幼いころから画力が高かった主人公が漫画家になるお話。
14歳で将来の事をこんなに客観的に考えるなんて、自分の14歳の頃ってどうだったかなと思わず考えてしまいました。 好きな子の似顔絵を描いたノートを、クラスメイトの高木に見られてしまって焦る主人公に「デスノートって訳じゃないだろ」って言ったところで、笑ってしまった。高木君と組んでどんなマンガ家になって行くのか、二人の成長が楽しみ。
一握りの者にしか得られない栄光を手にするため、険しい“マンガ道”を歩む決意をした二人。高い画力を持つ真城最高と、文才に長ける高木秋人がコンビを組み、新たなマンガ伝説を創る!新時代成功物語開始!!
打ち切り漫画家の体験談かも?と思わさせる程にバクマンの良いところは、挫折の連続にあると思います。バトル漫画ではないのに「友情・努力・勝利」が詰まっています。夢に向かって進むかっこよさと、現実の辛さを「職場見学」のような感覚で読み進めていけます。あのデスノートの様なドキドキ感はないものの、漫画家さんの苦労や裏事情がよくわかる作品でした。漫画のことも裏話いっぱいで、多分結構リアルだろうなと想像できて面白かったです。現代はデジタル化でまた事情も違うと思うので、現代版バクマンも読んでみたいです!