あらすじ

刑事からチョ検事親子の死が事故ではなく、スヒの父親が殺したという事実と、彼が国家情報院の秘密作業員と聞き、最初は強気だった学生たちも動揺が隠せなくなっていた。だが、ヨン・ジウン会長の孫ヨン・テホは「俺の祖父は金持ちでボディーガードついている」と恐れを知らずにいた。刑事は「君の祖父が財力で敵なしなら、彼は暴力の世界で敵はない、そんな彼は闇の中で隠れ、血に飢えた野獣だ。もし出会ったらどちらが不利になるかよく考えてみるんだね」と警告をした。そう、血に飢えた獣、復讐者ジンは次のターゲットの元に向かっているのだから
掃除屋K 1
中国マフィアを圧倒的な強さで殺害していくサングラスの謎の男。果たして彼の正体とは。
掃除屋K 2
警察に呼ばれたジンは担当捜査官と会うも、彼は加害者側を庇う。その理由は加害者団体と面会した時にわかった。そこにはそうそうたる権力者達の顔ぶれが揃っていた。
掃除屋K 3
権力者たちの身辺を徹底的に洗い出すジン。一方スニは同級生達から心無い言葉を浴びせられていた。同級生達の非道なイジメに限界が来るスヒ。ジンの携帯電話に「さようなら」とメッセージが入る。
掃除屋K 4
ジンの必死な携帯電話の呼び出しも間に合わず、スヒは屋上から身を投げる。そしてジンからチョ検事のスキャンダルを受け取ったユン記者だが、自身の借金から正義を曲げる行動に出る。
掃除屋K 5
火葬されてゆくスヒを、呆然とながめるジン。そんな中チョ検事からの電話が鳴る。"個人情報保護法、信用情報違反で逮捕してやると脅してくるチョ検事。
掃除屋K 6
ジンの娘の自殺の知らせを知り喜ぶイ・ウンギョン、そして性犯罪が多いのは女性側に問題があると演説をするナム・ソンギョ牧師…そんな中、ジンは復讐の準備をする為にとある場所に向かうのであった。そして今、彼の復讐劇が開始される!!最初は貴様の息子だ!!!
掃除屋K 7
目には目を歯には歯を… ヨンミンの帰りがあまりにも遅く、心配する母にたいしてそこまで心配していない父チョ・ジェヨン検事だったが、電話先からは全く知らない声が・・その声は、復讐者となったジンだった。
掃除屋K 8
チョ検事の訴えを静かに、だが強い意志で言い返すミン室長。 「あなた達のした事を私たちは知っている、だから今回の件は静かに終わらせましょう」 ふざけるな!許さないと逆上するチョ検事はとある人物へ連絡するのだった…
掃除屋K 9
今後の対策を練るチョ検事達、思うように話が進まない中遅れてきたヨン会長が思わぬ人物を連れてくる… そして、山の方へ逃げたヨンミンはその道中あるものを発見するのだった…
掃除屋K 10
次なる復讐の準備を進めるジン。 だが、ミン室長からチョ検事達の目論見により追い込まれた立場になったことをミン室長から知らされる。そんなジンに更なる不幸な知らせが届く…
掃除屋K 11
ハクス部長が用意した部隊は予想をはるかに超える人数だった。一人の敵に対してかなりの大人数の為油断する兵隊達。それは甘い考えだったと後に思い知らされるのだった。
掃除屋K 12
ハクス部長達を圧倒的な強さで壊滅状態に追い込んだジン。応援を急がせようとするハンス部長だが彼らは拉致されたヨンミンを救出しようとしていた。そのヨンミンの背中には・・
掃除屋K 13
ハンス部長との攻防で深手を負い、さらに娘だけではなく母まで失ってしまったジンは更なる復讐心を燃やす。 そんな中、捜査隊のパク達は何故老女(キムの母親)があのような場所に居たのか分からない状態だったが、ある報告により状況は一転する。
掃除屋K 14
キム・スヒ集団強姦事件を調べる内、加害者側の親がエリート層の集団であり、チョ検事自身がジンに逮捕令状を出している事などを徐々に調べ上げていくパク刑事達。 そんな中、ジンは復讐を確実にやり遂げる為にターゲット達の行動を緻密に調べ上げていき、次なる獲物を決定する。 その人物とは…
掃除屋K 15
ジンがパク・ヒョンビという偽名を持っている事、チョン検事に指名手配されている事など捜査隊のパク達はジンについての情報を徐々に整理して明らかにしていく。 対策を練ろうとしたまさにのとき、チョ検事が拉致されたと、悲報が届く!
掃除屋K 16
憎むべきチョ検事に、過酷で残忍な拷問を繰り返し、スヒと母親の苦しみをじっくりと味合わせるジン。そんな中、謎の人物からもすぐ警察が来ると、警告が携帯電話に入る。「もっと苦しみを味合わせたいがもう時間がない」そして、ジンはチョ検事に銃口を向ける…
掃除屋K 17
国家情報院により、捜査線を外されてしまったパク班長達。だが、まだあきらめたわけではない「キム・スヒ集団強姦事件の線から捜査開始、そこからジンを追っていこう」と闘志を燃やすパク達。 さあ、「正義のために」調査続行だ!
掃除屋K 18
刑事からチョ検事親子の死が事故ではなく、スヒの父親が殺したという事実と、彼が国家情報院の秘密作業員と聞き、最初は強気だった学生たちも動揺が隠せなくなっていた。だが、ヨン・ジウン会長の孫ヨン・テホは「俺の祖父は金持ちでボディーガードついている」と恐れを知らずにいた。刑事は「君の祖父が財力で敵なしなら、彼は暴力の世界で敵はない、そんな彼は闇の中で隠れ、血に飢えた野獣だ。もし出会ったらどちらが不利になるかよく考えてみるんだね」と警告をした。そう、血に飢えた獣、復讐者ジンは次のターゲットの元に向かっているのだから
掃除屋K 19
ナム牧師に復讐を果たしたその夜、非通知で掛かってきた電話の相手はミン室長だった。彼が役職を解任されたこと、ヨン会長とセフン室長が裏金で繋がっている事実を知り憤怒するジン。だが、ミン室長から「君は君の復讐に集中してくれ、こちらは私の復讐だ」と今まで以上の協力を約束したのだった。
掃除屋K 20
三人目、ソ議員を始末され焦りと恐怖で錯乱状態になってしまうイ長官。だが、追い打ちをかけるように復讐鬼ジンから奈落への招待状がネット上に投稿されてしまう。
掃除屋K 21
ジン達が投稿した動画により、世間では「犯罪者」掃除屋Kが「英雄」掃除屋Kへと変わり始めていた。そんな中、ユン記者は悩んでいた。 ミン室長から渡された「セフン国家情報院長収賄」の情報を記事にするのか、しないのか…そして、ある者達の言葉により決意を固める…
掃除屋K 22
セフン国家情報院長収賄が報道され、更にジンの英雄度が世間の一部で上がっている中、ヨン・テホ達(ヨン会長の孫)の情報がミン室長ネット上で流された。 その影響で彼らに世間からの制裁の手が伸び始めた。
掃除屋K 23
ジンの変装を見破り現場に急行するジニョルだが、その間もイ長官の警備についていた者は一人また一人と倒されていく。そして、とうとう彼がイ長官の前に現れた。だが、イ長官は護身用に手に入れた拳銃を隠し持ち反撃する。
掃除屋K 24
任務を完了したジンは速やかに現場を離脱する。たった一人に翻弄される警察と国家情報院。進退を問われだした両者は、それぞれの威信をかけてジン追跡を更に苛烈にするのであった。
掃除屋K 25
着実に復讐をこなしていくジンであったが、その身体はすでに限界が来ていた。網膜剥離を起こし、失明の危険を背負てもなお、彼は復讐の道を歩む。
掃除屋K 26
ジンとミンの攻勢により、賄賂を受け取ったユン記者や検事の元へ次々と警察のメスが入る。因果応報、このまま悪の根を絶てるのか。
掃除屋K 27
足を引っ張り合う大統領府と検察。泥沼の暴露合戦の中、ジンは静かにヨン会長の別荘へ忍び寄る。
掃除屋K 28
孫たちの身の危険を感じたヨン会長は、自身の別荘へ呼び寄せた。対ジン戦の特殊部隊も到着し、いよいよ復讐劇もクライマックスを迎える!
掃除屋K 29
屋上から潜入したジンと、圧倒的多数のヤクザ達との銃撃戦がついに始まる!四方八方から襲い来る敵に対し、一人一人確実に仕留めていくジン。そんな中パクが不敵な笑みを浮かべ、謎の行動を始める。
掃除屋K 30
圧倒的不利にも関わらずヤクザ達を壊滅していくジン。そんな中、学生たちを囮にするという非情な罠をしかけるパク。同時に遂に特殊部隊が動き出した!四面楚歌のジン、どうする!
掃除屋K
善悪や道徳の脆弱さを突き付けられる
掃除屋K SJW’&HSS
野愛
野愛
善悪とか倫理とか道徳などは、感情を前にすると途端に脆弱になる。 良い悪いなんてどうでもいい、許せない、その気持ちわかる。復讐すべきだ!! 昂った感情が抑えられなくなる。 最愛の娘が強姦される。加害者は権力者の息子達。被害者である娘は誹謗中傷され、自ら命を断つ。 そんな酷いことあってたまるか、許せない。同じ目に合わせてやれ。 復讐を誓ったキム・ジンを非難することなどとてもできない。だって、そうすべきだと思ってしまったから。 加害者は徹底的に憎らしく描かれており、悪い奴が制裁を受ける快感もある。 同時に、キム・ジンが幸せな家族の夢を見る場面も描かれており、復讐したところで幸せは戻らないことも痛感させられる。 だからと言って「そんな虚しいことはやめろ」なんてとても思えないのだ。 途轍もない悲しみに包まれたとき、道徳や倫理に従って行動できるひとなんているのだろうか? キム・ジンを英雄として祭り上げる気持ちがわかってしまった以上、わたしには善悪なんて論じる権利もない。 祭りのあとのような虚しさが残った。 韓国漫画ってソリッドでかっこいい。過剰なまでに無駄を省いた鋭さや硬質さが魅力的だなあと思います。