努力して夢を叶える若者たちの物語にコメントする
バクマン。 カラー版
賛否両論だと思うけど名作には違いない
バクマン。 カラー版 小畑健 大場つぐみ
名無し
ジャンプ漫画の流れを変えてしまった漫画かもしれない。 昔からの少年漫画とは劣等感をもつ少年が何かがきっかけで成し遂げたい目標をもち、それに向かって突き進む様が描かれることで読者は勇気付けられる、そんなイメージが強い。 漫画の漫画、仕事漫画が出てきた時点で夢、希望がすごく現実と近くなる。 この漫画を境にどこかファンタジーの想像もつかないような世界を書き表す漫画から現代の趣味嗜好に迎合した仕事漫画、恋愛漫画が多くなったように感じる。 それはさておき、この漫画が面白いことには変わらない。 むしろ、漫画における「嘘」の部分がリアルに近いことで読みやすい少年漫画の文体で、知らない現実を垣間見ることができる。 漫画家の厳しい世界をエンタメに昇華すると言う点ではありえないだろ〜と言う設定もしばしば。 ジャンプのトップにすぐに立てるところと、おじさんが漫画家で設備が全て整っていると言うアドバンテージがあるところ。 そういう違和感も多分、編集とか業界部分がリアルなせいかなと思う。 飽きさせない漫画ではある。 恋愛部分も含め、人間関係も含め、リアルな部分と驚きと知識、そして表現力で殴ってくる(ぐらい情報量が多い)。 大畑健の絵が好きな人は読むし、漫画を描いている人漫画が好きな人は読むしかない。 アンケート重視の仕組みが崩れつつある今は、この漫画ではもう違ってきているところもあるのかもしれない。いい時に連載して完結した漫画だと思う。
イセグレ 異世界チート無双 俺TUEEE系イキリ転生者に かませ犬にされ続けたエリート騎士、超グレる。
アンチ異世界転生! アンチトラック!! #1巻応援
イセグレ 異世界チート無双 俺TUEEE系イキリ転生者に かませ犬にされ続けたエリート騎士、超グレる。
兎来栄寿
兎来栄寿
異世界転生して、努力もなしに「俺TSUEEEEE!!」してハーレムを築き上げるのは陰キャの希望であり夢。 しかし、そんな夢の下で泣いている者もいるという所にスポットライトを当てた物語です。 幼いころから努力に努力を重ねて強くなり、高潔な魂で正義と平和を愛して人々のために戦い続けてきたレトリバー王国の騎士ポメラ。彼が、続々と異世界から現れる転生者のかませ犬にされ続け、努力は決して裏切らない……などということはなく何の努力もしていない者たちが与えられたものだけで無双してすべてをほしいままにしていくこともあるという、残酷な現実を突きつけてくる物語です。 結果、大いにグレてしまったポメラが逆に現実世界に乗り込み、異世界転生の円環を阻止していくという切り口が面白いです。努力なしに強くなる主人公がメインストリームとなっていた昨今において、カウンター的な作品となっています。 「オレはなァ トラック見ただけでイライラするんだよ!! テメェらは一体今まで… どんだけの人間たちを異世界転生させてきたんだ ボケェエエエエエ――――!!!!」 と、木刀でトラックを叩き壊すシーンは声を出して笑ってしまいました。その数ページ後に更に新しいトラックが出てくるところも最高です。何なら、事あるごとに出てくるトラックの天丼でずっと笑います。 チャンピオン系作品なのに、全体的にマガジン系ヤンキーマンガの雰囲気を纏っているところも好きです。 主人公の名前がポメラなのも、ポメラニアン好きとしては応援してくなるポイントです。 異世界転生させるトラックを破壊するカタルシスを味わいたい方にお薦めです。
ナヴィガトリア
カバー下がかわいいです #1巻応援
ナヴィガトリア
兎来栄寿
兎来栄寿
「ナヴィガトリア(最高指導者)になれなければ、死あるのみ」 というサスペンス性を軸に、独特の設定を持ったSF学園ストーリーです。単行本の表紙も不思議な感じですね。 小説も映画も音楽も芸術も自由恋愛も禁止のムジンコ共和国で生まれ育った鳳凰學(ほうおうまなぶ)が、初恋の幼馴染ヒナと平和に穏やかに暮らせる国を作って迎えに行くことを目的に、各国から100名の若者たちが入学しナヴィガトリアを決める地球初の植民星のデメテール学院で頂点を目指す物語です。 同じくナヴィガトリアにならねばならない理由を持つデメテール人で成績1位のナヴィや、絶対に裏があって怪しいアイダン、最悪の侵略国家ドンモス大帝国の李虚淡(リコタン)、他にも個性溢れる各クラスのリーダーたちなどどんどん登場してくる濃い面々によって一触即発の学園生活が描かれていきます。 ムジンコ共和国人である主人公は、他の有力な国々に比べると見劣りする人材ですが、それでもジャンプらしく愚直な努力を重ねていくことで勝利を目指していく姿は熱いです。世界設定やキャラクターは尖っていますが、根底にはシンプルで強い動機があるのが話への乗っていきやすさに繋がっています。 特殊な課題なども出されていきますが、それをどうやって乗り越えていくのか。果たして、ヒナとの安寧の日々は訪れるのか。 余談ですが、単行本のカバー下に大量に描かれた動物たちがとにかくかわいいです。こっち系統に特化した作品も見てみたくなります。
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