3機の異なるマシンが合体、変形するロボットアクションの元祖『ゲッターロボ』。ゲッター線を発見した早乙女(さおとめ)博士は、それをエネルギーとするスーパーロボットを開発する。地底魔王・ゴール率いるハチュウ人類の攻撃を警戒する早乙女博士は、武道大会に乱入し、大暴れした空手家の少年・流竜馬(ながれ・りょうま)にスーパーロボットの操縦者として白羽の矢を立てるが……!?
山田風太郎の傑作小説を原作に、石川賢のイマジネーション溢れる世界が新たな物語を紡ぎ出す!!寛永十四年十月、突如として島原に起こった百姓一揆は、たちまち変幻不屈の切支丹(キリシタン)軍となり、原の城に立て籠もる。この一揆を率いたのは、弱冠十六歳の天草四郎時貞と老軍師・森宗意軒(もりそういけん)。十二万四千の幕府軍に、三万七千の切支丹軍で戦った。約5ヵ月の攻防の末、ついに天草四郎は首級をあげられ幕府軍の前に敗れる。しかし、天草四郎は死してはいなかった……。“魔界転生”と呼ばれる秘術を用い、異形のモノを宿した天草四郎は地獄の底から蘇る。宮本武蔵、荒木又右衛門(あらきまたえもん)、宝蔵院胤舜(ほうぞういんいんしゅん)ら名だたる剣豪を魔界から転生させる、天草四郎と森宗意軒の目的とはいったい!?
南米の紛争地帯で、敵を倒すことに無上の喜びを噛み締める傭兵がいた。マッド・ドッグ(狂犬)と恐れられる岩鬼将造(いわき・しょうぞう)曹長は、戦いのなかで、岩鬼組組長である父親がデス・ドロップ・マフィアという組織によって暗殺されたことを知らされる。しかも、直接手を下したのは岩鬼組の裏切り者組員・倉脇重介(くらわき・じゅうすけ)であることも……。帰国した将造は、戦場土産の兵器を片手に倉脇の元へ、落とし前をつけに向かう。石川賢の代表作として名高い、超ド級バイオレンス・アクションがついに登場!!
“科学技術の発達に人類の進化がおいつかなくなっており、このままいけば機械文明に人類が滅ばされてしまう”と考える科学庁国際科学研究所・来留間源三博士は、人工的に進化させた新人間(ニューマン)の開発に心血を注いでいた。来留間博士の息子・慎一は、父・源三が研究材料として集めた猿のチーコやライオンのキング、ゴールドと平穏な日々を過ごしていたが……。
山岸獏(やまぎし・ばく)の予知に従って東京湾第十四新夢の島を訪れた流拓馬(ながれ・たくま)。二人のもとに墜落してきたゲッターD2に乗り込んだ拓馬は、そこに現れた敵・ゾルドXXと戦闘を始めてしまう。操縦法を学んだわけでもないのに、強化服を装着せずゲッターを自在に操る拓馬。彼が流竜馬(ながれ・りょうま)の息子だと知った神隼人(じん・はやと)は、拓馬を守るためゲッターアークの出撃を決断する。
とある山の中。暴漢に襲われ逃げ惑う人々を救った剣豪・宮本武蔵。江戸へ向かおうとしている彼が旅の途中で出会った男もまた宮本武蔵を名乗るのだった。「宮本武蔵」に向けて立てられた謎のお触書と、全国から集まった「宮本武蔵」を自称する人物たち。それは幕府の屋台骨を揺るがす陰謀の始まりだった。歴史に独自の解釈を加えた壮大なエンターテインメントが今、幕を開ける。
神隼人(じん・はやと)のもとに、かつて共に学生運動をしていたメンバーと、その新しいリーダーとなった従兄弟の竜二(りゅうじ)が訪れる。隼人の冷静な頭脳をほしがる竜二達は、圧倒的な力で隼人をねじ伏せ、飛行訓練中のベンケイが駆るゲットマシン3号を攻撃する。竜二達に連れ去られた隼人は、竜二のバックに百鬼帝国がいることを見抜くが……。
高校陸上大会で10000メートル、5000メートル、砲丸投げなど10種目にエントリーしていた一文字號(いちもんじ・ごう)。特に目立つ成績ではなかったが、通路で突如、2人組の男達と居合の達人から命を狙われる。からくも逃げ切り、帰宅した號だったが、今度は銃火器で武装した謎の男に襲われて……。永井豪と石川賢が挑むゲッターロボ・サーガ第3弾!!
夭折の天才作家・芥川龍之介と“闇”“魔”を視覚化する漫画家・石川賢の夢の邂逅。収録作品のうち『羅生門』『蜘蛛の糸』『トロッコ』は原作の世界観をより分かりやすく、本作を読んだ後に原作を読めばより作品世界への理解が深まるアプローチであるのに対し、『新羅生門』は『羅生門』を独自の解釈で大きく拡げ、自身の作品世界へと昇華させている。芥川の小説作品をベースに、イマジネーション溢れる石川ワールドは必見!!
時は戦国、永禄5年(1562年)。越後に上杉謙信、甲斐に武田信玄、小田原に北条氏康、尾張に織田信長と、日本の国土は網目のように分裂し、戦いの日々が続いていた。百姓の子として暮らしていた犬塚信乃は、侍になり天下取りを夢みていた。ある日、無数の死体が転がる戦場跡で犬山道節と出会う。道節は黄金城(里見城)を追っていた。『南総里見八犬伝』に着想を得、独自の作品世界を構築した『魔空八犬伝』がいよいよ登場。
石ノ森章太郎の原作を元に、白土三平に憧れ漫画家を目指した石川賢のイマジネーションあふれる新たな『変身忍者嵐』が登場!!血車党(ちぐるまとう)の平和のため秘法を用い数多くの化身忍者をつくってきた嵐鬼十(あらし・きじゅう)。しかし、その意に反し、いまや血車党は富士山麓の村々を次々と壊滅させ、日本征服をたくらんでいた。父、鬼十の思いを汲んだ息子ハヤテは、自ら化身忍者となることを申し出て、変身忍者嵐となる。そのころ血車党の本拠・ドクロ館に忍び入った幕府隠密・伊賀忍法の名人、タツマキは血車党のおそるべき新兵器の実験を目の当たりにしていた……。
元和元年の夏。大坂の陣に敗れた真田幸村の首を得た服部半蔵率いる徳川方の忍びの前に、不思議な術を使う霧隠才蔵ら真田十勇士の一味が立ちはだかった。時を同じくして、マグニチュード8の大地震が日本全土を襲ったそのころ、九龍城の城主・無幻大権は「竜」を飛ばしてならないと息子・弥勒に告げる。大地震と「竜」の関係とは!?そして真田幸村の驚くべき正体とは!?著者・石川賢入魂の『虚無戦記』シリーズの第一作にして傑作。
『風の伝承者』『ダンデ・ライオン』などを手掛ける若桑一人をシナリオ協力に迎え、少女の復讐の物語を縦軸に、禍の過去にまつわる因縁を横軸に描いた『禍MAGA』。作品に流れる独特の空気や匂いまでをも描き込んだ、迫力に満ちた筆致が石川賢独特の世界を紡ぎ出す。その肉を食らえば不老不死になるという伝説の怪物・禍は、戦闘に敗れ2000年以上の時をタクラマカン砂漠の地下で過ごしていた。タクラマカン砂漠の朽ち果てた寺院で見つけた古文書を研究していた考古学者の父を持つ少女・志倉楓は、父の残した研究から禍の存在を知り、ヤン博士と共にタクラマカン砂漠の地下、1600メートルの地点へと向かう。そこには片目を潰され、四肢をもがれた禍が封印されていた……。
江戸時代末期、鳥羽・伏見の戦いで大敗を喫した幕府軍はこのときから逆賊となった。薩長を中心とする官軍は錦の御旗を立て、徳川幕府を壊滅するべく進軍を開始。関ヶ原の戦い以来、徳川家に仕えてきた小栗藩は、官軍に寝返った周囲の藩に囲まれ孤立していた。幕臣の勝海舟に相談したところ、勝の用心棒を名乗る馬並平九郎を紹介される。海洋塾で西洋学・兵学を修め、西洋兵器に明るい平九郎は、最新の近代兵器で武装し、官軍と渡り合うというのだが……。幕末を舞台にした石川賢の個性あふれるアクション巨編、堂々の開幕!!
戦国時代の名将・武田信玄に仕える土屋庄三郎の家系は、何代にもわたり惨劇がつきまとっていた。庄三郎の父・庄八郎も、乱心の末、母と伯父と共に失踪。そして庄三郎自身も、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、深紅の布を売る男から「あなたが救われる道は纐纈城にしかない」と告げられる。庄三郎は国抜けをし、信玄は鳥刺の高坂甚太郎らを追っ手として差し向けるのだが……。陰惨怪奇にして神秘的色彩の濃い国枝史郎の『神州纐纈城』を鬼才・石川賢が渾身の筆致でコミカライズした第1弾!!
体は小さいが腕っぷしは強く、まがったことが嫌いな勝小吉(かつ・こきち)を父に持つ麟太郎(りんたろう、後の勝海舟)。7歳の時、江戸城西の丸に仕える阿茶の局(あちゃのつぼね)の推挙により、将軍家血筋・初之丞君(はつのじょうぎみ)の小姓にとりたてられる。しかし、息子の出世が嬉しかった小吉は酒に酔って喧嘩をしてしまう。せっかくの宮仕えの話がなくなった麟太郎だったが……。維新の動乱に際して江戸百万の生命を守りぬいた英雄にして、坂本竜馬をはじめ幕末の志士達に多大な影響を与えた勝海舟(かつ・かいしゅう)の豪快なる生涯を、辻真先の原作を元に異才・石川賢が迫力満点に描く歴史大作!
百鬼帝国の脅威が消え、ハチュウ人類はマグマ層に沈み、ひととき平和の訪れた早乙女研究所では、新ゲッターの開発とゲッターGの整備が行われていた。そこに異様な目つきをしたリョウ、ハヤト、ベンケイが現れ、ゲッターGを強奪する。早乙女研究所に向かっていた流竜馬(ながれ・りょうま)達ゲッターチームは、突然ゲッターGに襲われ、からくのところで逃げ切る。その足でゲッター博物館に向かった3人は、博物館におさめられてから一度も動かされていないゲッターロボに乗り込み、ゲッターGに立ち向かうが……。
強力なエネルギーを持つ幻の鉱石・ニュープラトン。その存在の鍵を握る男は、家族を目の前で殺され、五体をバラバラにされながらも生かし続けられるという責苦を受けていた。孤独な拷問のなかで念動力を目覚めさせた彼は、自らの体を縫いあわせサイボーグ化することで壮絶な復活を遂げる。尋問に訪れた敵を強力な力でねじ伏せ、広い宇宙へと飛び出していく彼を待ち受ける運命とは!?石川賢が壮大なスケールで描いた『虚無戦記』シリーズを構成する一大SF巨編。
世界中の武闘家抹殺を企む謎の格闘家、武帝王とは!?世界統一武道大会をエサに、戦慄の魔王街へとおびき寄せられた戦士たち……。ゲームソフトでおなじみの戦士たちが今、新たな戦場を求めてたち上がる!!
荒廃した地上を舞台に鬼才・石川賢が描くバイオレンスアクション。名護屋の城を落とし、西の寺を次々に攻め落とす魔蝋軍の関東進攻がはじまった。関東を治める者は宇宙をも治めるという。西の正願寺、最後の砦・空蓮寺の空海坊爆烈は、肉眼では捉えらないほど速い動きが破壊力を生む拳法──爆烈拳を駆使し魔蝋軍に立ち向かう。
某大学に通う中畑建吉は、食うものも食わず、バイトしてようやく手に入れた大人のオモチャを寮に住む先輩に使い倒されてしまう。失意のなかにいる建吉の前に、奇妙なセールスマン・魔屋人幻が現れ、大人のおもちゃを勧める。とまどう建吉に、魔屋は持ってきていたトランクから、どんな男も満足させる機能を持った高性能アンドロイドを見せるのだが……。石川賢が美少女ヒロインに挑戦したラブコメディ、ここに開幕!!
ギャンブラー・丈苦万太郎(「冗句万太郎」と表記の回もあり)が、麻雀やパチンコなどの博打から釣りやビリヤードに到るまで、ありとあらゆる勝負を繰り広げるショート・ギャグ。
天正九年(1581年)9月6日、天正伊賀の乱。織田信長の次男・信雄を総大将とした織田軍6万の大軍勢が伊賀を襲った。壬生野城を落とし、佐野具嶺(さなごみね)へと進軍、国中に火を放ち女・子供を容赦せず殲滅させた。9月10日、戦果の見物に訪れた信長を屍と化して待っていた五右衛門が単独で襲う。首を奪(と)ったかに見えたが……。「自分と名字が同じ『石川五右衛門』を描きたい」と「五右衛門 忍者説」に着想を得、情熱を傾けて執筆されていた石川賢の遺作を電子書籍化!!
明治37年(1904年)の日露戦争を舞台に、田村少佐率いる特殊科学兵器部隊の破天荒な活躍!