伝説のママ・ジルバの店BAROLDJACK&ROSE―――終戦直後から夜の世界で生きてきたホステスたちの高齢BAR。ホステスの平均年齢は70歳以上。人生の酸いも甘いも知り尽くした女たちが最高のおもてなしで、常連客たちを迎える。そこへ飛び込んだ一人の新人・笛吹新(うすい・あらた)、40歳。大手スーパーの倉庫で働く彼女は、恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの崖っぷち人生。リストラで希望の職場も追われ、夢も、仕事も、結婚も、あきらめかけた彼女が、笑い、歌い、踊り、いつの日か忘れていた何かを取り戻していく。昼と夜、二足のワラジで働くことになった、見習いホステス・“アララ”。彼女のシングルライフに、どんな変化が訪れるのか!?
火の国熊本に生まれ育った立花彩香は、普通の女子高生だった。しかし一人の男に裏切られたことが彼女の人生観を変えた。母を病で亡くし進学を断念した彼女は、水商売の世界に身を投じ、男社会への復讐を誓う。
ネオンきらめく水商売の世界で頂点にのし上がろうとする元エリートサラリーマン・流恭次(ながれ・きょうじ)の活躍を描いたお水業界コミック。一流企業の吉沢建設で若きエースと呼ばれる流恭次は、入札にまつわる不祥事の責任を取らされて自主退職する事に。そして自暴自棄になってヤクザに殴られる流は、水商売の世界で絶対的な影響力を持つ男・榊(さかき)に助けられて……!?
同伴、店内飲食、アフター…水商売って、食べるビジネスだ。銀座にある高級クラブのトップキャスト・アンジュ。美食家の彼女が教育係に任命されたのは、落ちこぼれだが食べることが大好きな新人・すずで…!? 同伴でいただく高級寿司から情報収集のためのB級グルメまで、銀座ホステスたちの食事情、ぜんぶ教えます!!
貴重な雑誌連載時表紙カラー復刻版!心も体も富士山のようにでかい青年・富士辰照(ふじ・たつてる)の活躍を描いた表題作と、他3作品を収録した新田たつおのお蔵出し作品集。同級生だった女性・阿蘇(あそ)と、同じ会社に就職しようと上京した巨漢青年・富士辰照。しかし阿蘇は、クラブのホステスになっており、富士はそのクラブの洗い場で働く事にするのだが……!?
テレオペ、ヌードモデル、ホステス……様々な職に就き、日々を暮らす。彼氏はいても、決して「本命」になることなく「都合のいい女」扱い。「猛禽(もうきん)」と命名する「モテ女子」を天敵とし、今日も都会をさすらう江古田(えこだ)ちゃんの「人生いろいろ」……。街角で、酒場で、仕事場で、あなたの隣に猛毒の牙を持つ女性がいるぞ。男と女のこの世界で生き残りたければ、これを読んだ方がいい。女性読者の圧倒的支持を誇る超絶4コマ、登場!
日本どころか世界初(?)、水商売専門の公立高校「都立水商業高等学校」ここに開校!ホステス、フーゾク、マネージャー、ホスト、ゲイバー各科取りそろえて、おミズの明日を拓きます!!開校したての水商は、教師も生徒も手探り状態。普通高校から赴任してきた、フーゾク科担任の田辺を中心に個性的な講師陣や、元気一杯の生徒たち。さらに迫力満点の校長を含め、前代未聞のハイスクールライフを描く異色青春白書!!
ビッグコミック本誌、増刊号にて17年に渡り連載された『銀のしっぽ』、完結記念!! これまで発売された単行本に掲載されていない未掲載分のみ、しかもカラーページを完全再現し、デジタル限定で配信!! バー・シルバーの銀子ママは超天然の癒し系だけど、じつは齢ン百年の銀ギツネ。そんなお店の唯一のホステスなのに毒舌なタマオ(実は化け猫)、聞き上手というより無口なバーテンダーのジンちゃん(実はお地蔵さん)、個性豊かな常連客…… 今宵も癒やしと不思議で楽しいほろ酔い4コマバー、閉店記念の大盤振る舞いです!!
高級飲み屋街の片隅。昼間はお稲荷さんがひっそりと建つその場所に、夜な夜な現れる不思議なバー・シルバー。銀子ママは美人なのに超天然で、どんなお客様でも癒やしてしまうスペシャリスト。じつは、齢ン百年の銀ギツネであることは、お客様にはもちろん内緒。イケメンとブランドをこよなく愛する毒舌ホステスのタマオちゃんの正体はネコ。寡黙で、ときにとんでもないオリジナルカクテルを作ってしまうバーテンダーのジンちゃんはお地蔵様。そんなちょっぴり不思議なバーを訪れるのは、一筋縄ではいかない常連さんから個性的な一見さんまでさまざま。誰もが銀子ママのおもてなしに癒やされて、明日の活力をもらって帰る。飲んで話して笑って、ときには愚痴って泣いて…… 心にたまった澱がゆっくり溶けていく。そんな極上の時間が流れる、4コマバーを一度訪ねてみてください!
花の命は短くて、それでも咲かなきゃ女が腐る。28歳ガケップチ咲かせてみせますお水花――。かつてはNo.1、現在はガケップチホステスの明菜が、六本木の「CLUB PARADAISE」を舞台に魅せる、お水道!
東京新宿歌舞伎町。欲望渦巻く不夜城で、苦難を抱えた者たちを救済する男がいる。 「新宿救護センター」主催、玄秀盛は、大阪屈指の労働者街、西成のガード下で生まれた。父は密入国の韓国人、母は在日韓国人。その後も4人の父と4人の母の元を漂流し、親からの虐待に苛まれた末に道を踏み外し、金の亡者となって悪行を尽くした男は今、かつて犯した罪を贖罪するべく弱者のために日々身体を張る。闇金とグルの男に騙され風俗に堕ちた女、援交客に全裸写真をネタに脅された女子大生、夫の理不尽なDVにおびえる主婦、マフィアに借金で売られた外国人ホステス、風俗の帝王の奴隷にされた元風俗嬢…人生の奈落に喘ぐ者たちに手を差し伸べる「歌舞伎町の狼」の壮絶な生き様を漫画化!!
恋愛経験ナシ、貯金ゼロの貧乏漫画家が知り合ったのは、フィリピンパブで親に仕送りをするフィリピン女性だった。そして、なんとか二人で食事をと思ったら、パブのホステスさんが大挙して押しかけ……しかし、それは彼女の友だちへの彼のお披露目だったのだ。そして、無事に付き合いだした二人。でも、そこに待ち構えていたのは、ビザの期限と彼女の妊娠!! はたして二人は無事にゴールに辿りつけるのだろうか。フィリピンと日本の狭間でさまざまな結婚手続きに翻弄される二人。フィリピンに初めて行けば、警官にワイロを要求され、彼女の実家にたどり着くと、なんと建築中の家が……もちろん著者の負担だ。迫る彼女の出産日……。本書は、著者が知り合ったフィリピン女性に強烈なやきもちを焼かれながら、愛を信じ、二人の幸せのために東奔西走した笑いと涙の魂のコミックエッセイである。読んで絶対損はない。愛は永遠ナリ。
こんな店があったら絶対に通いたい! 40歳の主人公が「若い子」と言われる店で、高齢のホステスたちが毎夜愛のこもった接客をしてくれる。 酸いも甘いも知り尽くした女たちの、明るくて大きく包み込む優しさに、主人公も抱いている不安(40歳独身恋人なし、きつい仕事、貯金なし、田舎の親の心配…)を蹴散らして、これからの生き方を自分で変えてゆく。 読むと年を取ることはちっともマイナスなことではなく、むしろ逆で、プラスでしかないんだと思えます。 アララがホステスたちに影響され新たな生き方を見つけていきながら、同じように将来に希望を見いだせず腐っていた友人をも巻き込んで前を向いて強くなってゆくさまが痛快です。気持ちの変化による見た目の若返りかたも面白い。 後半は店を立ち上げた女性ジルバやくじらママがどのように生きて来たのかを振り返るのがメインです。 この店で働く以上、ジルバという人間のことを知る必要があるのでしょうが、壮絶な生き様を追体験するような感覚があるので読む手が少々重くなります。 40を越えたら自分もこんな店をつくりたいな〜…。