フリンジマン

フリンジ・マン?フリン・ジマン?まあ後者だと思います。

フリンジマン
大トロ
大トロ
1年以上前

フリンジ・マン?フリン・ジマン?まあ後者だと思います。 なんとなくトレンディラブストーリーみたいな表紙ですが、めちゃくちゃ面白いギャグマンガです。 不倫とか胸クソ悪いテーマだなと思いながら読んだら、見事に裏切られました。 男たちが愛人を作ろうとする様があまりに一生懸命でかわいくて、女性の私でも応援したくなります。 映画好きのデブが最高ですね。

砂の栄冠

今までで一番面白い野球漫画

砂の栄冠
まーくん
7ヶ月前

私は、学生時代野球部だったこともあり、あらゆる野球漫画を読んできましたが、砂の栄冠が一番の名作です。野球漫画にありがちな、うおー!!!と気合で三振とったり、ホームラン打ったりする野球漫画も好きですが、だんだん大人になってくると現実的でなさすぎて、面白くなくなってきます、、、(これが大人になるということなのか、、、)しかし、この漫画は理論や実際の話が使われていてへぇ~となりながら最後まで楽しく読めますし、ちゃんとアツい展開もあって良いです。 あと、監督のガーソにつきますね。とことんダメな監督なんですが、この漫画においてガーソはスベリ知らずですね。ガーソの存在がこの漫画の肝です!!

新谷かおる マグナムロマンシリーズ

千分の一秒の勝負の短編

新谷かおる マグナムロマンシリーズ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

マグナムロマンシリーズのシリーズ1/1000sec.はカメラまたはカメラマンが主人公の短編集 特に好きなのはビニ本作成の話の「スーパー・ビニール・マン」 途中に出てくる歌がかなりバカらしくていいな。 レースの話の「狼たちの刹那」と戦場の話の「シャッター・ソルジャー」もよかった。 シャッターソルジャーのラストはよくある話かもしれないけど、個人的にすげー好き 作者は飛行機ばかり好きだと思ってたけどカメラも好きなんだな エリア88でカメラマンの火の玉ロッキーでカメラマンの話もあったし。

引っ越し

金聖鎭『引っ越し (第71回ちばてつや賞大賞)』モーニング2017年28号

引っ越し
名無し
1年以上前

ちばてつや賞 大賞受賞作 ーーー殺人の罪で死刑を言い渡された男。刑の執行のさなかに、彼の意識は「自分の人生が記録された本」が並ぶ不思議な書斎へと導かれる。 重々しいストーリーながら、過去を振り返ってゆくノスタルジックな描写が、物語にテンポを生み出していた。 ちばてつや先生のコメントにあるように、画力が高いだけでなく時間をかけて丁寧な作画をしている印象。ハイクオリティな読切だった。 モアイでも読めるぞ。(なぜか題字がモーニング本誌と異なっている) http://www.moae.jp/comic/chibasho_hikkoshi

ワケありルームシェア

『ワケありルームシェア』 大下ミテキ 週刊ヤングマガジン2017年No.26

ワケありルームシェア
名無し
1年以上前

安い物件に取り憑いている男の幽霊と、漫画家志望の女の子の話。 幽霊の目線で話が進むのだが、はじめはウキウキしていた女子との生活も次第に幻滅するようになり… いつしか女の子がパンイチで、漫画をガリガリ描き続けているのを応援することに。 生きている人間の夢と、死んでしまった人間の未練がシンクロするように描かれていて、とても読後感の良い読切だった。

ゴルゴ13

さいとう・たかを賞創設インタビュー

ゴルゴ13
名無し
1年以上前

さいとう・たかを賞が創設されたことを記念してビッグコミックにインタビューが掲載されている。 内容はさいとう・たかを賞を創設した理由と賞の紹介、そして今の漫画界に対する思いが語られている。 賞自体も編集者に対しても賞を用意しているようなので、今までにない斬新な賞になりそう。 贈賞式が来年1月になるようなので、まだ当分先だけどどんな受賞作が出てくるのか楽しみ

BADBROS

賭博野球 ✕ 兄弟愛

BADBROS
ウマタロ
ウマタロ
1年以上前

必殺の宜野座カーブでバッタバッタと野球賭博を勝ち抜いていく主人公が、元天才選手だった兄の行方を探すというストーリー。 絵がちょっと怖いが、普通の野球ルールからは外れた異様な野球が繰り広げられる。 地下世界に足を突っ込んだ登場人物はいずれも曲者ぞろいで、昔はまっとうな野球選手だったんだなという思いになる。 1話目の試し読みが81pもあるので、まずは序盤の輝かしい野球人生を転落していく様を存分に味わってほしい。

JK 大町久美子

『JK 大町久美子』弘兼憲史 モーニング2017年27号

JK 大町久美子
中継ぎ次郎
1年以上前

モーニングの読み切り企画【CARNAVALカルナバル】、今回は弘兼憲史で『JK 大町久美子』 まさか大町久美子が出てくるとは…しかも女子高生時代だと…っていうのでかなり驚いた。 成績優秀で友人や教師からの信頼も熱い大町久美子が夜のバイトをしているっていう話で弘兼憲史のエロティックさが存分に出ている。 前後編で28号に後編が掲載されるようだ。

親なるもの 断崖

人生観が変わる一作

親なるもの 断崖
あくあ
あくあ
1年以上前

『はだしのゲン』と同じポジションの作品に、まさか大人になってから出会えるとは思わなかった。 大人の自分だからこそ、女郎という彼女たちの境遇がストレートに理解できた。 辛かった。悲しかった。 でも読んで悔いなし。 これから自分がどう生きるべきかを考えさせられる。ガチで人生観が変わる一作。

終末のハーレム セミカラー版

特別編 火野恭司の華麗なる一日

終末のハーレム セミカラー版
マンドリン松本
1年以上前

『終末のハーレム』の中でも欲望に忠実に生きる男火野恭司を主人公にした読み切りがヤングジャンプ(2017 no.28)にあった。 火野の1日の話がメインだが、コールドスリープから目覚めた当初のことやコールドスリープする前のこととかが簡単に導入として描かれていた。 まぁさすが火野さん!って感じで、一日中女の子とイチャイチャしている。羨ましいというか、いいなぁって感じですが、最後は女の子に迫られて悩む火野という流れで、最初から最後まで羨ましいという感想に尽きる漫画でした。

犬神

犬に角、犬から触手

犬神
やむちゃ
やむちゃ
1年以上前

動物が戦うというテーマに対し、いろんな見方があると思う。ジャンルとしてはホラーとSF?で、かなり絵が生々しいのと相まって始めの数ページで閉じてしまう人もいるかもしれない。私はそんなことよりもかっこいい犬と少年が仲良くしている場面見たさに読んでいた。 話の大筋は寄生獣とやや似た印象だけれど、私は単に動物好きなので犬神を推したい。犬と喋りたい。 全14巻でほどよく長編なのになぜかあまり知られていないので残念。

淫花伝

淫花伝阿部定について

淫花伝
名無し
1年以上前

阿部定事件というショッキングな事件を起こしたこともあって、悪女や怖い女という文脈で語られることの多い阿部定の半生が淫花伝では描かれている(淫花伝には高橋お伝の話もある) 艶のある淫靡な絵を描かせたらやはり上村一夫はさすがだなと思う一方で、物語はそれだけに終始せずに、10代半ばで乱暴をされた挙句、芸者に売られ、そしてヒモのように定を食い物にする女衒夫婦から逃げるために梅毒を抱えながら街を離れて、流れ着いた先で出会った男と熱病的な恋に落ちる、定という人間を作り上げた不条理と定の一人の女としての姿が描かれている。 かといって同情的なわけでもなく、阿部定という人間が育ち、阿部定事件を起こすに至ったまでを淡々と描いている。ただのショッキングな漫画を過激に描きましたではなくきちんと一人の人間の姿として描いているので物語としてとても魅力があった。

女王陛下の補給線

画力高い新人作家さん多いなぁ(嬉

女王陛下の補給線
mampuku
mampuku
1年以上前

 最前線の兵士からは疎まれがちな「補給部隊」。高貴な身分の女主人公が世を忍び、伝説の重装歩兵「オールデッド・ワン」ことディズ伍長とともに悪を討ち命を運ぶ、人呼んで「女王陛下の補給線」。  パンプキンシザーズによく似た設定だが、パンプキンシザーズよりはライトに読める。ご都合主義とかお約束的展開がリアリティを犠牲にしてる感があるので、それを許せるかどうかって感じ。  それより何より、人物だけでなく鉄道をはじめとするメカの絵がとにかくクオリティ高くてかっこいい。3巻で終わってしまったのは残念だけど、この作者の絵でもっといろんな作品が読みたいと思った。

ホイッスル!

今こそ読み直されて欲しいジャンプサッカー漫画

ホイッスル!
なまこデラックス
1年以上前

これでサッカーを始めたという個人的な体験もあるが、かなり好きなマンガ。 ストーリーは主人公の風祭将がサッカーの名門武蔵森中学から超弱小中学桜上水に転校してきたところから始まるんだが、ちばあきおの「キャプテン」の谷口と同様、天才サッカー選手が来た!みたいな扱いを受けてしまう。 谷口と違うところは、結構激しい迫害にあって部活に顔を出せないレベルに追い込まれてしまうという点。 そこから努力を重ねて部内の信用を勝ち取り、さらに水野やシゲという埋もれていた実力者を巻き込みさらには指導者にも恵まれ、どんどん実力をつけていく。が、天性の才能みたいなものはほとんどなく基本的に努力努力で、泥にまみれているのが似合いすぎる主人公。今読んでも間違いなく面白いし、最近では「サムライファイト!」や「ホイッスル!W」などのスピンオフや続編も出て来たので、読み直されるにはいいタイミングだと思う。

ポジティブ先生 石黒正数短編集(2)

嵐山歩鳥が初登場する作品も収録されている

ポジティブ先生 石黒正数短編集(2)
くるみ割り人魚
1年以上前

石黒正数の短編集。「それでも町は廻っている」の主人公である嵐山歩鳥が『夜は赤い目の世界』に登場する。別の短編『探偵綺譚』にも登場する。 巻頭の『種』はビームに投稿して佳作をとった作品のようだが、大友克洋っぽい(気分はもう戦争あたりの)感じを受けた。 表題作の「ポジティブ先生」は短いんだけど破壊力のある漫画でとても笑った。『夜は赤い目の世界』はですね、お馬鹿で流されやすくて自己中なところもあるけどなんやかんやで人情味のあるいいやつっていう嵐山歩鳥の原型があり、さらに作品としても面白かったので、とても満足。

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