モルスァ
めちゃくちゃ面白い格闘漫画なんだけど余計なものが多すぎて困る。作者が木多なんでその余計な展開も僕は好きなんですが、キレる読者もいるかも。 とりあえず金田戦最後まで読もうね。
長年の沈黙を破り……ギャグ漫画界の修羅の化身が放つ問題(など何処にあろうか)作!!!!新たなる木多ワールドは格闘技!!宇都宮の大地に降り立った転校生・佐藤十兵衛(さとうじゅうべい)、17歳。恐れを知らぬ喧嘩魂ゆえにいつもまわりは敵だらけ!ああん、十兵衛は普通の高校生みたく今しかできないコトしたいだけなのにぃ!!漫画界の修羅の化身が描く爆笑格闘大河ロマン、ここに開幕!!
物語の核になる「陰陽トーナメント」
参加者の顔ぶれは
・殺しに直結した剣術と忍術の使い手
・一子相伝で活殺自在の古武道の継承者
・五輪金メダルと国民栄誉賞受賞の柔道家
・脳内麻薬を自在に扱う怪力の用心棒
・天才にして少しイッチャッテル日本拳法の達人
・その兄でかなりイッチャッテル傭兵
・無敗どころか膝すら一度もついたことがない大横綱
・義のためには全てを投げ打つ空手家
・武の表も裏も会得しきった合気道の達人
・世界チャンピオンも逃げる、ボクシングのヘビー級一位
・技も力もカリスマ性も備えながら人を殺したプロレスラー
・無敗のままフェードアウトしていた総合格闘家
・敗北も知りより強くなった空手出身の天才中国拳法家
・多重人格者でもある招淋寺拳法家
・記憶障害があり本人すら謎の多いシラットの使い手
・受けることを許さない破壊力を有するキックボクサー
これだけでも強烈なのに、更に各々が
人を殺したり殺されかけたりの経験もあったり、
薬物や武器など反則ありありの実戦も経験していたり、
特異体質や精神異常を賜物として強くなったり、
化け物みたいな連中だったりする。
こいつらがほぼなんでもありで戦うトーナメント。
面白くないわけが無い。
「喧嘩商売」ではトーナメント開催直前までで
第2部的な「喧嘩稼業」で、ようやくトーナメントは
始まるが、
上記の強者たちの生い立ちや修行過程、
格闘エピソードや背景を綴った
「喧嘩商売」はけして単なる前フリではない。
極上の格闘技者群像ドラマだ。