な手強さが特徴的悪役の彼だが、読んでいて「福本キャラ」のニオイを感じることができる。 恐らくは神林が全福本作品で最後の「生きた福本キャラ」、「福本伸行先生との距離が近いキャラ」になるだろう。彼の言動には作者の血が通っていると私は感じた。 逆に言えば、作者の血が通った福本キャラは神林を最後に消えてしまった。私見だが、最近の福本漫画には舞台装置または客観的観察対象としてのキャラしかいない。 つまり以上のような独断と偏見に満ちた福本漫画ファン視点からの資料的価値が神林、もとい新黒沢にはあり、この漫画がおすすめできるのはこの口コミに賛同できるか、口コミに騙されても寛容な精神で許してやろうじゃないかと言える人ぐらいに限られると思う次第である。 いるかっ…!そんな人間…!