夜の桜新町(さくらしんまち)に続発する奇怪な事件。人外(じんがい)の力を得た者たちの跋扈(ばっこ)、混沌(こんとん)の度を深める桜並木の町――。街の人々の平和を守るため、立ち向かうは、常人離れした女子高生町長・槍桜(やりざくら)ヒメと、言葉を具現化する「言霊(ことだま)使い」五十音(いそね)ことは、人の心を読み取る妖怪「サトリ」の七海(ななみ)アオ、そして真人間の所長・比泉秋名(ひいずみ・あきな)が所属する『比泉生活相談事務所』!新感覚ハートフル・アクション、いよいよ開幕!
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。
capeta
少年は、サーキットという名の“戦場”に征く!小学校4年生の平勝平太(通称カペタ)は、幼い頃に母を亡くし、仕事が忙しい父と二人暮らし。大好きな父を心配させまいと、カペタはいつもガマンばかり。唯一夢中になれるのは、かっこいいクルマを見ながら、運転のマネをするときだった。そんなある日、父が仕事先から持ち帰った“ある物”が、カペタの運命を大きく変えることになる!!
心に龍を棲まわせる18歳の少年・龍星。母の死をきっかけに、義父への不満を爆発させた彼は家を飛び出した。そして、母が死の際に語った本当の父親を探し始めた龍星は自分の父が“嗤う龍”とも呼ばれる超危険人物・鬼龍であることを知り…。超人気格闘マンガ『TOUGHタフ』シリーズの最新作開幕!!!
「不良の聖地」と呼ばれる東京都・達川町(作品内での架空の街)で最強のチンピラと恐れられた九宝龍二(くぼうりゅうじ)。若い頃から喧嘩にあけくれ、素手では負け知らずだったが、ある日ヤクザと喧嘩になり、ピストルで頭を撃ち抜かれ死んでしまう。しかし神のいたずらか彼の魂は16歳の少年の体に乗り移ってしまう。しかもその体は、16年前に捨てた妻・沢渡涼子の息子、沢渡憂作(さわたりゆうさく)であった。龍二は憂作として第二の人生を歩み始めることになる。<目次>#1 俺は誰だ!#2 理想の親父#3 表れた男#4 ムカツクぜ!#5 宇田川の過去#6 こんなモンだ#7 宇田川特効!#8 痛みを知る者#9 貸し借りナシだ
強殖装甲ガイバー
平凡な高校生・深町晶は、謎の物体“ユニットG”を手にした事で無敵の殖装体“ガイバー”となった。ユニット奪還をもくろむ、秘密結社クロノスとの死闘が始まる!!
スカウトを受けた父親の代わりに、江戸の「蟲奉行所」へ赴くことになった田舎剣士・月島仁兵衛。でも一体、蟲奉行所って何をする所?お勤めの内容も知らぬまま、仁兵衛は意気揚々と…。元気と馬鹿力が取り柄の主人公が江戸の町で出会ったのは、個性的な仲間達、素直で可愛い町娘、世にも怖ろしい巨大蟲だった…!!
春日アラタの日常は崩壊現象により異界に消えてしまった。崩壊現象を解明するため王立ビブリア学園に入学したアラタ。だがそこに待っていたのは7人の美少女魔道士だった。ラブコメでときどきシリアスな魔法学園物語
ディープキスがこんなにきもちいのも、”指”でこんなに濡れることも知らなかった…。私はその日はじめて夫以外の人とセックスをした。きっかけは夫の浮気…。マッチングアプリでやって来た彼と、会ったその日にセックス……。子持ち既婚者、男性経験極少の私だったけど、彼のテクニックにトロトロにされて……!?「Hなエッセイ大賞」受賞作品!
『無理無理無理! 幽霊なんて大っ嫌いなのに!』大塚のグルメを紹介する「大塚コンシェルジュ」の美希は、酔うと霊が見える体質になってしまう! もとの体に戻るため、バーテンダーで除霊師の男・黒羽と協力して、大塚に集まる霊や妖怪を退治することになるが……!? 第1話。
パティシエールを目指す柚木心(ゆずきこころ)は、憧れの若き有名パティシエ、黒瀬晴道(くろせはれみち)のお店で目下、修業中。夢は、憧れの晴道の側で一緒に働くことだ。ある日、新作ケーキをホテルに届けに行くと、待っていたのはなんと晴道だった。二人がケーキを乗せたワゴンを運ぶ途中、はしゃいで駆け寄ってきた子供にぶつかられ、階段の上から真っ逆さまに転落してしまう。死んでしまう――! と覚悟したその時、気が付くと心がいたのはなんと江戸時代! ひょんなことから将軍・徳川綱吉の正室に献上する菓子を作ることになった心は、それがきっかけで正室に気に入られ、大奥のパティシエールとして働きだす。大奥で様々な事件に巻き込まれつつも、いつも陰から誰かが助けてくれる。いったいその人は誰なのか。そして心は、元の時代に戻れるのだろうか? もう晴道に会うことも叶わないのだろうか?夢を追う男女のタイムスリップお仕事ファンタジー。
普段から、多浪生と見間違えられるほどしょぼくれた格好をしていても、特にとがめられない仕事についている為か、梅雨や真夏のスーツの苦しみを味合わずに済んでいます。ただ、スーツ姿の同級生と出会うとあまりの見栄えの違いに居心地が悪さを感じてしまう30代。彼らにはもう、嫁も子どももいるのですよ! そんなサラリーマンの戦闘服・スーツをテーマにした漫画が『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』です。ナポリ伝説の職人で“ミケランジェロ”とも称された故マリオ・サントリヨ唯一の弟子・織部悠が、様々なトラブルを抱えた依頼人の悩みを、その卓越した腕で解決しいくオムニバス作品。いうなれば、仕立て職人版の『美味しんぼ』といったところ。仕立ての知識はもちろん、時計や靴といった服飾の知識、同じヨーロッパ圏ということで一緒くたにしがちな、イタリア、フランス、イギリスのスーツに対する考え方の違い、さらにはヨーロッパ文化と日本文化の差異にまで話は広がり、知識欲を多いに満足させてくれます。スーツが話の柱と聞いて、正直、長い連載にならないと思っていました。ネタがすぐに無くなってしまうだろうと思っていたからです。それが『王様の仕立て屋』は、今連載中のシリーズ『王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~』と合わせるとすでに35冊以上にもなる長期連載になっているのです。 それはもちろん、仕立てというジャンルの奥深さがそうさせるのでしょうが、魅力的なキャラクターに依るところ部分も多いと思います。ちょっと老成してる悠の周りには、変わったキャラクターが数多くいます。中でも女社長ユーリア率いるカジュアルブランド・ジラソーレ社はどこを見ても(一癖ある)美女ばかり。往々にして彼女らに流されて巻き込まれてゆく悠に若干の嫉妬を感じます。名言や歌を用いた細かなネタに、細かに挿入されるギャグがリズム感を生んで、長いウンチク部分も冗長にならずあれよあれよと読み進められる、稀有な作品だと思います。 この漫画のお陰でコーデュロイやビキューナ(超高級素材。Amazonで調べたら掛け布団が800万円を超えていた!)、とこれまでの生活では全く知る由もなかったスーツの世界を垣間見ることができました。ただ、それを実践するのには気が遠くなるほどの金額が必要なのです…。