あらすじ醍醐天皇以降の地方政治を国司に任せて律令制を維持しようとした王朝国家体制は、地方勢力を拡大させた。東国に平将門、西国に藤原純友といった指導者を生み出し、反乱を招く結果となった。親政を復活させた村上天皇が国家の立て直しに努める一方、廷臣たちは優雅に遊び暮らし、貴族文化を発展させてゆく。【目次内容】序章 将門の首/第一章 将門・純友の乱/第二章 兵たちの夢/第三章 天暦の治