田舎で自給自足とはまさにこのこと
四季のある日本の田舎で自給自足の生活を、淡々と誇張なしに描いている(と思う)、新連載。 主人公はかつて漫画家を目指すため上京していましたが、当時の生活費を稼ぐためのアルバイト漬けの生活とは正反対です。たいした装備もなく自分よりはるかに大きいイノシシを捕らえて捌くまでの流れがスムーズだったので相当すごい人だと思いました。 田舎暮らしに憧れてる人は読んでみると気付きがたくさんあるんじゃないでしょうかね。 ちなみに著者って、「かびんのつま」のあきやまひできさんと同じ人?
なんかめっちゃよかったです。
腕に大きく傷がある女性が、職場のいろいろ気付ける男性に優しくされていろいろ自覚していく話。
主人公の女性・知念は、職場の男性の先輩に、世間話ついでに相談乗ってもらってそのまま飲みにいくことに。
周りに気を使わせないようにしていたら、何も考えてないように見えるとかバカっぽく見えたりっていうのも察して気づいてくれている先輩。
若干口が悪いけどハッキリ言ってくれる部分も心の奥の優しさが垣間見えて、知念はその優しさに心がほどけていき…。
周囲に流されて酷い仕打ちを受け、自分を自分ごとに出来なかった女の子が、いまやっと自分の身体として受け入れていける瞬間、そのきっかけを与えてくれた先輩、抑えきれない感情をまだ見せることはできなくて一人で処理するという、とてもエモーショナルに描いていたのが印象的でした。
とてもよかったです。
二人の関係性もずっと見てたいものでした。