あらすじ百姓一揆やモリソン号の来航など、内政と国防への対処に迫られた水野忠邦だが、改革は失策だった。幕府の権威が失墜する一方、薩長などの西南雄藩が藩政改革を成功。大陸では清国がアヘン戦争後に欧米列強に侵略され、時代は「蛮社の獄」で囚われた渡辺崋山らが危惧した方向へと進む。【目次内容】序章 内憂と外患と/第一章 雄藩への道/第二章 水野忠邦の登場/第三章 天保の改革/第四章 幕政の混迷と忠邦の失脚