あらすじ

かつて元気の一撃に沈んだ海道卓が、関と並ぶ世界チャンピオンのタイトルを手に帰国する。しかも、初防衛戦の相手に元気を指名する。初めてのタイトル戦を目の前に、敵地・高知に乗り込んだ元気を待ち受けるものは…。
がんばれ元気 1巻

堀口元気はプロボクサーである父親の影響をうけて、5歳からボクシングをはじめた。しかし、父親は後に世界チャンピオンとなる「天才ボクサー」の異名を持つ関拳児(せきけんじ)との死闘の末、この世を去ってしまう。父親の果たせなかった夢……世界チャンピオンを目指して、元気が駆け抜ける!熱く燃え続ける男の感動ドラマ!

がんばれ元気 2巻

元気の父親・シャーク堀口は5年前にボクシング界を引退。しかし、彼は31歳で再びボクシング界に復帰する。カムバック後は不屈の根性で勝ち続けるが、17歳の大物新人・関拳児(せきけんじ)との対戦で強烈なパンチを受け、意識不明になってしまう。

がんばれ元気 3巻

父の死後、祖父母のもとに引き取られた元気は、二人の大反対にもかかわらず、ひそかにボクシングのトレーニングを続けていた。そんな元気にあたたかい声援をおくる担任の芦川先生は、元気をボクシングジムに連れ出す。

がんばれ元気 4巻

元気は担任の芦川先生の恋人で、強烈なパンチ力を持つ、元全日本学生チャンピオンの三島栄司と知り合う。すさんだ生活を送る三島は、ふとしたことから傷害の罪を犯してしまい刑務所へ。別れの日、三島は元気にいつの日かボクシングを教えると約束をする。

がんばれ元気 5巻

日々激しいトレーニングを続ける元気に、芦川先生や同じジムの山谷勝三は暖かい声援を送る。さらにクラスメイトの石田ともこは、ほのかな恋心を抱いて元気に近づく…。そんなある日、傷害罪で服役中だった三島英司が5年ぶりにジムに復帰するのだが…。

がんばれ元気(6)

元気は高校進学よりもプロボクサーへの道を選ぶと宣言したことから、やさしかった祖父母との間に微妙な変化が生じる。そんなある日、元気はふとしたことから学校一秀才の・岡村と言い争いになり、決闘を申し込まれてしまう。

がんばれ元気(7)

岡村との決闘は元気の圧勝に終わった。しかし、一緒に早朝ランニングをするなど、元気と岡村には友情が芽生える。そんなとき、三島の病状が悪化し、ついに入院してしまう。元気は三島との約束を破り芦川先生に知らせるが…。

がんばれ元気(8)

病状が悪化し入院していた三島が退院した。死を覚悟した三島は元気とスパーリングを行い、リング上で壮絶な最期をとげる。亡き父と三島のためにも、元気は強く生きようと決心する。そして、高校入試も無事に終わった。

がんばれ元気(9)

高校入試の合格発表の当日、元気は父の果たせなかった夢・世界チャンピオンを目指し、やさしい祖父母や住みなれた町に別れを告げて一人東京へ向かう。上京した元気はふとしたことから寿司屋に就職し、かつて父が所属していた永野ジムに入門する。

がんばれ元気(10)

待望の17歳になった元気は、プロテストを一発KOで飾り、幼なじみののぼると共にプロライセンスを手にする。そして、かつてのライバル・火山からスパーリング・パートナーの指名を受け、実践さながらの試合がはじまった。

がんばれ元気(11)

最終ラウンド、一発のパンチが火山の顔面に決まり、ダウンを奪う。火山は元気の成長に驚き、プロ入りを決意する。デビュー戦を目指し、猛練習にはげむ元気と幼なじみののぼる。しかし、非常な勝負の世界は、この二人にスパーリングを命じた。

がんばれ元気(12)

単身上京した芦川先生の励ましを受け、過去の思い出を振り切り、再びトレーナーの教えを受けようと決意した元気。こうして、元気と露木トレーナーの新コンビが誕生し、本格的なトレーニングを開始した。そして、ついにデビュー戦が近づく。

がんばれ元気(13)

露木の特訓を受け、フラフラの状態でリングに上がったデビュー戦だったが、対戦相手を一発KOで倒した元気。そして、元気、のぼる、火山らが出場するプロボクサーの登竜門、トーナメント方式の東日本新人王決定戦が開始した。

がんばれ元気(14)

元気、のぼる、火山は東日本新人王決定戦を順調に勝ち進む。そんなとき、元気は祖父が病気と聞き、2年ぶりになつかしい故郷に帰るが、祖父は心を鬼にして元気を追い返す。再び上京した元気は決意も新たに2回戦をむかえる。

がんばれ元気(15)

東日本新人王決定戦が始まり、元気、のぼる、火山の3人は順調に勝ち進む。元気に続き、のぼるも準決勝進出をきめ、ついに同門同士の対決となる。しかし、のぼるはジムの会長の命令で試合を棄権し、元気の決勝戦進出が決定する。一方、火山は…。

がんばれ元気(16)

決勝戦は元気と火山の宿命の対決となる。しかし、元気は対戦を前に、火山の目に失明のおそれがあることを知り、一人思い悩む。そして決勝戦が始まり、元気は火山の猛打をあび、第1ラウンドで2度もダウンを奪われてしまう。

がんばれ元気(17)

元気は火山の目に欠陥があることを知り、顔面を攻撃できないまま一方的に痛打をあび、ダウンをくり返す。そして最終ラウンド、異常な闘志をみせた元気は火山をKOで倒す。しかし、火山は失明…元気は一人苦しむ。

がんばれ元気(18)

東日本新人王決定戦決勝で元気は拳を骨折、火山は目を傷つけボクシング界を去る。元気の幼なじみののぼるは、元気との対戦を求め新しいジムに移る。拳の傷も癒えぬ間に、全日本新人王戦が行われ、スポーツ万能の異色ボクサー・海道卓との対戦がはじまった。

がんばれ元気(19)

全日本フェザー級の新人王になり、連戦連勝を続ける6回戦では無敵の実力を誇る元気は、対戦相手を探すのに一苦労。そんなとき、世界チャンピオン・関拳児とのスパークリングを行うが、なすすべもなく痛打をあびる。

がんばれ元気(20)

対戦相手を探すのに苦労している元気のもとに、無謀ともいえるカードが持ち込まれる。相手は東洋太平洋ランキング第3位、強打を誇るトニー・ゴステロ。試合前、恐怖にすくんだ元気だったが、快調なスタートをきり、第1ラウンドでダウンを奪う。

がんばれ元気(21)

世界チャンピオン・関拳児の指名で、世界第7位・ジョニーとの対戦が持ち込まれた。しかも、関は3ラウンド30秒という苛酷な予告KOを要求する。元気は関の期待にこたえ、見事KOでジョニーを倒すことができるのだろうか!?

がんばれ元気(22)

元気のもとに、日本チャンピオンのタイトルを手にした、幼なじみの皆川のぼるから対戦が申し込まれる。これを受けた元気は、全力を尽くすことを約束し、さらに1ラウンド1分30秒の予告KOを宣言する。試合は予想通り元気の一方的な展開となるが…。

がんばれ元気(23)

かつて元気の一撃に沈んだ海道卓が、関と並ぶ世界チャンピオンのタイトルを手に帰国する。しかも、初防衛戦の相手に元気を指名する。初めてのタイトル戦を目の前に、敵地・高知に乗り込んだ元気を待ち受けるものは…。

がんばれ元気(24)

試合直前、元気のトレーナーの露木は、海道がパンチ・ドランカーであるのを知り、元気のもとを去ってしまう。そしてむかえた世界タイトル戦。男の一生をかける海道のパンチに元気はダウンの連続。そして試合はいよいよ中盤戦となり…。

がんばれ元気(25)

パンチ・ドランカーとなった海道はリングを去り、元気もまた傷を負う。そんなある日、見舞いに来た芦川先生と関が運命的な再会する。芦川先生をめぐり、二人がそれぞれの思いを抱くなか、元気は回復。関はタイトル防衛戦にのぞむ。

がんばれ元気(26)

元気は最後の目標、WBAの王者・関拳児との対戦にむけてトレーニングを再会。そんなとき、最愛の人・芦川先生が関拳児とデートを重ねているのを知り、元気もまた一人の男として愛を告白する。関は元気との一戦をひかえ、山中での特訓を開始した。

がんばれ元気(27)

元気は最後の目標であるWBAの王者・関拳児との対戦を間近にひかえ、緊張の日々を過ごしていた。そして試合前日、最愛の人・芦川先生とのドライブにでかけ、途中で二人は激しい愛をぶつけ合う。ついに、両タイトルをかけたフェザー級のタイトルマッチの日がきた。

がんばれ元気(28)

第一ラウンド、第二ラウンドともに関の強打をあび、不吉な前のめりの姿勢でリングに倒れこんでしまった元気。運命の関との対決の行方は!?そして最愛の人・芦川先生との恋の行方は!?熱血男のスポーツドラマ完結!