表紙の可愛い女の子の笑顔に一目惚れして、読んでみてエッセイだとわかりびっくりでした。それについて最初に書いておくと、エッセイとして作者の自画像そのままで描くよりも可愛い女の子で描いたほうがいいとアドバイスされ、このキャラクターになったそうなので、まんまと戦略にはまってしまったのでした。

それはそれとして内容は紀伊半島で出会う様々な食材とグルメ、優しい人たちに出会う様子がとても羨ましくて、様々な理由でから自分には実現できない分、他人事として最高に楽しめました。あと作者の料理のポテンシャルの高さがいちばん印象的でした。鶏を丸ごとさばくことはできないけど大抵のことは自分でこなしていました。

一方で、漫画家としての忙しい生活の様子も随所で描かれており、原稿中はほぼ引きこもりで食事にも気を使わないというギャップがリアリティがあってよかったです。

こういう人はどこに行っても変わらず生きていけるんだろうな。

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きいはんとううみまちごはん
紀伊半島 海町ごはん
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