ズレとしては作者的には長谷川や林は可哀想な立場であり、非道な事はしたが法律的には死刑確定だが、心情的には許される立場に立たせたいようにも見える。
安斎達のヘイト稼ぎが露骨な気がしてな。 氷室は元からクズだからあんなもんだろうが、これで早乙女も心置きなく安斎達を殺害できるし長谷川達を非難できなくなる。

あとは殺しにかかってくるトオルから早乙女達を守れば、長谷川達は良い人で終わる。 そういう流れに持っていきたいように見えてならない。
長谷川が再登場した辺りから、話的に方向転換したような感じがする。

そうだな。最近の展開を見るに作者は非現実的な設定、刀マンと魔猿の正体の設定を無理矢理捻じ込んできて誰もが望む宮田も早乙女と佐藤と共に生還する現実的な設定を捻じ曲げて宮田死亡。とやらなくていい設定を無理矢理捻じ込んでやるべき設定をしない等ことごとく読者の感覚との温度差を感じるな。
要するに作者が予想していた読者の反応と実際の読者の反応が違い過ぎて既に大体のストーリーを考えていて方向修正が利かない状態に陥っているのかもしれない。

たしか主人公の能力を発動させるため的な感じで
(物語の都合上)犠牲になった豆柴だっけ。

ということは早乙女も宮田の死で秘めた能力が発動して男乙女になるのか。
やまだ希望は捨てておらんぞ宮田は生きてるって信じてるからな。

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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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