百合分野で力のある作家達が、中村たいやき先生という「親子百合」分野のスペシャリティのもとに集まったアンソロジー。様々な内容の作品にはプリミティブな感情が共通して存在しています。

娘が母に抱く、お母さん・ママと呼び求める幼いままの愛着。そして母が娘に最初に抱く、小さな命を慈しむ感情。それが「恋」になるとは多くの人は思わないから「近親者となんて」と眉をひそめる。

しかし、百合好きなら皆「当たり前」なんて無いと知っている。だから普遍的な親子の情が「恋愛」に否応なくなだれ込むのも、柔軟な心で受け入れる……のかもしれません。

受け入れればそこには、強い感情と近すぎる距離感がある。背徳感も安心感も何もかもが強すぎる。私は一つひとつの物語から母を、娘を乞い、思わず呼ぶ声を聞いて胸が締め付けられるのでした。

#マンバ読書会
#いいお母さん

読みたい
ヘレナとオオカミさん
創作者の物語として #1巻応援 #完結応援
ヘレナとオオカミさん
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
作家、画家、漫画家など、創作者の物語はたいてい苦しい。独自の表現を追求する戦いは必ず、己のつまらなさ、発想の貧困、そして個人的な問題とどう向き合うかのせめぎ合いになる。 まだ幼い子どもが創作と向き合うのは、さらに困難だ。絵が上手な本作の主人公・ヘレナは孤児で、弟の命も失われようとしている。そんな中で「願いを絵にしてみよう」と絵本作家「悪いオオカミさん」に言われ、できずに涙を流すが、自分でもその苦しみを理解できていない。 物語を完成させるために「悪いオオカミさん」と共同作業に挑むヘレナは、その過程で作家に煽られ、引っ張られて、自分の本心に踏み込んでゆく……それまで明るく振る舞ってきたヘレナが感情をむき出しにする様に、苦しみを感じると共に、子供らしさを見出して少し安堵してしまう。 泣いて眠った夢の中で見せる心の解決は、切なくも美しい。 ヘレナのあまりの境遇に、彼女の明るさがいつか崩れてしまうことを想像しながら読むことになる物語だが、優しい大人たちの支えでヘレナは心に安寧を取り戻す。そしてその感動的なラストから、さらに彼女が創作者としても成長することまで想像してしまう。ヘレナはきっと素敵な絵本作家になると思う(もちろん悪いオオカミさんとは全然違う方向性で)。 (『ヘレナとオオカミさん』台湾の漫画賞「金漫奨」の年度漫畫奨&金漫大奨をダブル受賞おめでとうございます!)
女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました
女性差別社会をブン殴れ! #1巻応援
女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
女性差別がはびこる異世界で、パーティに理不尽な扱いを受けた魔導士の主人公は、八つ当たりの中で伝説の魔女の封印を解いてしまう。二人が手を組みパーティへの復讐を目指す物語は、現実世界にもある女性差別を数多く描き出す。 現実世界での女性差別は、とても見えにくい。例えば〈女性議員が少ない〉という問題意識に「実力のある女性議員希望者が少ない」「そもそも議員になりたがる女性が少ない」という、もっともらしい反論がある。しかしこれは女性に対する教育の不平等(女性に教育は要らないという意識、入試不正等)や女性は表に出るべきではない(=女性は男性に庇護されるべきだ、女性は家庭を守る人だ)という意識等、社会構造に練り込まれた多様な通念、しきたりが起因していて、それは男性にも、そして多くの女性にも気付かれない。 本作の異世界でも、現実世界で行われる差別が全く同じ形で表現される。主人公は身に降りかかった決定的な差別をきっかけとして、社会にある差別構造を伝説の魔女に教わりながら少しずつ自覚するようになる。主人公と一緒に、私もいちいちハッとさせられる。 魔女に肯定される主人公、主人公が肯定する女性達。世の中のおかしな構図に武力で立ち向かう二人の進撃は痛快だ。難しく考えずに勧善懲悪をなしてゆく水戸黄門的なカタルシスを与えながら、差別構造を分かりやすく描いて「女性差別はこんなに分かりやすく〈悪〉なんだ」と気付かせてくれる。 二人が社会をギッタギタにするのを期待したい。
琥珀の夢で酔いましょう
付箋を貼って読む漫画
琥珀の夢で酔いましょう
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
こんなに寄り添ってくれるメッセージに溢れた、胸熱くなる作品ってそんなにあるだろうか……大好きすぎるので6巻までを再読して、大切なところに付箋を貼ってゆく。 クラフトビールの話題が満載な本作。しかしそれと同じくらい、苦しい人・心折れそうな人の再生を描いて切実な物語でもある。 就労地位格差、身体的特性、人種差別、男性性に脅かされる女性性、性差別……さまざまな苦悩を秘めて生きる、大人になりたての登場人物たち。しかし彼らはクラフトビール専門店「白熊」で、次第に前向きになる。 クラフトビールを盛り上げるべく、打たれる幾度かのイベント。好きなものを学び、広げながら、人と繋がる。出会いの中で、自由へと解放されてゆく人たちに共振する……何かを始めたくなる! 燻る現状を告白し合うことで、主人公の派遣デザイナー・七菜は女性俳優の慎と同志になる。ピアノを諦めた同級生に、写真家の鉄雄は作品で、いつの間にか何かを伝える。ページを捲るたびに心が沸き立つ。 一方随所で、冷静かつ痛烈に、私の中にある残酷さ、思い込みや偏見を言葉にして伝える。はっとさせられたり、胸が痛くなったり。それでも西陣麦酒のブランドコンセプト「多様性(ダイバーシティ)と社会的包摂(インクルーシブ)」を取り上げ、ビールを介した人の輪の中でエンパワーメントの連鎖が起こるビジョンを語る本作は、とても力強く優しい。 私の本は、付箋でいっぱいになった。特に3巻と5巻が多いようだ。お読みの方はどうだろうか。
ローラ・ディーンにふりまわされてる
恋愛クズに振り回されるな! #1巻応援
ローラ・ディーンにふりまわされてる
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
「恋愛クズ」という存在は確かにいる。自分がモテることに自信があって、恋愛をゲームのように楽しんで、いつも自分が好かれていないと嫌で……という人物であると気付いた時には既に振り回された後。あぁぁクズ、お前に割いた時間を返せ! 本作の主人公は、人気者のクズ女に振られては復縁し、を繰り返す女子。別れるたびに友人達に慰められるけれども、何が辛いってクズ女しか見ていない主人公が、次第に親友をなおざりにしてしまうところ。 舞台はアメリカの、同性愛もポリアモリーも当たり前になっているコミュニティー。そこでは多様なパートナーの形、恋愛の形が描かれ、女性同士の恋愛も当然のことと描かる。それゆえ視線は別の点にフォーカスされる。 画面がとてもPOPだったり、ちょっとサイケだったり。ピンク+スミの二色で鮮やかな画面が楽しく、しかしそのピンクは、恋愛に振り回される主人公の閉塞感、息苦しさを演出するようでもある。 恋愛にはまり込んで大切な物を失うのはもったいない、ということがひしひしと伝わる。もっとバランスよく恋愛できないのか……とヤキモキし、渦中にいると気付かない恋愛の難しさに思いを馳せ……と一段上の次元に視点を誘う本作。恋愛と人生の見方がクリアになる、かも。 ※余談だが、本作の「恋愛クズ」はポリアモリーなのかというと、「当事者同士で合意をとった上で行う複数間の関係」がポリアモリーの定義で、それには当てはまらない。作中でも「ノンモノガミー」と紹介されている。
スピン
迷走する私とフィギュアスケート
スピン
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
フィギュアスケートを惰性で続けている少女の物語。なまじ出来てしまうことに加えて、ある理由でフィギュアスケートに固執している主人公。やりたくはない、けれどもやめられない、という苛立ち・うんざり感……一冊を通じて、鬱々とした気持ちに支配される。 周囲が全てクソという認識。生きづらさ、世界に受け入れられない絶望感。解決策が無く、無力感を共有することになる。 しかし、ぐいぐいと読めてしまう。そこにある無力感は、過去の私も持っていたものに似ているから。 学校でも、リンクでも、うまくいかない主人公。彼女を支えるのは、それぞれの場所で彼女を受け入れる女性たち。おかげでぎりぎり立っていられる主人公に感情移入する。 過剰に女性の支えを求める理由の中には、彼女の同性愛もある(作中ではゲイと表現)。そこにはときめきがあるものの、決して受け入れられないだろうという諦めが彼女をいっそう荒ませるのが辛い。 幼少期から思春期にかけての迷走は歯痒いし、自分と照らし合わせるのも辛い部分がある。一方で心の奥底で同調し、その辛さがどう癒されるのかを追いたくもなる。 起こる出来事に一貫性が無く、突然なのがリアルに感じる。作者の自伝として、恐らく自分の感情に向き合って、歯を喰いしばって描いたのだろう生々しい描写に触れて、ひどく動揺している私がいた。
守娘
台湾怪奇譚と抑圧される女性 #1巻応援 #完結応援
守娘
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
『陳守娘(タン・シュウリョン)』の伝説を題材にした物語は、墨っぽい美麗な作画で幻惑と苦悩の物語へと私を誘う。 舞台は清代の台南。不思議な祈祷師・守娘と出会うのは、名家のお転婆お嬢様。彼女は謎の水死体を皮切りに、様々な女性の苦しみの声を聞き、寄り添い、行動し……そうしてある巨悪の構造に巻き込まれてゆく。 彼女は当時の女性達がする、纏足をしていない。その分自由に走れる彼女は「女性のために」走る存在。一方で守娘は主人公を導くが、彼女自身も元は苦しむ女性であり、意外と無力な存在でもある。 描かれるのは、女性にあまりにも厳しい家父長制社会。そこで女性達は神や霊に縋り、まじないに頼り……その社会構造を恨むのではなく、その社会構造をなんとか生きのびようとする。その理不尽に、男である私は言葉を失う。 さらに描かれるのは、人間社会の恐ろしさに対する霊的存在の無力さ。膨大な怨念が、せいぜい足に痣を付けて何かを知らせることしかできない。でも、それをきっかけに何かが変わる時……そしてやはり無力な守娘がお嬢様に「諦めない事」を伝える時、そこに残る僅かな希望に安堵する。 しかしその希望を前にして「この時代に生まれなくて良かった」と男の私は言いたくない。この怨念と希望は、何千年も受け継がれ、そしてこのままでは、これからも受け継がれる物だから。 この物語にある「女性の抑圧」は、恐らくあらゆる時代の女性に接続する。『アンナ・コムネナ』は千年前の皇宮でも女性は不自由だった事を描き出す。そして『女の子がいる場所は』は現代の世界中・そして日本の少女への抑圧を描く。 今を生きる男の私は「抑圧はなくなった」「差別は解消しつつある」と簡単に言ってしまいそうになる。しかし現在も抑圧される女性は存在し、その言葉は彼女たちにも届くかもしれない。彼女たちははどう思うだろうか。 この事はあらゆる差別・抑圧に通じる。苦しみは私に見えない所で生まれ続けるだろう事を、忘れずに言葉を紡ぎたい。
ネコと海の彼方
幼いロマンシスと喪失の海 #1巻応援 #完結応援
ネコと海の彼方
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
本作を読み終えて数日が経った。その印象はあまりにも鮮烈で、私は日々の隙間を見つけては主人公と、彼女の大切な人について考える。美しい友愛と、その喪失を。 主人公を暗闇から助け出してくれたあの子。二人の日々は眩しくて、私は自身の幼い恋や友情を思い出す。 ナイショがあってもいい、寄り添うことが相手への想い。そんな二人だけの独特な関係に、心温まりつつ強く魅了される……それだけに、後半の展開は辛い。 主人公は単純に悲しむだけではない。その言動はキューブラー・ロスの「死の受容5段階」がモデルにあるのだろうか。喪失を否定するように怒ったり、取り戻そうとしたり。 「彼女を留めておきたい、忘れたくない」という強い想いはしかし、足掻けば足掻くほど苦悩の深みに嵌まっていく……絶望感を共有する。 しかし生き残った人には、明日が来る。 恐らく友情も恋も、人生の目的ではない。それは人生を支えるもの。大切な物を沢山くれた、特別なあの子を特別なままに相対化する主人公の、漆黒の海に夜明けは来る……その静かで晴れやかな終局は、今もさざなみのように心に打ち寄せる。
銀太郎さんお頼み申す
未知の文化に飛び込む勇気
銀太郎さんお頼み申す
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
この作品で印象深いのは「言葉の通じなさ」だ。 カフェ店員の主人公女性が、お客の着物美女を師匠と仰ぎ着物文化に入ってゆく物語だが、この主人公、徹底的に素人。文化が違う。 師匠が発した言葉が誤変換されて主人公に届くやりとりが面白いのだが、そこにあるのは完全な文化の断絶。懸命に喰らいつく主人公だが、一つの用語を理解するまでがもどかしい。 私は着物文化に憧れて、いくつかの着物マンガ(『恋せよキモノ乙女』『またのお越しを』など)を読むのだが、知識が足りずについてゆけないことがある。詳しく解説がついているにも関わらずだ。 『銀太郎さんお頼み申す』は、主人公のゆっくりな理解速度が素人の私を置き去りにしない。そして彼女に教える師匠や周囲の女性たちが(時々呆れながらも)きちんと教えてくれるのが良い。失敗のフォローも優しい。 主人公はどうして助けてもらえるのか。それは彼女が本気で喰らいついているから……それくらいしか今のところ思い当たらないが、案外そういうことが大事なのかもしれない。 恐らく私が未だに着物物文化を理解できないのは、そこに入ってゆかないから。一方本作の主人公は無知だが、自分の求めるものはこれと決めて飛び込み、上手くいかなくても諦めず、少しずつでも成長を喜ぶ。そんな姿勢が文化を楽しむための、いちばんの「センス」だとしたら……そう思うと、不器用な彼女を羨ましくさえ思った。
琥珀の貴女
喪失と影が生に輪郭を与える百合 #1巻応援
琥珀の貴女
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
あらゆる物事は始まり、終わってゆく。生まれ、死んでゆく。物語も、恋も、そして命も。 死の波打ち際で生を振り返る時、または仮初の死から生還するとき、生は強く輝く。あるいは現実感がない喪失は、反芻していつまでも心を縛る。喪失が生きることに、輪郭を与える。影が光の世界にディテールを与える。 そんな影と光が描かれるのが、この大人百合短編集だ。強い物語も、ふんわりとした物語も、そこには喪失や影があり、それゆえに登場人物たちは複雑で、切実になってゆく。 どの物語もなかなか真相が明らかにされず、ショッキングな体験をくれる。そしてその核を貫くのはまごうことなき百合だ。昏くても明るくても、その百合は暗闇に差す細い光のように印象的だ。 ●chandelier 恋を失い死を願うレズビアン風俗のキャストは、好きな人との予行練習だと言う客に惹かれる。死の淵で手を取る二人。 ●ふたりの楽園 政略結婚に臨む花嫁と、彼女を束縛する幼馴染。昏い関係の真実に驚く。 ●えりちゃんのハイヒール 二丁目で私にキスをした、ゴツいハイヒールの小さな女性。たまさかの出会いと不在にぼんやりと心を縛られる感じ、なんかわかる。 ●水際 レズビアン風俗の30代のキャストは日本画の大家の女性にモデルとして雇われる。「よぼよぼのババア」に惹かれてゆく恋は強力だった。 ●転石苔むさず バイト先の苦手な先輩を、一晩泊めてやる。一瞬近づき、離れてゆくその距離感をこちらも想像する。 ●ひかり 母を亡くした新興宗教二世は、昔世話してくれた信徒の女性のために「神の子」になる。信頼を巡る物語は複雑に正しさを挫いてゆく。すごいものを見た……。
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…わたし、死んじゃったらしいです。目を覚ますと、そこは天国。…じゃなくて地獄!? わたしが地獄行きになった原因があるらしいけど、そんなの全然思い出せなくて…。とにかく、地獄なんて絶対イヤー!!でもでも、可愛い女の子がいっぱいだし、新しい友達もできたし、憧れだった燈先輩とも再会できちゃった …ここって、ホントに地獄なの!?ちょっと変わった地獄ライフ、はじまります♪
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twitterで大人気! ひたすら明るい記憶喪失百合コメディ! 記憶喪失によりここ数年の記憶がなくなってしまったアリサ。そんな彼女の恋人のマリは突然のことに戸惑うが、当の本人は記憶喪失の悩みなんてどこ吹く風。付き合っていた間の記憶がなくても、あらたに経験する恋人同士のアレコレがむしろ新鮮で興奮の毎日を送るのだった…!? ひたすら明るい記憶喪失コメディ!
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高橋菫子はカワイイ。男子にはモテるし、カラオケもゲーセンもクレープも大好き。そんな普通にカワイイ女子高生。姉の桜子はカッコいい。背も高くレディーファーストで演劇部の男役に抜擢されるいわゆる女子校の王子様。本当は姉だって、カワイイものが大好きな普通の女子高生なのに…。妹が、大好きな姉のために、姉の彼女とケンカする『ラ・カンパネラ』、妹がクラスメイトから告白される『ハンマークラヴィーア』をはじめ電車でのガールミーツガールを描いた『定刻ダイヤ』など、女の子同士の出会いとこれからを詰め込んだ短編集です。
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たとえとどかぬ糸だとしても

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ごくごく平凡な高校生、鳴瀬ウタには、人には言えない秘密があった。それは、実の兄のお嫁さんである薫瑠に恋をしていること。決して実らない恋だけど、日々の営みが嬉しくて、その一方で兄との新婚生活を見ていると胸が張り裂けそうで…。彼女は心を押し殺す。そっと心に秘めた恋心が、目を覚まさないように――。
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「私のDNAの半分を構成するもの」 成績優秀、容姿端麗で少しミステリアスな雰囲気を持つ女子高生・森井飛鳥と、その母親の森井綾子。二人はどこからどう見ても普通の親子だが、実は娘の飛鳥は母親である綾子に親子以上の感情を抱いている。どうして肉親を好きになってはいけないのか?家族愛と恋愛の違いとは? 実母に抱く二つの感情の間で揺れ動く主人公の姿を描く、近親純愛ラブストーリー。
ゆるおやこ

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「好き」に性別も血縁も関係ないっ!! 明るくいつも元気が有り余る中学生・花村祐希(15)。彼女が恋する大好きな人は、仕事をテキパキこなすバリキャリエリート花村清香(36)……同じ屋根の下で過ごす祐希のお母さんである! 血縁なんて細かいこと(?)を気にしない祐希は日々猛アタック! 愛の言葉が毎日飛び交う! それにタジタジの清香……でも、時々ときめいちゃったりして!? 娘×母、この恋は実るのか? ドタバタ親子百合ラブコメディ☆おまけもたっぷり収録の第1巻♪
明日また会いましょう

明日また会いましょう

通学電車×女子高生百合。名も知らない二人が通学電車の中で出会い、少しずつ惹かれ合っていく少女漫画的な王道恋愛ストーリーを百合漫画で! お天気アプリFINE天気!にて掲載していたイラストを元に漫画化、百合専門情報サイト『百合ナビ』にて前半部分を連載し、書き下ろしの後半部分を加えた完結編になります。恋は晴れのち曇り、時々急停車!? 女子高生二人のもどかしい距離感を是非お楽しみください♪
甘くない結婚

甘くない結婚

男嫌いな社長令嬢・三並凛子は、結婚を願う両親の圧力に負け、女嫌いで有名な社内のエリート・高柳真人とお見合いすることに。破談を目論む凛子だったが、逆に真人から契約結婚を持ちかけられて……。男嫌い女×女嫌い男のかりそめの結婚生活がスタート!? エブリスタで人気の甘婚シリーズ第1弾「甘くない結婚」がついにコミック化!
先生にはまだ言わない

先生にはまだ言わない

飯島音羽は、同じ女性の体育の先生に片想い中。16時から1時間、先生と二人っきりでいれる約束を取り付け、放課後は体育教官室へ直行する毎日。一緒にいればいるほど、先生への気持ちがあふれてきて…。でもこの気持ち、先生にはまだ言わない。女の子同士の危うくもピュアな恋する物語を単行本化! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
愛していいのは、カラダだけ 総集編

愛していいのは、カラダだけ 総集編

創作百合同人誌『愛していいのは、カラダだけ』の総集編1です。■収録作品・愛していいのは、カラダだけ1・愛していいのは、カラダだけ2・愛していいのは、カラダだけ3・愛していいのは、カラダだけ4・愛していいのは、カラダだけ5・描き下ろし漫画6作品(50P)それぞれの巻での前日単・その後などの描き下ろしにくわえて、総集編特別描き下ろしは東郷・佐山の2人の休日を定点カメラ風漫画を20P収録しています。210P/(特別描き下ろし20P)生肉名義で創作百合を描いています。肉欲の絡んだ百合が好きで、Twitterを中心に活動しています。
愛していいのは、カラダだけ

愛していいのは、カラダだけ

仕事の厳しさから周りに恐れられている、東郷遥は、自分がレズビアンな事を隠していた。自分に唯一自然体で接してくれる後輩、佐山に惹かれつつも「憧れだけど苦手」として一線引いてしまっていた。そんな中、佐山にレズビアンなことがバレてしまうが…。生肉名義で創作百合を描いています。肉欲の絡んだ百合が好きで、Twitterを中心に活動しています。
創作百合まとめ本

創作百合まとめ本

TwitterやPixivに載せている、社会人百合の漫画やイラストを詰め込んだまとめ本になります。まとめ本でしか読めない描き下ろしも収録しています。生肉名義で創作百合を描いています。肉欲の絡んだ百合が好きで、Twitterを中心に活動しています。
両片想いのセフレ百合

両片想いのセフレ百合

2丁目で知らない者はいない、絶頂のタチ・葵と、カリスマネコのすみれ。2人は恋愛関係にならない相手が楽だから、とセフレ関係を結んでいる。しかし実際は3年間もお互いに両片想いをしていて――…!?46P/(描き下ろし4P+電子版限定漫画2P)生肉名義で創作百合を描いています。肉欲の絡んだ百合が好きで、Twitterを中心に活動しています。
母を、娘を呼ぶ声切なくにコメントする