阿武ノーマル タイジュン 川上大和
あしたのジョーと並ぶ傑作ボクシングマンガ
がんばれ元気 小山ゆう
リングで死んだ父親が果たせなかった夢の世界チャンピオンを目指す堀口元気が主人公。筋書きはよくあるパターンだけど、さすが「小山ゆう」と思わせる内容で面白い。
あしたのジョーと違い燃え尽きるを前提ではなく、元気なスポーツ漫画で、ボクシングの試合自体もルールを守った正しい打ち方でルール違反が一つもないという、青少年ボクシングマンガの鏡という感じだ
ただ主人公の堀口 元気の成長よりも、俺は堀口 元気の取り巻く環境の面白さの方が目に行く。
どのキャラも素晴らしい登場人物の中で最も好きなのは「山谷勝三」
元気のいるジムに所属していて、全くボクシングの才能がなくデビューから一回も勝てずに引退するのだが、最後の試合から引退までのシーンは何回読んでも「小山ゆう」のできないやつへの扱いは恐ろしいというのをまざまざと見せつけられる。
初めて読んだ時、『メジャー』のギブソンじゃねーか!と
思いました。
父親と対決したことがきっかけで、
畜生から聖人にクラスチェンジするし。