閉じる
メニュー詳細
なんかめっちゃよかったです。
腕に大きく傷がある女性が、職場のいろいろ気付ける男性に優しくされていろいろ自覚していく話。
主人公の女性・知念は、職場の男性の先輩に、世間話ついでに相談乗ってもらってそのまま飲みにいくことに。
周りに気を使わせないようにしていたら、何も考えてないように見えるとかバカっぽく見えたりっていうのも察して気づいてくれている先輩。
若干口が悪いけどハッキリ言ってくれる部分も心の奥の優しさが垣間見えて、知念はその優しさに心がほどけていき…。
周囲に流されて酷い仕打ちを受け、自分を自分ごとに出来なかった女の子が、いまやっと自分の身体として受け入れていける瞬間、そのきっかけを与えてくれた先輩、抑えきれない感情をまだ見せることはできなくて一人で処理するという、とてもエモーショナルに描いていたのが印象的でした。
とてもよかったです。
二人の関係性もずっと見てたいものでした。
わたしはまだ、この傷との距離感がわからない。(ビッグコミックスペリオール2023年6号)