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とにかく、藤川よつ葉の作劇が良いです。
何かしら困っている人(もしかしたら自分自身)を、食と会話で解放する、と言うのは、食漫画の基本なのですが、ここから軸がブレない。全話そうです。一貫しているのです。
これ、「今日もカレーですか」「吉原プラトニック」「女優めし」と続く、すべて同じストーリーなんですね。
最終話の会話
「ごはんってさ…」
「豪華とかおいしいだけじゃない」
「誰とどこでどう食べるか」
「そんな全部で"おいしいごはん"なんだよね」
って、並の胆力で書けるセリフじゃないと思います。
最初話と、最終話が、同じカレー屋で繋がって輪舞曲になっているのも、綺麗な流れで、これまとめられるのは、ホント凄いと思いましたね。
同伴、店内飲食、アフター…水商売って、食べるビジネスだ。銀座にある高級クラブのトップキャスト・アンジュ。美食家の彼女が教育係に任命されたのは、落ちこぼれだが食べることが大好きな新人・すずで…!? 同伴でいただく高級寿司から情報収集のためのB級グルメまで、銀座ホステスたちの食事情、ぜんぶ教えます!!
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