最高の助っ人 ザ・グレイト・ゼブラ
Mr・?など、この作品には様々な覆面レスラーが 出てきますが、自分の一番のお気に入りはこの人です。 タイガーの窮地に颯爽と現れタッグを組み、勝利を収めると あっさりと姿を消す。 そして、その正体はジャイアント馬場さん。 たった1度だけの登場ですが、いや1度だからこその 印象の強さと謎めいた雰囲気が堪らなく好きです。
全米プロレス界を震えあがらせた“黄色い悪魔”がついに還ってきた!!血の海と化したアメリカをあとに、母国日本に現れたタイガーマスク。「相手を叩きのめしての反則負けこそ我が誇り」と公言する彼を、無敵の悪役レスラーに育てあげたのは、アメリカ地下プロレス組織“虎の穴”だった。彼自身が育った施設“ちびっこハウス”のため、“虎の穴”の鉄の掟を破ってしまったタイガーの元へ刺客が…!?
アニメから入ったクチですが、
原作の最初の方でびっくりしたのが
初期のタイガーマスクが反則上等の悪役レスラーであったことと、
虎の穴に反旗を翻すキッカケになったエピソード。
タイガー=伊達直人は、虎の穴に収めるお金をちびっ子ハウスの
借金に充てます。
虎の穴を裏切る=恐ろしい制裁なので、
そのお金を渡す所でメチャクチャ、ビビッてるんですよね。
『臆病者のお前にしちゃ良くやった』と
鏡の自分に話掛けたりするし、『今更、後には退けない』みたいな
ヤケクソ感がアリアリです。
その後もお金に対する拘りが終始描写されますが、
こういうリアルさ、人間らしさが魅力の一つだと
思うんですよね。
だから、今の世になっても全国にたくさんの『伊達直人』が
いるんではないかと考えます。