ネタバレ

1935年の台北が舞台。人ならざるモノが見えるミステリアスなカフェーの店主を軸に、日本人、原住民族も登場し様々なドラマが繰り広げられます。

1935年の台湾博覧会の様子から、町並み、それぞれのキャラクターが着ている民族衣装にいたるまで。描写が本当に丁寧で説得力がすごい!
膨大な取材に基づいて描かれているのが伝わってきます。

「この場所は当時こういう場所で…」
「当時公用語は日本語で…」
「この人物のモデルは誰で…」

など脚注がものすごく細かく入っていて、まるで副音声的な感じで当時の歴史を知ることが出来てとても勉強になりました。

公式のあらすじでは時代に忠実に「昭和浪漫」と書かれているのですが、あとがきでAKRU先生が書いているようにこの時代の雰囲気はまさに「大正ロマン in 台湾」で、ミステリアスでファンタジーな設定とも相性バッチリでした。

当時の台湾の様子を知りもっと台湾が好きになる素敵な作品です。

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「試し読み」もできなくなってますね。
日本が台湾を統治していた時の状況を正しく伝えていることが「都合が悪い」という仕組みになってるんですね。
こまった日本の教育体制だ。

電子書籍の試し読みができなくなるのは往々にしてシステムの問題か出版社・著者の版権の問題だと思います。
試し読みができなくなっている状態をあなたの政治的思想で都合よく解釈して結び付けるのは勝手ですが、私のクチコミに妄想を書き込まれるのは甚だ不愉快です。なぜ試し読みができなくなっているのかは出版社者に問い合わせて下さい。

ほくじょうひゃっがちょうかふぇーひゃっがどう
北城百畫帖(カフェーヒャッガドウ)
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龍行旅

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日本からも近く、多くの日本人が訪れる台湾。自然と歴史の交わる魅力的なこの国には優れた漫画文化があった。台湾漫画界のエース、AKRUが描くオリエンタルファンタジー作品集。辻芸人をしながら龍を探し各地を旅をする龍族の朔と弟の満月。赴く先で出合う怪異が巻き起こす事件を超常の力で鎮め、人々の心に平穏をもたらしていく。台湾の神秘と優しさが美しい感動を生む傑作登場。

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明治統治時代の台北に潜む鬼神とは(青騎士9B号/前編・10B号/後編)

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