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日本に住む女性が、彼氏?と喧嘩して、ちょっと家出と台湾へ飛び立つ。
喧嘩のきっかけと思われるのは、林緑という女の子が書いた「緑の歌」という散文集。
雨宿りで入ったカフェに一人いたお客さん?と話すうち、彼女の心に沈んでいたわだかまりはほぐれていく。
というあらすじの、不思議なテンポで綴られる短編。
人物が描かれたときは、コマとコマの間の動きが見えるかのような気がしてくる。
目が表情に釘付けになる。
魔法のような作風だと思う。
前作の漫画「緑の歌」はまだ読んだことないのだけど、読んだ方はこの短編で思うことが私よりたくさんあるのかもしれない。
いや、 Amazonに載っていた「緑の歌」のあらすじを読むに、アフターストーリーみたいなものが好きな方はこの短編を読んだほうがいいのかもしれない。
それから、女性が彼氏に教わったらしい台湾各地の名所が描かれており、私自身もいつぞや観光で行った日々を思い出した。
日本から台湾へ、愛を探しに……。 48ページの大ボリュームで贈るロード・コミック。(コミックビーム2023年5月号)