
最新生理学を含めたミステリーホラー

ぐろいけど爽快
絵がとても綺麗なぶん、グロテスクな描写が引き立っていますので苦手な方は注意が必要です。私刑をどう捉えるかという問題にも繋がるかもしれませんが、私は悪人には裁きがあって当然だと常日頃から思っているので、この漫画はとても楽しめました。他の方も書いてらっしゃいますが、デスノートのキラ崇拝者は好きな方向性だと思います。

なんの偏見もなく読んでほしい!
東京で一人暮らししているとすごく忙しいですし、すごく寂しく感じる事ってありませんか?すごく毎日が忙しかったり、精神的に追い込まれている人に是非読んでほしい・・・。 そういう人が読んだら、きっと心が少し楽になると思います。私もそうでした。単純に誰かの優しさを求めていてんだなぁ。。。って実感すると思います。

熱い二足歩行ロボット開発
理想を曲げない零細ベンチャー企業の主人公と現実を見て大企業に進んだかつての友人。取材がしっかりしてて、今のロボット開発業界やMaker文化の話も出てくるので、その分野に興味がある人も楽しめそう。

ドラマ『開拓者たち』のコミカライズ作品
満州移民の中でも特に気合の入った「千振開拓団」の人々の物語。長編ドラマの内容が読みやすく1巻にまとまっている。 満州引き揚げの体験は壮絶だったけども、絵柄が明るいのでそこまで辛い気持ちにはならずに済んだ。

読んで気分がよくなる王道な漫画
相撲部屋の若いおかみさんが主人公の漫画。ちょうど相撲がすごい流行った時期あたりに連載していた。 感動する話が多いんだが、それは無理矢理感動させようという感じでないのがいいけど相撲部屋での可愛がりが問題になる前に漫画なので、表現をきついところもある。 今連載している「七帝柔道記」も同じ感じで好き

自分を特別だと思っている女の子話
タイトルに惹かれて購入した。「少女、少女、少女なの。」は表題作の短編で、これとその次に収録されている「天涯孤独系ガール」が好きだった。 「少女、少女、少女なの。」は遊ぶところと言ったらイオンっていうマイルドな田舎にいる「こんなに可愛い私は特別に違いない」と思っている女の子が主人公。将来の夢はモデルになって後々は女優に…という感じでややスレているが割と素直で可愛い女の子。 モデルのオーディションを受けて、自分の夢に向かって一歩踏み出すまでの葛藤とか地元を離れたい思いとか心残りとか不安とか決意があって面白かった。短編だが続きが読みたいような気になる。 「天涯孤独系ガール」は市川春子の「25時のバカンス」にかなり影響を受けたよう。コールドスリープから目が覚めたら人類は衰退していたというSFテイストの話。御都合主義的なスカッとした話ながら終わり方がいい感じで良かった。

ひょんなことから分裂しちゃった女子高生がもう1人の自分と向き合ったり救われたりする話
「第七女子会彷徨」「ホブゴブリン」のつばなの漫画。おなじみのドタバタ感は健在で、ある日通学途中に落ちていた一万円札に釣られて(フィッシングされて)謎の天才の科学実験に付き合わされる羽目になる。ワープの実験だったんだがミスで体が分裂し、もう1人の自分が誕生してしまうという話。 どこか抜けているけど根が素直でいい子なことが幸いしてもう1人の自分と初めはうまくやるんだけど、好きな男を取り合ったりして徐々に亀裂が走ったり、本物と偽物のの区別とかでまた諍いみたいなものが生まれそうになったりして、ちょっとシリアスなところもあるが、本物と偽物が別々の仕方で相手のことを大切な存在だと確かめた結果、見事な大団円のフィナーレを迎える。 1巻完結で読みやすいし、ふんわりとしたSF要素が読んでいて楽しいし読後感も良かった。

ろびこ最初のコミックス。王道なラブコメだけど作りが上手い
「となりの怪物くん」のろびこの最初のコミックス。「僕と君の大切な話」もそうだけどちょっとずれたヒロインが上手いなって感じがするけど、この「彼女がいなくなった」は割と王道ラブコメという感じでちょっと新鮮だった。 同棲している彼女がいきなりいなくなったりした話とか、ずっと片思いをしている演劇部の部長が退学の危機に陥ってしまった話とかなんだけど、最後の最後でキュンとするっていうか「おお、そういうことか!」ってちょっと謎が解けるような驚きがあるラブコメで作りが上手いなぁと思った。 なので「彼女がいなくなった」「カラクリ演劇堂」が特に好きかな。あと、あとがきの丸文字がかわいかった。

ダメを直すより認めてしまうという新手法
片付けの魔法とかそもそも10着しか持たないとか、なんとかしてオシャレな生活をしようとする本が多い中、「なぜ自分は片付けができないのか…?」という自問自答を繰り返し続ける姿が泥臭くて良かった。絵は可愛いけれど「自分の欠点を忘れるために物を買ってるみたい…」などわりとディープなところまで踏み込んでいて共感してしまう…。

カルム王子とかいうパーフェクト王子
カルム王子とかいうパーフェクト王子がとにかくカッコイイんですが、何より面白いのが一国の王子とは思えない程ぶっ飛んだ行動力。 女装して後宮に忍び込む、下水に落ちた側妻を泳いで助ける、ライバルの結婚式から花嫁を強奪する、馬車で攫われた妻を馬で追いかける・・・etc ミーシェはラブコメヒロインとしてはちょっと古臭い感じがするけど表情豊かでかわいい。 あとマウントの取り合いみたいなストレスフル要素があまり無いところが好き。仲良く喧嘩しな的な

不滅のあなたへについて語ろう
2巻までは結構激しい戦いが多かったけど、3巻では比較的日常の話が多かった印象(それでもやっぱり戦いはあったけど) 徐々にフシの意志がはっきりとしてきたようで、4巻の予告ではちょっと驚きの展開そうだからかなり楽しみ。 1巻からずっと面白くてすごいマンガだと思う。

新人漫画家のブラック労働暴露本
漫画家としてデビューして2年目の新人漫画家が不幸なことに遭遇してしまったブラック労働を暴露した漫画。事の顛末はネットでも話題になったようなので、それを作者側から整理した感じかな。 週刊連載は過酷とか、原稿を取り立てる鬼編集者とかの漫画家風物詩的な話ではなく、読者プレゼントの色紙が最初100枚という話だったのにいつのまにか1000枚以上描くことになっているとか(キャラ指定ありフルカラー)っていう編集者があまりにも無茶な要求を平然としてきて疲弊するという類の、ブラック企業の暴露本に近い内容。 当時問題があった企業や雑誌、メディアは全て実名で描かれている(個人名は伏せているが)ので、事のあらましがよくわかる。漫画家に限らずフリーランスの人とかは読むと「大手だからってしっかりしているわけじゃない。気をつけよう」って思えて漫画の内容に止まらない得るものがあるのかもと思った。

吾妻ひでおの路上生活・肉体労働・アル中の日々を綴ったノンフィクションマンガ
冒頭になるべく暗くならないように楽しそうに描いたよ的な前書き通り、路上生活や自殺未遂、アル中になったのち病院に収容された生活を綴っているのに悲しい気持ちになったりはしない。路上生活と言いつつ毛布をどこかから拾ってきて人気のない茂みで寝ているだけの屋根もない暮らしがちょっと楽しそうにすら見える。 路上生活も配管工の生活もアル中になった話も、「いやー昔こんなことがあってさー」って笑って話している感じで楽しいし、最悪人間どうなっても生きていけそうだなって勇気が湧いてくる気もする。あと、最後にとり・みきとの対談があるんだけどそれも面白かった。

おっさん×少女の名作
あらすじや設定の超シリアスっぷりは作品情報を参照のこと。 序盤は、殺伐とした世界のなかでも人間らしく生きようとする少女たちと、彼女らを見守る大人たちの比較的おだやかな日常に軸足を置いた、一種の「終末モノ」っぽい雰囲気。それが物語後半、情勢が悪化することで一変してしまう。 かなり鬱度が高いので、悲し涙を流したくない人は途中で読むのやめたほうがいいかも。

きんぎょ
金魚の豆知識が身に付きます。キャラクターも魅力的です。 今年の春に読んだのですが、早く金魚すくいをやってみたくて夏が待ちきれません。

よくあるパターンかもしれないけど好き
中国の有名な小説の水滸伝を漫画化した。 内容はわかりやすくて、お互い立場が違う剣豪/英雄/軍師/道士たちが、色々あって梁山泊に108人集まって世の中の為に戦う。 漫画版は小説に比べてスピード感があって読みやすい。ただだいぶ削っている部分や、最後の方がすごい簡単に終わってしまうのが残念 今更だけど、金瓶梅が水滸伝のスピンオフだったのに気づいたり、花栄の小李広ってキングダムの主人公李信の子孫の李広から取ってたりに気づいた。

全部いいけど「きらきらと雨」が特に良かった
全部通してよかったんだけど、個人的には「きらきらと雨」がダントツに良かった。鯛の塩釜のシーンは、実家にいた時のことを思い出してしまった....

全部いいけど「ファミリーアフェア」が特に好き
すごい面白かった。どれも子供が一歩踏み出す系の短編集で、よしもとよしとも原作のファミリーアフェアがいろんなバランスが良くて特に好きだった

母にまつわる短編集
母にまつわる短編集。主人公になるのは、母だけではなく息子や娘のものも半分くらいある。『かごめかごめ』のアフターストーリーに当たると思われる作品も3つ収録されている(『ザザetヤニク』『カラスの鳴く夜にヤニクは』『アンテルメ』) 個人的に特に好きだったのは就職して独り立ちする息子をもつ母親の話の『きらきらと雨』修道院に捨てられたヤニクと母の話の『カラスの鳴く夜にヤニクは』引きこもりの息子とその母の話の『stand up』の3つ。どれも悲しかったり感動している表情がとても強烈で、表情でキャラクターの感情がめきめき伝わってきてよかった。 母の話となると、(僕は)いわゆるお涙頂戴的なのを想像してしまうが、そういうのはあまりなく普通の母親と息子娘を描きながら、その時々に感じているだろう感情を逃さず描いているから、キャラクターたちに感情移入してとても感動するような作りになっていていい短編集だった。

「音」をテーマとした短編連作
表紙から軽音楽モノだと思いがち(というかそう勘違いしてた)だが、音を描く世界は、音楽にとどまらず幅広い。 どのストーリーも珠玉でハズレなし。 さりげなく地味だけど存在感のある音や、おどろおどろしい音の表現が良い。 各話の並び順も良かった。前後の話がお互いに引き立て合っていて、その辺りも上手かったなーと読み終えてから感じる。 8話目『凪の音』は中でも傑作!

かわいい!
ひたすらかわいいです。外では完璧な女子高生、家の中で兄の前ではダメダメな妹になっちゃうのがひたすらかわいいです。わがまま言ってる時が一番かわいいです。可愛すぎてラインのスタンプまで買っちゃいました。 うまるちゃんの友達も魅力的で、私は大食いで巨乳の海老名ちゃんがお気にです。 こんな妹いたら、ずっと家にいるなーーーー

エッセイ漫画と言っていいのか...
貸本屋時代から超有名な平田弘史のエッセイ漫画。 最初は作者自身の日常の話なんだが、途中からいつもの「人間とは如何に生きるべきか」が入ってきて安心。 時代劇画の神と言われるだけあって絵も迫力は無茶苦茶すごい あと欄外の奥さんの一言も良い

ちょっと変わった子達の日常 ギャグもシリアスもあるショートストーリー
「死にたくなる〜」というタイトルからちーちゃんの後半のような鬱な展開が多いのかなと思ったらギャグタッチの作品が多くて驚いた。どれも、いわゆる普通の子とズレている子が出てきて、ギャップがおかしかったり悲しかったり切なかったりする。 特筆すべきは2巻の「8304」「7759」(どちらもタイトル)かな。 「8304」は本当にとても良かった。同じ小学校に通っていたけど、1人は公立中学へもう1人は私立の中学へ進学した仲良しだった男の子2人の話。変わっていってしまう友達に嫉妬したり、自分にはないものを恨んだりしながらも友達でいたいという思いがとても痛切に伝わってきたし、絵の表現もとても良かった。「8304」の水や雨の表現の仕方(スーパーボールが浮いているような感じ)は新連載の「月曜日の友達」にも引き継がれているように思う。
ひとりの謎多き女子高校生が、行きがかりに受けた依頼で社会のクズを解体し、臓器を取り出し、分配するミステリーホラー。実際にあった事件をモチーフにしたエピソードや闇ネット社会ネタがあり、キャラが美人やイケメンの為にそのギャップで鳥肌が立つ。物語の進行上、最新生理学技術も出てきて、生に対する倫理感を考えされられる。果たして人造人間を創り出そうとしている人類は、神を超えられるか!