「病理」「産科」「放射線科」、18のスペシャリストが活躍する病院に誕生した、19番目の新領域、“患者を診る”という専門医。それが、総合診療医である。物語の中で見た「なんでも治せる」お医者さんに憧れる、3年目の女性医師・滝野は、細分化された専門領域で、それぞれの専門を極めることを是とする医者のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に、総合診療医・徳重が現れる!
男はずっと、ずっと、ずっといじめられ続けてきた。いじめられ続けた理由はただ一つ「顔が豚に似ているから」。日々過酷さを増す絶望の中、偶然転移した異世界で掴んだ小さな幸せ。しかし、その幸せは同じく転移してきた同級生達に無残に踏みにじられる……。舞台は異世界ーー。今、ただ黙って虐げられ続けてきた男の復讐の物語が始まる。「俺を“豚”扱いしてイジメ続けてきた同級生(あくま)どもはーーひとり残らず鏖(みなごろし)だ。」
あまり大きな声で好きと言えない“女児向けアニメ”が好きなオタク 瀬尾卓也。ある日、クラスのギャル 天音さんと伊地知さんに絡まれたのだが、何やら天音さんもオタクの匂いが…?「オタクに優しいギャル」たちとオタクくんのスクールカーストラブコメディ第1巻!!
フランスを救った奇跡の英雄ジャンヌ・ダルク。火刑に処され、その生涯を終えようとしていた彼女は死の間際、別世界へと飛ばされてしまう。そこにいたのはその名を歴史に刻み、「魔女」と呼ばれる32人の女傑たちであった。 そして、最後の「魔女」ジャンヌダルクが揃い、欲深き魔女たちの殺し合い魔女千夜血戦の開幕が告げられるーー!!
天明三年。世では飢饉による食糧難のなかでも、主人公の可畏が住む山村では野生の動物を狩ることで他よりも幾分良い生活ができていた。しかし、ある日山で迷ったという男が村に来る。一向に目を合わせようとしないその男を訝しむ可畏だが、家族とともにもてなす。そしてその夜、村の外れではさらなる招かれざる獣が入り込んでいた...。
中学生の三木涼太は、母ひとり子ひとりで仲むつましく見えていたが、いつも母は息子の一挙手一投足に怯えていた。一方、クラスメイトの笠井薫は過保護な親に辟易し、自分がイジめられるのはの母親が悪いと考えていた。そんなある日、イジメを助けたことがきっかけで、ふたりははじめて会話をするが…!? 究極の母性に取り憑かれた少年のサイコ・サスペンス!
総合病院の薬剤師として働く、葵みどり・26歳。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、今日も彼女は患者の「当たり前の毎日」を守るため、院内を駆け回る!! 称賛されなくてもあなたを支える医療ドラマ!!
『女中』。かつては日本女性の一大職業であり、日常の中にその姿はありました。これは、そんな女中さん達が活躍した昭和初期を舞台に14歳の女の子・野中ハナが、翻訳家の蓮見令子の女中として働く日々を描いた物語。
戦後日本の復興と発展を支えた制度「決闘環状戦」。 それは、東京の大動脈・山手線を、血で血を洗いながら奪い合う、戦いである。 長らく膠着状態が続いていた最中、新駅「高輪ゲートウェイ駅」が 作られることから、決闘の火蓋が切って落とされようとしていた。 神田駅を受け持つ安田鯉之助は街の存続のため、戦いに身を投じる――。
花屋を営む千東森生(41)は、妻と高校生の娘との 3 人暮らし。花屋の経営は芳しくなく、妻はパートに出て、なんとか生計を立てていた。そんな折に届いた大学の同窓会の報せ。妻に後押しされ、同窓会へ参加した森生は、かつての親友・加賀山に声をかけられる。久々の再会に、昔を懐かしむ森生だったが、加賀山からとある仕事を提案され…。
歴史上の英傑集合!全員英雄の群雄割拠を制するのは誰だ!?歴史上の英雄に憧れる高校生・尾田信長は、ある日謎の異世界へ転移してしまう。出会ったのは本物の織田信長。そこは歴史上の偉人や英雄たちが群雄割拠する戦国時代だった。 「織田軍の軍師になれ」そう命じられ、戦いを挑むのは天才軍師・諸葛亮孔明だった。アレクサンドロス・織田信長・ナポレオン・諸葛亮孔明・ハンニバル・カエサル・項羽…。終末のワルキューレ軍略バトル版開幕!!
時代に傾(かぶ)く!面白さ100%の月刊漫画誌創刊!“傾く”とは、ど派手な姿形や立ち振舞いで人々を驚かせるのを愛する事。コミックゼノンはそれこそエンターテインメントの真髄と考えます。原哲夫10年ぶりの新作である『いくさの子-織田三郎信長伝-』、北条司の1800万部を超えるシリーズ『エンジェル・ハート2ndシーズン』をはじめ、誌面の隅々に至るまで、みなさまを驚かせて元気にさせる“傾き心”を盛りこんでいきます。
「11歳の春、初めて、人をお金で買いました」50万円を残して家を出て行った母親を探して夜の街をさまよっていた凛子(りんこ)は、交差点で倒れていたお兄さん・春乃(はるの)に声をかける。「ヒモ」自称する春乃に、ドン引きする凛子だったが、一人きりの寂しさに耐えられず、春乃の携帯に電話をかけ――。女子小学生とヒモお兄さんの、歪で切なく、どこか暖かな二人暮らしが始まる。
メイド喫茶で働くことになった下辺。だが、そこで見たのは店一番の仕事ができるメイド・まいの喫煙姿だった!! きゃるるんなメイド姿と愛煙家のギャップに惚れる下辺。さらに、毒舌な一面もかいまみえて…!? 愛煙者メイドとバイト君のギャップ萌えラブコメディ第1巻!!
「もしも、北斗の拳が実写ドラマだったら!?」北斗神拳は、監督のアドリブだった!? 日夜『北斗の拳』を撮影する者たちの血と汗と涙の記録。「設定がおもしろすぎる」「全話笑える」など、読者から絶賛のコメント多数! Twitterでトレンドを独占した新感覚・北斗の拳スピンオフコメディ!!
72歳のミカコさんは夫を亡くしたばかり。今後は夫と暮らした家にこだわって一人暮らしをするつもり。心配な子や孫にスマホを持たされたところ、死んだおじいさんのアカウントと偶然繋がってしまい…。 読めば老後も悪くない、人生100年時代のおひとり様術(ライフハック)!
累計150万部突破の『喰う寝るふたり 住むふたり』待望の新作!!︎付き合って18年、長年の同棲生活を経て、結婚5年目。35歳になったリツコとのんちゃんは、「妊活」「仕事」「親との関係」など、若い頃には考えもしなかった夫婦ならではのリアルな問題にどう向き合っていくのかーー?夫婦になったふたりの日常を男女両視点で描いたザッピングストーリー。
『終末のワルキューレ』公式スピンオフ、ついに始動!!人類存亡を賭けた神対人類十三番勝負〈ラグナロク〉の先鋒を飾った、人類代表「呂布奉先」。頼れるものは「武」のみであった三国時代において、何者にも縛られず、数多の戦場を翔けた飛将・呂布奉先の伝説の数々が、今、鮮やかに蘇る――!!!!!小5男子も、中2男子も、高2男子も“三国志”に大興奮!! バチボコ三国武侠伝!!!
営業職の郡央は、日々の業務の疲れがなかなか抜けず、生きる屍状態。そんな中、ひょんなことから、昭和レトロな喫茶店に入ることに。そこにいたのは、金髪ピアスのギャルだった!全ての疲れた現代人に捧ぐ、ギャルからしか摂取できない栄養を、あなたにお届け!
織田信長×マルチバース!!かの織田家の血を引く織田信宙。大学で歴史学を学ぶ彼の前にある日突然、自身を「平行世界からきた信長だ」と名乗る奇抜な格好をした女性が現れる。奇天烈な展開に困惑をする信宙。そこへ女性の自称・信長を“歴史を歪める存在”として命を狙う剪定者という者まで現れ…。信宙は多次元の信長達を救う旅に巻き込まれることになるーー。期待の俊英達が描く“信長とロマン”の冒険活劇!!
2206年ーー環境汚染や資源枯渇などにより、人の地球居住可能年数は残り100年と迫っていた。そんな中、人類存続を目的とし、世界人口を減らすため、滅亡させる国を選ぶ戦争『亡国決定戦』の開催が決まる!! 各国の代表として戦うのは、人ならざる異能を持ち、最強と謳われし少年少女たち。国家の存亡を背負った英雄たちのトーナメント『亡国決定戦』第1試合日本VSイギリス開戦!!
11世紀初頭、イングランド。狼に育てられた少年・ルークは神父クロウリーと出会う。クロウリーからの愛を享受し、人間性を取り戻すルーク。平和な時を過ごす二人ーーしかし、彼らの前にヴァイキングが現れる……。後にヴァイキングから「戦狼(ヒルドルヴ)オーディン」と恐れられる男による、壮絶なる復讐の物語が幕を開けるーー。
「北斗の拳」×「異世界」禁断の異種合体!! そして主役はーーーアミバ!!!北斗神拳と南斗聖拳を使いこなし、あらゆる拳法を誰よりも早く習得できる男ーー天才アミバ!! しかし、北斗神拳正統伝承者ケンシロウに敗北し、死んでしまった…かと思ったら、何故か異世界で目覚め!? 天才拳士の異世界大冒険が今、始まる…!? 連載開始直前から話題沸騰の『北斗の拳』スピンオフ転生漫画、待望の第1巻!!
みなさまは「総合診療科」という言葉に聞き覚えはありますでしょうか? 病院の"診療科"といえば、「消化器内科」「脳神経外科」など、疾患の部位とそれに対応した処置で分けられた科が思い当たるかもしれません。それぞれの科ごとに専門的な知識や技術を有した医師が活躍している、というのはこれまでの医療マンガでも描かれてきた部分だと思います。しかし、実際の医療現場では、"熱がある"や""咳が出る"という誰にでも起こるような症状なんだけど治療をしても症状が改善されずしかも原因が分からない、もしくは、診断をした疾患では説明できない症状が現れた、ということが少なからず起こり得ます。そんな患者に対し、病気の部位に囚われず包括的に診療を行なって原因疾患を特定する、という目的で設置されているのが「総合診療科」です。 https://ho.chiba-u.ac.jp/section/soshin/index.html 総合診療専門医は、2018年から始まった新専門医制度において既存の18基本領域に加えた"19番目の基本領域"として新たに制定された専門医でもあります。 そしてその「総合診療科」の医師を主人公に描いたのがこの『19番目のカルテ 徳重晃の問診』という作品です。 かつて、NHKで総合診療医をテーマにした番組が放送されていました。 『総合診療医 ドクターG』 https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050706_00000 "ドクターG"と呼ばれる総合診療のプロフェッショナルが自身で実際に経験した症例をピックアップし、医師2年目の研修医3人と討論して疾患を絞り込んでいくという番組です。その番組で繰り返し強調されていたのが、「問診」の重要性。患者の発言、表情、動き、もしくは近親者による目線、そのどこかに隠されている手がかりを常日頃から行なっている「問診」で見つけ出す・見逃さないようにする。それがが総合診療医として大切なことだと伝えているように感じました。『19番目のカルテ』の第1話を読んだだけでも、診療の上で問診で"患者の声を聴く"ことの重要性が感じられると思います。 また、この作品の真髄は、実は第1話以上に第2話に隠されているのではないかと思っています。一話完結型の医療マンガだと、患者さんの病名を推測するという推理小説的な要素も含まれてきます。しかしながら、実際の医療現場においては"病名を当てること"が目的ではなく、それどころか患者さんが本当になにかの病気なのかもわからない。そんな中で、どうすれば患者さんの抱える問題が解決するのか、"人間を診る"ことで道しるべを立てていく、そんな総合診療医の特徴が見事に描かれています。 特別な技術や大掛かりな手術は登場しない、だけど医師という職業の専門性や凄さを感じられる、もちろん人間ドラマとしても面白い。そんな作品になっていくだろうと期待しています。 1巻まで読了