あらすじ
「富と名声を得た男たちは銀座にやってくる。他所では得ることのできない…至福の癒しを求めて――」。花屋でアルバイトをする女子高生・山口花純(やまぐち・かすみ)は、ある時、自分の手がけた花にクレームをつけられてしまう。呼び出された先は、銀座の名クラブ『毬』――。そこで出会うナンバーワンホステス・彩音(あやね)をきっかけに起こる“小さな事件”と特別な運命が、花純のそれまでの人生を大きく変えていくことに……!?
あらすじ
私、田村順子は、1941年東京の巣鴨に生まれました。信州の田舎に疎開中父が亡くなり、酷いいじめを受けたために、姉と共に池袋千早町の叔母の家に預けられたのです。高校生でOLになった姉と一緒に中野区のアパート暮らしを始めました。ちょっと不良していた17歳の時、モデルのスカウトを受け銀座へ行ったんだけど…。相手に会えず、帰りのお金もなくて途方に暮れていた時に、電車賃を貸してくださったのが、森崎達也さん。大手家電メーカーの社長さんだったんです。彼の紹介で、モデルの仕事をし、セレブの生活を堪能させて貰いました。そして卒業後、銀座の伝説になった『妃』のママ・洋子さんのもとでホステスに…。
あらすじ
有名歌手のバック・ダンサーを務めてきた真知子。芸能界で芽が出ないまま、22歳でプロダクションをクビになってしまった。生活のために、振り付け師の森山の仕事を手伝うことに。そこでキャバクラ『KINGS』のショーに出会い、レベルの高さに驚かされた。千葉のキャパクラ『エレーヌ』でダンスの振り付けをするが、4人しか使えず、真知子も一緒に踊ることに。客に注目されて、臨時にホステスもやる羽目になった。ホステスのイロハも知らなかった真知子は、別の店のママにホステス失格だと叱られ、本気で接客の勉強をする決心をする。『ラグーン』に勤め、真知子の振り付け師とホステスの、二重生活が始まった。