闘魂プロダクション マンガの描き方

マンガの描き方はわからないけど、小林まことらしいギャグが詰まっている

闘魂プロダクション マンガの描き方
名無し
1年以上前

マンガの描き方という題ですら小林まことのギャグなんだろうなと思うくらいマンガの描き方については何も学べない。けど、そんなことは気にならない。 人気実力ともNo.1 描けば雑誌が売れる 年収7億の漫画家Kの話だが、すぐ原稿をほっぽり出して逃げ出したりする。編集に捕まって描いたマンガも見開きページの連続の斬新(手抜き)マンガみたいなギャグが満載。ある意味では、こうして俺はマンガを描いてきたということなのかもしれない。 自伝マンガとしては青春少年マガジンの方が内容は詰まっているがシリアスなテイストもあった一方で、小林まことのマンガ家生活を完全にコメディとして仕立てたのがこの漫画かもしれない。 ちなみに『What’sMichael?』のマイケルのモデルになった猫が「青雲の志・苦闘編」に出てくる。

あせびと空世界の冒険者

表紙の雰囲気がすでに最高

あせびと空世界の冒険者
mampuku
mampuku
1年以上前

・謎めいた力を持った美少女と ・未知のテクノロジーが眠るとされる古代島を目指し ・空に浮かぶ島々を巡り、飛行艇で世界を駆ける冒険ファンタジー。 グ○ブルかな?冒険よくばりセットみたいな。 ヒロインがアンドロイドというのも良いですね。憎からず思っている主人公に対するその気持ちは果たして本物の感情なのか…ベタだけど萌えます。

2001+5~星野之宣スペース・ファンタジア作品集~

未完ながら読み応えのあるSTARSHIP ADVENTURE Star Field が収録されている

2001+5~星野之宣スペース・ファンタジア作品集~
なまこデラックス
1年以上前

STARSHIP ADVENTURE Star Fieldが収録されている。スーパーアクションで連載していたようだが休刊してしまい未完になってしまった作品。アーサーワールドの1〜3話とさそり座の赤い星1話の合計4話が収録されている。 1万年以上前のものと思われる2つの宇宙船が火星-木製間小惑星帯から発見され、1つは星々を滅ぼそうとする悪の宇宙船、もう一つが星を守ろうとした宇宙船で、間違って悪の宇宙船を起動させてしまい本国に通信を許してしまった…っていうスペースファンタジーの王道的な内容。宇宙船での戦いが緻密ながら迫力のある描かれ方をしていて面白い。 だからこそ未完なのが惜しいが、それでも面白いことには変わりがないのでSFファンには読んでもらいたい作品。アーサーワールドで一応一区切りになっているので、そこまでモヤモヤしないというのもある。 『2001夜物語』の番外編「夜の大海の中で」も収録されている。番外編ながらこれだけ読んでも面白かった。

せっかち伯爵と時間どろぼう

「かってに改蔵」の頃を思い出させるテイストの久米田的コメディ

せっかち伯爵と時間どろぼう
名無し
1年以上前

装丁がとてもスタイリッシュでカッコ良いので久米田康治とははじめ気づかなかったが、読んで見ると幅広いネタをバンバンぶち込んでくるところとかは変わらずの久米田作品でした。下ネタの量も増えたので「かってに改造」の頃を思い出す。 時間を移動できる代わりに人間の時間に換算すると1年しか生きられないが故に時間を無駄にする男を許せないサンジェルマン伯爵と、水滴が口の中にいっぱいになるのは何滴だろうって数えたりするほど時間を無駄に使う時只卓のせっかちとマイペースの2人が喧々諤々しているギャグ漫画。久米田康治ファンなら間違いなく好きだと思う。

ポケットモンスタースペシャル

今年の映画はすごい!!!!!!!

ポケットモンスタースペシャル
名無し
1年以上前

ポケモンは今年で映画20作目!!!!! そして、なんと、サトシとピカチュウの出会いから!?!? 赤緑をやった大人の皆さん。 金銀までやった20代後半のみなさん ルビーサファイヤまでやった20代前半の皆さん!! そして、サンムーンから好きになったお子さんまでみんなでみにいきましょう!!!!

ムルチ~三隅健作品集~

日常から少しはみ出した、本当にありそうなファンタジー

ムルチ~三隅健作品集~
名前はまだない
1年以上前

三隅健先生の奥様があとがきに「なんだかどこかで本当にありそうな感じ、だけど変わっている」と三隅健先生の作品を表していますが、まさにその通りだなと思います。 表題作の『ムルチ』は「ムルチは人がさわると1週間で死んでしまうんで…」という書き出しで始まりますが、ムルチとムルチに触ってしまった女の子と高校生の話。架空の動物を巡るストーリーながら、その動物がいる世界がきちんと作られていて、彼らの焦りや優しさや驚きがとても伝わってきて面白かったです。 あとは『ブルーハワイ島』がとても好きで工業廃水に乗って町に流れる川を降って海へ行きハワイを目指すといういかにも登場人物の小学生たちの無鉄砲さが全開のストーリーでこれもすごく好きでした。

へんなねえさん

SFテイストのエロコメディマンガ

へんなねえさん
名無し
1年以上前

美少女の淫らな姿が満載のマンガではあるんだが、その淫らさを演出する手法がSF。そういう意味では攻殻機動隊(士郎正宗)のエロ回を彷彿とさせるものがなくはないと言えるかもしれない(あまり自信はない) 単発的に女の子のSF的エロを描く漫画かと思いきや最終的に微妙に繋がってきたりして侮れないところもある。 表題にもなっている「へんなねえさん」は一人っ子として15年生きてきたのに家に帰ってみたら姉がいる。しかも背中にチャックがある…という感じの話で、へんなねえさんの正体は早速明かされるのだが、クライマックスに当たる「へんなねえさん」の3話目ではなんかこんなにひどいエロギャグはあるのかってくらいピノチェピの演技に笑ってしまう(これ以上はネタバレになってしまうので割愛) 下ネタが苦手だと合わないだろうが、青年誌のエロネタが楽しめるのならきっと面白いと思う。『地球の放課後』を読んだ流れで読むとギャップに腰抜かすと思う。

新装版 血潜り林檎と金魚鉢男

金魚に血を吸われると金魚になってしまう日本版吸血鬼のコミカルなホラー

新装版 血潜り林檎と金魚鉢男
名無し
1年以上前

水のあるところで出血をしていると、金魚鉢男が現れて血を吸われてしまうという都市伝説のような事件が発生し、金魚鉢男の金魚に血を吸われた人々が金魚になってしまう中、血潜りと呼ばれるスクール水着(ユニフォームらしい)を来た女の子たちが金魚に血を吸われた人の体の中に入って金魚化を防いでいる。 そんな血潜り見習いの女の子の林檎と偶然出会った男子高校生の昊介が、血潜りをして金魚鉢男から人々を守る漫画。女の子はかわいいし、日常シーンではコミカルな内容の話も多いんだけど、金魚鉢男の登場は毎回結構ホラーなテイストで怖いし、血潜りして金魚と戦うときは金魚が不気味なだけでなくアクション的な派手さもあって面白い。

明治姉妹と大正遊女 新装版 雪月花/大門パラダイス

明治・大正を強く美しく生きる女たちの物語

明治姉妹と大正遊女 新装版 雪月花/大門パラダイス
名無し
1年以上前

2002年Vanillaに掲載された短編「大門パラダイス」と、2006年のFEEL YOUNGに掲載された短編「雪月花」を1冊にまとめた単行本。 タイトルは、それぞれの作品内容から新たに付けられたようだ。 どちらの作品も時代性をしっかりと捉えていて、大正の花魁と明治をまっすぐに生きた女性たちを、それぞれ見事に描ききっている。この二作品が一つの本となったことでより完成度が高くなったように感じる。

おまかせ!ピース電器店

家電は世界を救う!?

おまかせ!ピース電器店
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

一見、どこにでもありそうな下町の電気屋さんを営む「ピース一家」の物語。 知られざる天才科学者である父・貫太郎と、息子の健太郎は、どんなささいな問題でもすべて科学の力で解決!!・・・しようとするのですが、日常生活ではとても使い物にならないとんでもない道具ばかり作り出します。普通に仕事をしていれば非常に優秀なエンジニアなのに、プライドに火が着いたら最後。店の部品や在庫を勝手に持ち出しては、他人の家電を魔改造して迷惑をかけまくります。まるでダメなドラえもんみたいな感じです。一話完結型で、オチは大体この親子が自らの発明品によって酷い目に合うのですが、他の家族たち(母や弟、妹)はそんな2人を反面教師として、科学に頼りすぎることなく、人間力で問題を解決していく姿を見せてくれます。家族同士のほっこりするエピソードだけでなく、商店街を舞台に、老若男女、さまざまな人達と関わり合いながら、日常の小さな悩みから世界規模の話まで出てくる、とても懐の深いマンガです。ちなみに一番のお気に入り回は、バカ親子が飼い猫のミャーちゃんの為に、超科学を駆使して道具を作る回。これがもう滑稽なことこの上なくて、何回読んでも笑えます(=^・^=)

クロエの流儀

フランス人の女子高生が現代日本に物申す漫画

クロエの流儀
名無し
1年以上前

フランス人の女子高生クロエがマナーが悪い日本人とかに物申す漫画。時代劇を見て日本語を学んだから口調が時代劇風で迫力がある。変な意味ではなく「説教漫画」というのが1番しっくりくるこの漫画の表し方だと思う。 ただ、人にぶつかったら謝れとか電車の中では携帯で電話するなとかゴミのポイ捨てするなとか一般的なマナーなんだけど、守らない人もいてモヤモヤするよねっていうのをクロエが強い口調で言ってくれるから爽快感がある。 成人式になると定期的にクロエの流儀の成人式回の画像が回ってくるので見たことある人もいると思う。

地球戦争

宇宙戦争をモチーフにしたSFボーイミーツガールマンガ

地球戦争
名無し
1年以上前

スピルバーグ監督の『宇宙戦争』が映画であるからそっちの印象が強い人もいるかと思うが、同名小説を原案にしたマンガ。『宇宙戦争』では宇宙からの侵略がメインになっていたと思うが、宇宙人からの侵略を契機に人間同士の醜い争いがこの漫画では主題になっている。 そういった醜い争いのようなものがありながら、オリバーとアリスが信頼を深めていく。人間模様・宇宙人からの侵略・恋愛模様、色々な面で面白さがある名作。

BUSTER DRESS

人類とAIと戦争と

BUSTER DRESS
mampuku
mampuku
1年以上前

 高度なAIを搭載した人型ロボット兵器と、主人公たちパイロットとの絆に感動。AIに疑似的な性別のようなものがあってそれが機体ごとの個性になってるのが面白いし、「セカンドアース」を支配する謎のAIも凄く魅力的に描かれている。  ロボット漫画はほとんど例外なく絵が上手いから好き

恋文日和

ジョージ朝倉さんの漫画はどれも青春真っ只中の甘酸っぱいような危うい空気感がいいですね。キャラクターが怒っている時、泣いている時、表情の描き方がダイレクトなのでわかりやすくて好きです。

恋文日和
やむちゃ
やむちゃ
1年以上前

ジョージ朝倉さんの漫画はどれも青春真っ只中の甘酸っぱいような危うい空気感がいいですね。キャラクターが怒っている時、泣いている時、表情の描き方がダイレクトなのでわかりやすくて好きです。 恋愛ものを多く描いていますが、中でもこちらの恋文日和は特に大人の女性におすすめです。今思えば恋文ってすごく素敵な手段だったんですよね。特に渡した記憶、もらった記憶のある方は一気に懐かしくなること間違いなしです。 溺れるナイフやピースオブケイクと比べるとだいぶ絵のタッチが粗いですが、その力の抜けた感じも読みやすいと思います。

ヤキュガミ

全ては野球の神様に愛された男のためのお膳立て

ヤキュガミ
中継ぎ次郎
1年以上前

体格には恵まれないながらも健脚強肩でバッティングセンスも抜群なら守備もうまい主人公の白戸大輔のもとに野球の神様が現れた。抜群に野球が上手くないと姿を見ることができないらしいんだが、姿が見れたからって何か不思議なパワーを授かるというわけではない。ただ、一打逆転のチャンスとかいわゆる後々の逸話になるようなシチュエーションが巡って来やすくなるらしい。そのチャンスを大輔が見事ものにしていって弱小中学から都立の強豪校へ入学し成り上がっていく漫画。 つまり、野球の神様に愛された男の成功のために知らず知らずのうちにみんながお膳立てしているような漫画。なんでもできてしまう天才系の主人公なので努力しているシーンとかはそんなにない。むしろ、こんな状況じゃどんなに才能があっても完全に道が閉ざされただろって思っている状況を覆していくところが爽快で面白い。そんな漫画です。

小路啓之作品集

短編集『小さな世界』ギスギスした世界観が多いがハッピーエンドで終わる

小路啓之作品集
なまこデラックス
1年以上前

小路啓之の作品集。表題作の『小さな世界』が最初に収録されていて、小路啓之が四季賞を受賞した『十代の潜水生活』が最後に収録されている。 なんか他人を見ると殺したくなっちゃうようになった世界とか(『5Hz』)みんなが小人に操られているのに気づいていないけど私だけ知っている(『小さな世界』)とか、ギスギスと表現したくなる空気が世界観として設定されている。 そして、あんまりハッピーエンドの気配とかあまりないんだけど、最終的に綺麗なハッピーエンドで終わる。力技で無理やりという感じもあまりないので違和感もないし読後感もさわやかで良い。 小路啓之の作品集2冊目に『Lovely』がある

五大湖フルバースト

相撲×SF アメリカ大相撲を舞台に描かれるエクストリーム相撲マンガ

五大湖フルバースト
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

すごく面白いんだがどんな漫画か説明するのが難しい。背表紙のあらすじには、 「近未来、アメリカの国技は相撲となっていた!全米相撲の聖地・デトロイトで技の賞賛される力士・五大湖は、ロボット科学者ドクター・グラマラスの甘言に乗り、その肉体を機械へと改造されてしまう。全身を最新鋭の重火器で武装し、土俵で殺戮を続ける機獣と化した五大湖を斃すため、石像となり眠っていた角界の守護神伝説の横綱が…蘇る!!」って書いてある(一部簡略化)。まさしくこの通りなんだ。ヤスダスズヒトの寄稿によるあらすじらしいがよくこのあらすじを書けたなってくらいよくまとまっている。 相撲とSFを掛け合わせていると聞いて読む前は無茶な漫画だろうなって思ったら、横綱としての矜持が伝わってくるし、白熱した相撲の立会いもすごく良いし、ドラマの部分もとてもいいし、骨太で重厚な素晴らしい漫画だった。読んでほしい。最高だった

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