エロとギャグの融合は健在
「アゴなしゲン」以来、平本アキラ先生が好き過ぎる小生。 (しかし、画力の進化がハンパない漫画家ランキング1位だと思います。知らない人は、アゴなしゲンを読んで欲しい。) 監獄学園の次はヒーローものかぁと楽しみにしておりましたが、まさかの完結。 内容も現代っぽい雰囲気の中に、能力のあるヒーローや怪人が登場するなどSF要素も入れつつ、一方で平本節とも言えるおバカなギャグは健在。 真骨頂のエロティックな描写もあって、さぁどう転ぶかな?と思っておりましたが…完結は残念です。 最終巻まで読みましたが、ストーリー的には若干未消化な感じを受けますね。 怪人の属する特解戦線とヒーローが率いる正義管理部、それぞれの動機や狙いとかも語られていない部分が多く曖昧でした。 なぜ特殊能力が出現しているのかとかも。 とはいえ、クライマックスにむけての怒涛の展開やドンデン返しの連続は、スパイ映画のようでスリルと爽快感があって面白かったです。 だからこそ続いてほしかったなぁ。 あと、1巻と最終巻で同じ描写があるのですが(ビルの爆発のところ)、時系列的に繋がっているってことなのかな?