
恵本裕子氏をモデルにした本格柔道漫画

シリアス百合
シリアスなゾンビもの。設定を追及しない故モヤっとした部分もあるが1巻で綺麗にまとまっていて良作。

女性にオススメしたいすれ違うバッテリーを描いた野球漫画
誤解を恐れずにいうなら、野球漫画の皮を被ったドロドロ恋愛漫画だと思ってます。もちろん野球の試合や練習シーンもあるので野球漫画としても面白いんですが、それ以上にキャッチャーの修二とピッチャーの空の心のすれ違い具合が離婚寸前のドロドロカップルのようで面白いです。 スポーツ漫画といえば、友情・努力・勝利が鉄板ですが、友情が生まれるまでに多くの話が裂かれそうな感じです。すれ違いなどの心理描写が多いので、女性が楽しみやすく、野球漫画として斬新だと思います。 あと、桃栗みかん(=河下水希)の描く美少女には以前から定評がありますが、今回はあの画力で美少年を描いているので2度美味しいです。

夜明けを取り戻す冒険
森泉岳土先生の作品で初めて読んだ長編です。どの作品でも日常と空想世界の行き来がすごく素敵ですが、「夜よる傍に」もその行き来がすごくよかったです。 夜だけ視力が元に戻る女の子とトラウマ?で夜眠れない男が、絵本の世界を通じて夜明けを取り戻す話です。 絵に味わいがあるし、ストーリーもじんわりと染み入るものがあってオススメです。

カワイイの星を目指すんだよ!
1億円手に入れた少年が女装して可愛さを追求するっていう話ですげーくだらないんだけど名言が多い。 3話まで試し読みできるから読んでみて欲しい〜! http://tonarinoyj.jp/manga/yj_mj/premax-1/

『Ride Your Dream』大島司 協力/ノボ ノルディクス ファーマ株式会社 週刊少年マガジン2017年第30号
『シュート!』の大島司の読切。 実在のロードバイクチーム「ノボ ノルディクス ファーマ」が登場する。 通常の自転車マンガと異なるのは、1型糖尿病という病を扱っている点だろうか。 啓蒙的な部分に加え、同じ病気に苦しむ人を勇気付けてくれるような内容だった。 http://www.shonenmagazine.com/special/rideyourdream/

すき
読む前は手を出しにくいタイトルだなぁと思ってました。 いやほんとに手を出して良かったですね。ネタバレしたくないのであまり書けないですが、しいて言うなら世界観でしょうか。もうね~こんな漫画は他にないです。かっこよくてかわいくて気持ち悪くて、シュールだけどたまに泣かせてくるようなところもいいんです。センスがいいんです。 新しい世界を探している人に是非読んでほしいんです!

夢枕獏のSF時代アクション
この漫画、前半のドライブ感がすごい良かった。後半はアレだけど。 主人公の源九郎と、忍者の佐助の邂逅するシーンが特に好きで、何度も読み返した覚えがある。 2人の殺陣が格好良すぎて痺れた

中華ロマンみたいなあおりで毛嫌いしてたけどめっちゃおもしろい
なんか自分の国で冷遇されてた姫が、強くなって母国で母親の仇を討つためにいろいろ頑張る話なんだけど、うまく説明できないから読んでほしい。 亜姫がかっこよすぎる。

もしあなたが死んでも、残されたみんなで「町は廻っていく」
「それでも町は廻っている」 みんな仲良く手をとって生きているんだね、という意味だと思っていたが、違っていた。 ラストは、これまでにも何度か出てきたSF的シチュエーション。 「もしも自分がこの世に存在していなかったら」 もし自分が存在しなくても「それでも町は廻っている」 もし自分が死んでも、残されたみんなによって「町は廻っていく」 自分がいなくても、みんなほかの家族と、友人と、楽しく生活できる。その事実が怖い。自分は不要なのか、と考えることが怖い。怖くて面白い。 だから何度か似た話が出てくる。 タイトルに含まれた怖さに、最終巻にして気づいた。

才能あるインディーズバンドのデビュー作みたいな一冊
両親の評価がほしくて生きていた。「自分」は無かった。 「性」を心の奥に封印して、私は無垢なままだよ、こんなに傷だらけだよ、と自傷することで親の愛を求めた作者が、 「本当の自分は違う」「本当にしたいことは何だ」と考え、行動に移すまでの物語。 レズ風俗に行くけど、レズビアンとも違う。鬱で過食で拒食。母親の裸を見たくなってしまう。 超・少数派の作者が、図解と言葉と絵柄でなんとか「多数派」の読者たちに、自分をわかってもらおうとする。 細部のリアリティや、隙あらば入ってくる笑いにまで凄みを感じる。 投稿サイト出身のマンガに、こんなものがあったのか!

グラフィックとドラッグ要素が話題になりがちだけど
近未来SFとしても十分面白い。複数人で共同幻想を作り出す共感覚トランスとかはVRの先の世界だし、スピリチュアルな要素が多いのも好み。現実なのか妄想の中なのかわからなくなる感覚はマンガならでは。

マンガの可能性に挑戦してる
こういうメタなやつ、あると言えばあるけど、楽しめた。メガ澤が可愛い。スマホ向けの作品も挑戦して欲しい〜。

文明が崩壊した世界で水・食料・ガソリンを奪い合うギャングたち
文明が崩壊した世界で水・食料・ガソリンを奪い合うギャング…まるでマッドマックスみたいな設定だなと思ったが、実際読んだ感想も和製マッドマックス。始まり方も近いものがあるしたぶん好きなんだと思う。 大地震の末戦争が勃発して地上は放射能まみれに…に加えて、ゾンビ的病気が蔓延している。この病気が物語的に鍵になるかもしれないかな。 たぶん、舞台は日本だと思うが、いくつものファミリーに別れているギャングが食料や資源を巡って縄張り争いをするという、高橋ヒロシらしい展開。ただ、サバイバル的な要素が入ってたり、荒野を旅したりする感じはFF15とかのあの感じに通じる爽快さがあってとても気持ちのいいシーン。 なかなか面白いので続きが楽しみ。

山下和美が数寄屋を建てるまでのエッセイコミック
山下和美初のエッセイコミック。建築家の蔵田さんと出会い数寄屋造りの家を建てるまでの話。 土地を選び値切りをして…っていうところから始まっているので数寄屋に限らずこれから家を建てようと思う人にもいいかも。毎話終わるごとに蔵田さんのコラムがあって家とかについて学べるのも嬉しい。 同時に山下和美の私生活とか漫画家生活が垣間見えるのでエッセイとしてもとても面白いし、中盤山下和美と蔵田さんの会話が「お金がないからコストダウンしてね!」っていうのが半分くらいを占めていたりして楽しい。

みんなで100ツッコミを目指すトピ
※ネタバレを含むクチコミです。

フィクションなのかノンフィクションなのかがわからないグルメ漫画
大奥の作者 よしながふみが書いたグルメ漫画 主人公が「YながFみ」となっており、「YながFみ」が実在の店にいって食事するのが漫画になっている。 料理は美味そうだし、何よりも作者が食事を大事にしているのがわかって面白い。 続きがあれば読みたい

不倫×グルメ!
タイトルを見ただけでは、グルメ要素低めと思っていましたが、ほぼグルメ漫画、ときどき不倫です。主人公が出張先のグルメを食べるんですが、あまり東京住みでは知らないようなものを食べるので、こんなものが有名なんだと知れて、どこか旅行に行きたくなります。不倫するのも地方の女性なんですが、訛っている地方の女性もいいなぁ・・・と思っちゃいますね。

散りばめられた伏線が見事に繋がっていく
「こぐま」という謎の少女と、色々な人が出会い、不思議な出来事に巻き込まれていく物語。 ヤンマガで連載していたので、読んでいたはずなのだがまったく記憶がない…。 あらためて読み直してみたらストーリー構成の巧みさがキラリと光る良い作品だった。 各話に伏線や繋がりがあるので、一度読んだあともじっくり読み返すのも良い。

20年くらい前の作品なんだな。。
4人のホームレスが毎回くだらないことをする話。友達から借りて読んで面白かった記憶があったんだけど、改めて読むと当時を知らないと笑えないネタとか、今は陳腐化してしまったネタがあり、時の試練を感じた。まぁでもそんなことは気にせずに楽しめるし「わがらんなぁー」て言いたくなるよ。

ひと夏の田舎×青春群像劇
ワイルドで無鉄砲な都会娘とクールで硬派な田舎イケメンという逆・君の名はみたいなギャップな組み合わせも面白いけれど 恋のライバルがライバルと呼ぶにはあまりにも強大過ぎて、なかなかに燃える展開ですね。 素直でまっすぐな主人公を応援したくなります。

踊り子はうしろめたい職業じゃない
ストリップ劇場の踊り子の話。世間的にはうしろめたいというか、大きな声で言えない仕事ではあるんだろうけど、そういうことがあまり気にならない。主人公の回りの人もふくめ、楽しんで踊り子やってるのがみててすがすがしいというかワクワクする。 とはいえそんな世間の目?みたいなのにぶつかったりすることもあり…まだ3巻なので続きが楽しみ。

透明な膜で外界から隔離されてしまった町で閉じ込められながら生きていく人たちの話
シェルターとか刑務所として使うために開発中だった技術の事故に巻き込まれて、生きているものを通さないようにする透明な膜で町が覆われてしまった。復旧のめどは立たず町から出られずに生きていく人々の話。短い短編がちょっとだけ繋がっている形で描かれている。 閉鎖された空間で生きていかなければいけない閉塞感や、色々な可能性(職業とか)を強引に閉ざされてしまった感じとか、その中でちょっとした生きがいを見つける感じの心理的なところをかなり緻密に描いていて、さすがヤマシタトモコと思った。 この漫画の主軸にもなっている希のストーリーだけど、外の世界に恋人がいてどうしても触れ合えない悲しみをそのまま描いているのでかなり心にきました。

壮大な近未来パンデミックファンタジー 未完だが読む価値はある
押井守原作、今敏作画の超ビッグタッグ。緻密な打ち合わせを元に描かれる壮大なストーリーが繰り広げられているが巨匠が2人いればやはり対立は起こってしまうようで休載になったまま今敏が急逝。未完のまま幕をおろしてしまった。 人に天使のような羽を生やす奇病「天使病」が蔓延した世界で、防疫をきっかけに世界的な紛争が発生。WHOのものと2人の研究員と1人の少女、そして犬が中国の奥部へ調査を命じられた。どうやらそこに「天使病」の秘密を解く鍵があったようだが、残念ながらそこまでストーリーは描かれていない。本当に惜しい。 ただ、壮大な世界観と漂う緊張感にはそれだけで一読の価値がある。2人で描いたものはやはり2人でなければ描けないのもわかるが押井守には続きをやってほしいなぁと心から思う。
「柔道部物語」の小林まことがアトランタ五輪で金メダルを取った恵本裕子氏をモデルにした漫画。原作者として名を連ねている。 1巻の最初の方は柔道にとんと縁のなかったえもが高校に入って何をするか悩みながらグダグダしているが、後半からわりとしょうもない理由で柔道部に入り、2巻では早速試合も始まっている。 小林まことらしいギャグも「柔道部物語」に見られた迫力のある試合展開も健在で、柔道ファンだけでなくスポーツ漫画やスポーツ好きならきっとハマると漫画。前作の「柔道部物語」は「スラムダンク」並みに面白いので読んでほしい。