「試し読み」もできなくなってますね。
日本が台湾を統治していた時の状況を正しく伝えていることが「都合が悪い」という仕組みになってるんですね。
こまった日本の教育体制だ。
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1935年の台北が舞台。人ならざるモノが見えるミステリアスなカフェーの店主を軸に、日本人、原住民族も登場し様々なドラマが繰り広げられます。
1935年の台湾博覧会の様子から、町並み、それぞれのキャラクターが着ている民族衣装にいたるまで。描写が本当に丁寧で説得力がすごい!
膨大な取材に基づいて描かれているのが伝わってきます。
「この場所は当時こういう場所で…」
「当時公用語は日本語で…」
「この人物のモデルは誰で…」
など脚注がものすごく細かく入っていて、まるで副音声的な感じで当時の歴史を知ることが出来てとても勉強になりました。
公式のあらすじでは時代に忠実に「昭和浪漫」と書かれているのですが、あとがきでAKRU先生が書いているようにこの時代の雰囲気はまさに「大正ロマン in 台湾」で、ミステリアスでファンタジーな設定とも相性バッチリでした。
当時の台湾の様子を知りもっと台湾が好きになる素敵な作品です。