江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!!残酷無惨時代劇!!
謎の美少女・ふらんのメスが光る時、生み出されるのは奇跡か悪夢か!?新感覚メディカル・ホラー登場!!コミックス用完全新作も収録!!
映画研究部に所属する業得学園2年・町谷智浩は学園トップクラスの美少女・真城舞に、ある日突然、声をかけられる。なんでも2日間だけ、24時間完全密着の撮影をしてほしいとのこと。同行する町谷だったが……!? 実力派タッグが放つ戦慄の学園スリラー!!
謎の現象“ファントム”により、人類が消えた世界に残された4人の少年少女。再会を信じ、力を合わせて生きていくが…!?
大ヒットコミック『バキ』外伝ついに登場!!『バキ』登場キャラの中でも圧倒的な人気を誇る、日本一の喧嘩師・花山薫。無敵の拳を持つこの男の「男を魅せる男の美学」が全面展開!!
岸田純は死んだ人間の姿が見える高校生。あるとき彼の前に現れた美少女は、行方不明の幼なじみ・早川涼子で…。日常に忍び寄る恐怖と狂気を描きだす正統派ホラー!!
ふらん復活! あの美少女天才外科医が帰ってきた! 彼女のメスが生むのは、奇跡か、恐怖か…!? 衝撃のメディカルホラー! 「フランケン・ふらん対開田さんの怪談」も収録!
覇府の威によって戦国乱世を支配した治国平天下大君・家康。その意に従わぬ民は軍神・吉備津彦命に誅戮される運命だ。だが見よ! 惨酷なる人界を跋扈する七つの影。人か獣か風か花片か、いや、衛府の刃・怨身忍者だ!
優れた観察眼と実行力を備えた少女・奏。絢爛たるバレエの世界に魅了された少女は、踊ることの楽しさに目覚め、やがては世界のグランドセーヌ<大舞台>へと駆けあがっていく。実力派の大人気作家が描く本格クラシックバレエロマン!!
謎の4人組に家族もろとも殺された主人公の「俺」は、高校生「蒲生翔矢」の肉体を得、この世に再びよみがえる。復讐の女神フリアエの位階に所属する第三位上級悪魔・アルメリナと契約し、人間の魂を集めてゲヘナへと送る<殺しの代理人>として…。大人気デモニック・ガンアクション!!
若さゆえに未熟、未熟ゆえにその拳に宿した刃は抜身であった!時は昭和…。若き日の武神・愚地独歩、最強の格闘家たちを相手にエゲツなくも凄絶な空手の秘技を炸裂させる!血の匂いは避けられない!!「バキ外伝」新シリーズ!!血風舞う凄絶空手浪漫!!!
卒業試験にパスすれば一生安泰、でも落第すれば即死亡! 一流の札付きが集う全寮制女子高で異能の教師たちとの狂乱の頭脳バトルが幕を開ける!!
旧態依然としたたたずまい、圧倒的精神性に裏付けられた存在感! 暴走族特攻隊長・柴千春の衝撃のエピソードが描かれるッッ!
高校1年生のクリスと星子は、家柄の違いを越えた親友同士。だが誕生日を迎えたある日、星子に異変が起きる。『赤き民の戦士』を名乗る200年前の悪霊に取り憑かれ、アメリカ合衆国に対して宣戦布告する星子。二人の友情と、日本の運命やいかに……!?
謎の美少女がもたらす死と再生のデス・ゲーム。修練の果てに道を究めし超越者(エキスパート)と、異能の力を開眼させた覚醒者(エスパー)が、命をかけた死闘を繰り広げる!!生き残るのは一人だけ…。
アダール侯国の生き残りであるサクラ姫が異世界より召喚したのは平凡な青年カイ・ワタリ! だが彼は呪乳(ネクタール)を吸うことで恐るべき戦士へと変身する……!!
スカールは「黒い幽霊団」の復活を画策し、ナイト・デーモン博士と結託して世界を支配しようとしていた! その策謀の中で世界最速のスピードスターである8マンと009が戦うことに…。衝撃の超バトルの行方は!?
クラスメイトの美少女ミスミさんは不思議が大好き。そんな彼女が興味を持ったのは、僕の制御できない超能力。放課後の天文部で繰り広げられる、ちょっとドキドキな検証実験で明かされていく僕の透視能力で、色々と恥ずかしいものが見えてしまって…。こんな幸せすぎる学生生活、いいのでしょうか!?
雲雀小学校6年の木花ヨキ、多児ミコト、櫛田キクリの仲良し3人組は、夏休みに街の七不思議を探検する。最初の「不思議」は、最近よく街で目撃される大男「ノッポマン」の正体だったが…。
普段は幼児のように無邪気な少年・写楽保介だが、隠された第三の目が開く時、その悪魔的頭脳が目覚める! 手塚治虫の代表作の一つである傑作伝奇ロマンが装いも新たにリブート!!
「武士道は死に狂いなり」は“武士道”の代名詞ともいえる「葉隠」に書かれた言葉です。『シグルイ』という作品のタイトルは、もちろん、ここからとられたものです。ストーリーは御前試合で盲目の剣士・伊良子清玄と隻腕の剣士・藤木源之助が対峙するところから始まり、そこから彼らの因縁に遡っていきます。もともろ『シグルイ』は、直木賞作家・南條範夫の『駿河城御前試合』という連作短編集の一編「無明逆流れ」をコミカライズした作品。残酷もののブームを作ったといわれる南條範夫の原作も凄惨ですが『シグルイ』も相当に凄惨です。そこら中で内臓の花が咲きます。「封建社会の完成形は 少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」このセリフに表されている通り、登場人物達の多くは、自分の能力の如何に関わらず身分という枠の中でしか動くことができません。枠の中でしか動けない人々は、自身の行動を合理化していく過程でマゾヒストになっていくのです。その結果、主君の常軌を逸した命令でさえ、家臣は顔色一つ変えず、平静な心のままに実行していくのです。主人公の一人・藤木源之助もそのタイプで、自分の範疇から一歩もでることなく、許された唯一つの事――剣術を鬼気迫る勢いで極めていきます。逆に伊良子清玄は、類まれな才能を使って、どこまでも上に向かおうという野心がある、封建社会のはぐれ者です。この二人は互いに互いを殺そうと思っています。ただその殺意がどのようなものであるのか、言葉で言い表すことのできない複雑な感情を『シグルイ』では15巻にわたって描かれていきます。 『覚悟のススメ』や『悟空道』など、山口貴由さんのそれまでの作品はド迫力の絵とその上に大きな文字がバンバンと置かれるという描写が多かったと思います。『シグルイ』でも、初めはそのような目立たせる演出が多いのですが、段々とそのような描写はなくなり、セリフ自体も減っていきます。その結果、より研ぎ澄まされた言葉と静謐な描写は、人々の内面にこもった狂気をこれでもかと醸し出し、作品全体に不穏な空気を漂わせていきます。私が特に好きなシーンは、3巻の終わり「この日 生まれ出でた 怪物は二匹」「いや 三……」というところ。文字だけでみればなんてことはないセリフですが、ここにいたる構成が素晴らしすぎるのです。研ぎ澄まされたこの2つのセリフが、この後どのような意味を持つのか…。続きは是非よんでみてください。