まだまだこれから闇が広がりそう。
1巻読了。 まだまだ、序盤だが、物語はこれから深いところいくのだろうと思う。 それにしても、中学生の子供を残して家を出てしまう母親って。 そして、スリを続ける友達。 住田を救うためとはいえ、簡単に強盗をしてしまうとは・・・。 登場人物には、突発的な衝動で動いてしまう人々が多い。 人生は、一度ぬかるみに入ってしまうと抜け出せないということか。 映画の原作がマンガだったと知って驚いた。
小生「稲中」も読んだことない勢だったので、
本作が世にいう「今までの古谷実とは違う」というのを先入観もなく読んだ。
そんで、読んだ感想だが、率直に言うとよくわからなかった。
主人公・住田が結局何をしたいのかわからず、周囲の人間、女子中学生・茶沢がなぜ彼に好意をよせ、友人・夜野はなぜ彼に尽くすのか、時折でる主人公にしか見えない化け物は何を象徴しているのか?など不明なまま4巻駆け抜けた。
自分の読解力がないだけかもですが…。
ただ登場人物たちの、何気ない瞬間にわきおこる殺意や欲の吐き出し方は、すごく唐突でこの表現には驚いた。
こういうのは衝動的で、細かい動機なんてないのか?と考えると、妙にリアルだと思う。
普通ではない、普通になれない少年・住田のどこまでも救いがない悲哀に満ちた物語。
なんとなくわからなかったが、読後もひっかかかるものがずっとあるので、時間をあけて何回か読み直したくなる魅力があると思います。
人生って、とんでもねえぇぇぇ――!!超極端な不幸に巻き込まれずに生きる、ズーズーしき「普通の人間」たち。そんな彼らに憧(あこが)れつつも、激しい憎しみを抑えきれない中3男子・住田。彼の悩みは、「自分にしか見えないバケモノ」にとりつかれていることだった……。メガヒットGAG大作『行け!稲中卓球部』から一貫して、「人生とは何か?」というテーマを問うてきた漫画家・古谷実。その魂をつぎ込んで描き出される、圧倒的な「絶望の世界」!!
人生って、とんでもねえぇぇぇ――!!超極端な不幸に巻き込まれずに生きる、ズーズーしき「普通の人間」たち。そんな彼らに憧(あこが)れつつも、激しい憎しみを抑えきれない中3男子・住田。彼の悩みは、「自分にしか見えないバケモノ」にとりつかれていることだった……。メガヒットGAG大作『行け!稲中卓球部』から一貫して、「人生とは何か?」というテーマを問うてきた漫画家・古谷実。その魂をつぎ込んで描き出される、圧倒的な「絶望の世界」!!