中岳小屋でも三つ倉小屋でも、安斉と袂を分かっているのに
なし崩し的に一緒にされているし、
それだけでもストレスは溜まるだろうに
かわいそうだな宮田。
「サッチーを犠牲にしようとしやがって!」と
安斉に掴みかかったのに、当のサッチーが
「安斉は間違っていない」
とか安斉を許しちゃうし。
サッチー、それじゃ宮田の立場がないだろ。

普通なら絶望したり弱音を吐くのは女性の役なんだろうけれど
佐藤は自分のことや遠野の死で頭がいっぱいみたいだし、
藤柴は飯塚に操られているうちは逆に絶望はしないだろうし
林さんは「助かると思ったのに」と悲しむのではなく
「罪もない人たちが」と微妙に普通じゃない悲しみ方を
する人だし、
ってことで、普通に苦しみ嘆き悲しむ役の人が
宮田しかいないんだよね。

八木さんみたいにヘリが落ちていくのを冷静に
見ているってのも普通じゃないよなあ。

こういう人たちと一緒にいるだけで
宮田のストレスは相当なものだと思う。

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人気のコメント

BLUE GIANT SUPREME

ジャズは深くて難しくてカッコいい

BLUE GIANT SUPREME
さいろく
さいろく

まず主人公のダイはすごくすごく熱がある。 周りのメンバーもそれぞれ真っ直ぐで、熱量が高い。 で、出会うその他のジャズやる人達も同様に熱い。 向き先は少し違えども、ジャズに対する熱量の高い人達を描いているんだけど、やり続けるとどういう葛藤があるのか想像もつかない。 ※もちろんコレだけが正解じゃないし特殊なんだけど 前作「ブルージャイアント」で感動と、落胆に近い憤りとを感じた人がほとんどだと思う。シュプリームではさすがに同じことにはならないと信じたい(今でもアレは本当にハッキリ憶えてるぐらいツラく、「ふざけんなーー」と口に出たぐらい熱中というか没入していた) 前作からそうだけど、途中途中で後にダイのことを語る人々(恐らくインタビューを受けている)が出てくる。 そこからは当然、未来がある程度想像できるワードがいくつも含まれており、それを踏まえて読む事でまた口角が上がってしまうのを抑えきれずに先を楽しみにして待とうと思えるそんな漫画。 ジャズが苦手であろうとわからなかろうとそんな事はどうでもいいぐらいに、五感を揺さぶってくるすごい漫画なので絶対読んだほうがいいし出来ればネタバレは見ないほうがいい。 ググると「ブルージャイアント ひどい」が一番上にサジェストされて笑ったけど、シュプリームがなかったら本当にただひどかったかもしれない。 ただ、ひどかった(と私含む多くの読者が思っている)のは本当に後半の、割と最後の方の展開の一部でしかなく、それは本当に衝撃的だったけど、その衝撃が大きい人ほどこの作品をちゃんと読んだ人であるのは間違いない。 大好きなので是非多くの人に読んでもらいたい。

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