しかし頭でわかっていてもここで我慢しろってのは無理な話だ。俺ならブチ切れて氷室に向って行っておもっくそ殴って殺してやるわ。勿論安斎も長谷川も林も殺す。
早乙女の場合そのまま怒りに任せて火事場のくそ力で刀マンや魔猿もぶっ殺せそうだな。

確か早乙女と安斎が決裂した時安斎にやられてる長谷川を見て考え無しに特攻して長谷川の思惑通り仲間割れしてんだよな。
そしてそれが今回の宮田の死に繋がった訳でそう思うと余計やり切れない。早乙女にとって間違いなく過去の友人や父親に続きトラウマになるだろう。
だからこれ以上長谷川達の思惑通りになって欲しくないんだがなんせ直情傾向にある早乙女の性格だから果たして親友の死を前に冷静になれるかって言うと無理かもしれない。

見捨てられないって理由で氷室を許したのも結果的に今回の件につながったのかも…
三ッ倉小屋で早乙女を犠牲にしようとした安斎に宮田が激怒した時も許したのは早乙女だった
安斎の合理的な思考を支持するなら安斎が長谷川を疑った時もそうすべきだった
それが出来ないなら宮田の言う通りもっとはやい段階で決別すべきだった

早乙女の情にあついところ大好きだけど、まずは第一に自分を大切にしてくれる人のことを考えて欲しかった

早乙女は結局誰も守れない

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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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