早乙女というキャラの設定は 実際には人を殺したことはない。 だが、親友や親の死に対して 自分が殺したようなものだと、 感じなくてもいい責任を感じ 背負い込んでいる、 「人を助けることが出来なかったことを悩んでいる人間」 だと思う。 そういうキャラなのでここまでで スカッと着グルミ猿を倒して(殺して)仲間を 助ける場面は出てこなかったのだろう。 話の中盤で、トラウマを克服したら話が終わっちゃうし。 それに知らなかった(人かUMAかわからなかった) からといって人を殺すことで解消したら おかしい内容のトラウマだし。 けれどそれゆえに読者からしたら 着グルミ猿や魔猿にトドメを刺すのは 脇役ばかりという展開に、 主人公のクセにスカッとした活躍をしない 中途半端な存在に感じてしまう ことになってしまったと思う。 なので元から早乙女というキャラは 最期の最期で一度だけ、守りたい人を守れて トラウマが解消するしかないキャラだったと思う。 そう考えれば、ここで大活躍をして欲しい。 けれども、ナタで斬りつけて致命傷を負わせるのも、 早乙女流れ星で、己の死と引き換えに相手を殺すのも ちょっと違うという感じはする。 人を守れなかったトラウマを人を殺すことで解消する ってのはスッキリしない。 そのへんにかんして「なるほど」と 納得させてくれる展開を見せてくれることを期待したい。  
@名無し

佐藤さんと宮田は悩みとか色々克服して生き残ったと思う
サッチーも克服して生き残ればいい

岡嶋もボッチで流されるだけの人生から
脱却して死んでいったし、
遠野もココでやらなきゃ、というところで
やり遂げて死んでいった。
佐藤さんも宮田も頑張った。
早乙女も、頑張ってほしい。

安斉さんも、過去のしがらみを乗り越えて
何らかの形で救われて欲しかった気もするが、
ラスボス化しちゃったから、しょうがないか、と。

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この世界の片隅に

漫画と映画を久しぶりに見返した!

この世界の片隅に
かしこ
かしこ

2025年のお正月にNHK広島放送で映画「この世界の片隅に」が放送されたのは、今年で原爆投下から80年が経つからだそうです。この機会に私も久しぶりに漫画と映画をどちらも見返してみました。 やはり漫画と映画の一番の違いはリンさんの描き方ですよね。漫画では夫である周作さんとリンさんの関係について触れられていますが、映画ではありません。とくに時限爆弾によって晴美さんと右手を失ったすずさんが初めて周作さんと再会した時に、漫画ではリンさんの安否を気にしますが、映画ではそれがないので、いきなり「広島に帰りたい」という言葉を言い出したような印象になっていました。映画は子供のまま縁もゆかりもない土地にお嫁に来たすずさんが大人になる話に重点を置いているような気がします。それに比べると戦時下無月経症なので子供が出来ないとはっきり描いてある漫画はもっとリアルな女性の話ですよね。だから漫画の方が幼なじみの海兵さんと2人きりにさせた周作さんに対して、あんなに腹を立てたすずさんの気持ちがすんなり理解することが出来ました。個人的には男性達に対してだけではなく、当時の価値観で大事とされていた後継ぎを残せない自分に対しての悔しさもあるのかもしれないと思いました。けれどもこの選択をしたのは原作である漫画を十分に理解してるからこそなのは映画を見れば明らかです。 久しぶりに漫画と映画を見返してどちらも戦争が普通の人の生活も脅かすことを伝えているのはもちろん、すべてを一瞬で無いものにしてしまう核兵器の恐ろしさは動きのある映画だから強く感じた喪失がありました。そして漫画には「間違っていたら教えて下さい 今のうちに」と巻末に記載されていることに初めて気づきました。戦争を知らない私達が80年前の出来事を想像するのは難しいですが、だからこそ「この世界の片隅に」という物語があります。どんなに素晴らしい漫画でもより多くの人に長く読み続けてもらうのは大変なので映像化ほどの後押しはないです。これからも漫画と映画どちらも折に触れて見返したいと思います。

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