たぬきのお話をたくさんしてくれるお祖母ちゃんと、その孫娘きよみちゃん、店のお手伝いさんらしい青年たいちゃんのお話。たいちゃんがお祖母ちゃんときよみちゃんを見間違えたところで、おや…?と思いましたが、正体が明らかになるシーンが優しくてジーンとしました。
おばあちゃんがきよみくらいの年頃だった時からたいちゃんは側に居て、でもお祖母ちゃんは人間の男性と結ばれたであろうことを想像すると切ない。
お祖母ちゃんが危篤だと告げるときのたいちゃんが妙に辛辣だったのは、大切な人を失った悲しみからだったのだなと読み終わってから気づきました…。最初は悪意があるように見えた表情も、読み返して見ると辛さをこらえている顔で…🥲
優しいファンタジーが好きなのでこの作品に出会えてよかったです✨
COMITIA146「4時間スピード漫画賞」大賞