あらすじ「自分が介護を志した頃のことを思い出してみて」――恩田百太郎(おんだ・ももたろう)の起こした波が、主任や事務長を動かした。介護の仕事に誇りを持ち、自分たちが本当にやりたかったケアをすること――。しかし、そこには「法律」「制度」「役所」の壁が大きく立ちはだかっていた!介護士と入居者が一緒になって作り上げる新しい施設を目指して、百太郎たちは走り出す!
とにかく熱い男の百太郎の魅力満載の漫画。 勉強もできない、落ち着きもない、そんな百太郎が一緒に住んでいたチャキチャキのおばあちゃんが滑って転んで足を骨折して入院したところから、介護に興味を持ち、色んな老人と接して失敗しながらも、ヘルパーとして成長していく物語。 痴呆老人をいつしか人間として、家族として見ることができなくなった人達の目を覚まさせてくれる。 ただ、自宅での介護の現場は、頑張らなくてもいいと言われても頑張ってしまう、超高齢社会に向かっている日本は、今後どうなっていくのか・・・? 百太郎の言葉に涙が溢れる。 2巻読了。