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中国マフィアを圧倒的な強さで殺害していくサングラスの謎の男。果たして彼の正体とは。
「もう辞めてやる!」辞表を握りしめた新米女性警察官・川合の交番に、なぜか刑事課から超美人の藤部長が配属されてきた。岡島県警(の男性陣)を絶望におとしいれるコンビの誕生である。某県警に勤めること10年、隠そうとしても漏れ出てくる作者の本音がヤバい! 理不尽のち愚痴、時々がんばる、誰も見たことのない警察漫画。※労働基準法は警察官に「一部」適用外です。
龍崎イクオと段野竜哉は、最愛の人を亡くした15年前の事件をきっかけに、ある巨大組織に守られた男への復讐を誓う。因縁の男を探し出す為に、そして復讐を果たす為に、龍崎は刑事になり、段野は極道になった。二人が追う男が身を置く巨大な組織、それは……日本の警察機構!読む者の心を揺さぶる本格ポリス・エンターテイメント、第1巻!!
善悪とか倫理とか道徳などは、感情を前にすると途端に脆弱になる。 良い悪いなんてどうでもいい、許せない、その気持ちわかる。復讐すべきだ!! 昂った感情が抑えられなくなる。 最愛の娘が強姦される。加害者は権力者の息子達。被害者である娘は誹謗中傷され、自ら命を断つ。 そんな酷いことあってたまるか、許せない。同じ目に合わせてやれ。 復讐を誓ったキム・ジンを非難することなどとてもできない。だって、そうすべきだと思ってしまったから。 加害者は徹底的に憎らしく描かれており、悪い奴が制裁を受ける快感もある。 同時に、キム・ジンが幸せな家族の夢を見る場面も描かれており、復讐したところで幸せは戻らないことも痛感させられる。 だからと言って「そんな虚しいことはやめろ」なんてとても思えないのだ。 途轍もない悲しみに包まれたとき、道徳や倫理に従って行動できるひとなんているのだろうか? キム・ジンを英雄として祭り上げる気持ちがわかってしまった以上、わたしには善悪なんて論じる権利もない。 祭りのあとのような虚しさが残った。 韓国漫画ってソリッドでかっこいい。過剰なまでに無駄を省いた鋭さや硬質さが魅力的だなあと思います。