2006年「弾けないギターを弾くんだぜ」でデビュー。「フィンランド・サガ(性)」全3巻「シェアバディ」(ビックコミックスピリッツ 作画:高良百)全3巻などで活躍中の漫画家 吉田貴司のちょっぴりシュールな短編集。収録作品:01.やれたかも委員会 02.かっこいい縄文時代 03.明智蜜秀子の確定申告 04.向かい風のメロディ 05.定城-sadajo- 06.おんなと話したい 07.ツーシーム 08.師走の猫 09.たけしになりたい 10.やれたかも委員会2(作者のちょっとしたあとがき付き)
一本の道をたすきで繋ぎ執念で走り継ぐ駅伝ー。各チームの補欠ばかりを集めた混成Bチーム「カモメ」。はぐれ者の彼らが、日本中の強豪をおしのけゴールデンテープを切ることを目標にレースに挑む! 果たして、たすきを最後まで繋ぐことができるのか!? 「横浜・富士オープン駅伝」を走り抜けるのは、第1区「地獄を見た男」北川 克己(24歳)。第2区「翔べないカモメ」小野寺 順(21歳)。第3区「独りぼっちのカモメ」南 利夫(22歳)。彼等たちの走ることへの情熱は誰より強かった。スポーツ漫画の巨匠、塀内夏子が描く5人のランナーの物語! 第1巻!!
「親友のお前の手にかかって死んでいけたら……オレは本望や」死刑囚 渡瀬満の死刑執行から10年。執行ボタンを押した及川直樹の苦悩は続いていた。たま拘置所に配属された及川は再び死刑制度の渦に飲み込まれていく。文化庁メディア芸術祭大賞受賞作の続編がついに登場!! 郷田マモラ衝撃の問題作!!
フランス各地に棲む妖怪=ゴルゴラたちの、恐ろしくも愉快な生態をカラフルに描くファンタジー綺譚集。バンド・デシネ入門としても最適。フランス各地方の風俗や文化についての情報もたっぷり収録。日仏ダブルの作家として両国の漫画シーンで活躍してきた著者が贈る、絶品のオールカラー・コミック。
2011年 漫画界初の本格ボディビル連載漫画として話題となった。漫画サンデー(休刊)連載「マッチョ★マックス」「マッチョ★マックスReborn」未単行本化が電子書籍になりました。さらにリイドコミック(休刊)読み切り掲載「男達の放課後 ジム」未単行本化も掲載。怠惰と惰性を身にまとい日々悶々としている大学1年生の三郎が、ふとしたきっかけで筋肉に魅せられた男たちボディビル部に関わる。ぽて腹三郎は自分を変えられることが出来るのか…、それとも…? さらに大反響にお答えして再登場掲載した「マッチョ★マックスReborn」ではボディビルダーたちとアームレスラーたちのどちらが女性にモテるか! コンパ勝負が熱く描かれる。
Jリーグ草創期、浦和レッズの入団テストを受けに一人の少年がやってきた。彼の名は赤星鷹。不合格にもめげず、何度もアプローチを重ねた結果、なんと二軍への入団を果たしてしまう。入団後、鷹はその実力を発揮し、たちまち頭角を現した。常人離れした柔軟な体、才気あふれる変幻自在なプレースタイルは、まれに見る逸材の証。やんちゃな少年Jリーガーが、縦横無尽にフィールドを駆けめぐる! 電子書籍版特典として当時を振り返る作者自身によるあとがき収録!!
電子書籍限定版!! 主人公・岡間進也は、写真で見た女の子を一目みて好きになってしまう。しかし、それは酔った勢いで女装した自分の姿だった! オカマバー「モーリス」でホステス、キャサリンとしてデビューした進也は、女装した自分とそっくりのミキに惚れてしまう。2人の恋の行く末は!? 「殺し屋1」「ホムンクルス」の山本英夫が描く異色ラブコメディ!!
ミラクルサウスポー復活! かつて“ミラクルサウスポー”と呼ばれ、中学バレーで大活躍した河合瞬。ケガがもとでコートを去ったが、バレーへの夢を断ち切れず弱小・江陵高亜バレー部で再起を図る……。小柴・関森らチームメイトに励まされ、天才アタッカー河合は真のエースとして復活するか!?
ヴァンプ将軍率いる悪の組織”フロシャイム” in 川崎支部!宿敵の(チンピラ)ヒーロー・サンレッドの命を狙い、フロシャイムの怪人たちが闘いを挑む!目指すは世界征服! 本末転倒なヒーローコミックが作者監修による完全版として登場!※こちらの作品は以前配信しておりました「天体戦士サンレッド」を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。
刀箭磨(とうやま)は本の町である、といって差し支えないだろう――。顔が本の動物に食べられ、右手を喪失した主人公。その右手は薄荷刀(はっかとう)に存在すると空想する。「顔の本」を拾い、図書館へ届け、書棚に納める。顔が本の人間と、顔が本の動物、コーヴェ・アンネイの図書館にまつわる物語。他、小説「マイクロノベル」40本、「ページの人」「リビング本」「文字の涙」
コミックス『λの箱舟』の続編読み切り。バレンタインの不意打ちキスの後、どうもうまく距離を縮められないルディは、なんとかバレンタインに気持ちを伝えようとジタバタする。
黄金の80年代。あの日、あの時代、あの頃の僕ら。何もかも初めてだった少年時代。その輝かしくも残酷な日々がノスタルジック&リアルに蘇る!!
底抜けのお人好しが災いして、不遇の人生を送っていた青年・円山治は、「世の人々を幸福に導く」という、なんとも怪しげな会社『幸福ノ學習社』に入社することになった。『幸福ノ學習社』での仕事を通じて、円山くんがみた人間模様とは?
ある日、わたしの分身が現われた。わたしに何の断わりもなく、世界はわたしの居場所を奪った。それでもわたしが「ふざけんな」って言わないのは、あらかじめ、みんなを赦してるから――「分身」と「アイデンティティ」をめぐる緻密かつ壮大なSFミステリーにして、西島作品史上最大の問題作。分身するわたし、分身する他人、そして分身する組織の謎とは?
巨大な「湯沸かし器」=原発が稼働する東京都M市。 科学を信じる早川真(マコト)と霊能少女の稗田真奈(マナ)は、お互いを理解しないまま、手を取り合って「湯沸かし器」の謎に挑む!東日本大震災直後に描かれた、社会派かつオカルティックなポスト3.11ラブコメディ。放射能も幽霊も、大切なものは目には視えない。描き下ろし&ポップな新デザインでお届けするリマスター完全版は、コロナ禍以降の世界への警鐘。霊霊霊霊(・o・)
「はじめまして。子猫ちゃん。」幼い頃からやんちゃで不良少年だった聖(ひじり)は、更生のため山奥の寺に預けられることになってしまった。そこで出会ったイケメン僧侶に突然かわいい子猫ちゃん呼ばわりをされて…。僧侶×やんちゃ少年の霊感ラブコメディ。第1話。
「オレたちはみんな親なしの孤児だ!食うためにはなんだってやらなきゃならねえんだよ!」昭和20年8月15日終戦を迎えた。人々は生きるために食べ、食べるために生き毎日がそれとの闘いに明け暮れていた。そんななか、8人の戦争孤児たちと母娘が運命の出会いを果たす。孤児たちは母娘を守るため、母は孤児たちを守るため… 生きるための戦争が始まった。「戦国自衛隊」の半村良原作の小説を、石川サブロウが描く!
2009年に刊行された短編集「ちんまん」(日本文芸社刊)収録作をシリアス漫画サイドとコメディ漫画サイド、両極端の2冊に分けて再編集! ぶっきらぼうな夫と見守る妻の出征前夜『恋しらに』 思いつきでウッカリ彫り師を目指してしまったオレの紆余曲折『刺青龍門』 神風特攻隊として散った照れ屋な青年の恋『君、凛々と』 リング以外で素直になれない俺とお前といい女『サニー』 新宿でバーを営む陽気なママは超武闘派の元暴走族副総長『LADY STANCH』 俺本当は建築家になりたかったのにお金がなかった『cheerio』 本作は初期のショートストーリー6篇を収録。
「ねぇママ、俺も半分お父さんでできてる?半分は誰のコドモ??」妻と妻で、母とママ母。女手二つの婦妻(ふさい)に、息子は問いかける。昨今の大ブームに輝く≪LGBT≫ではない、流行らなくても輝かなくても東京の街に埋もれながらずっと存在していた二人のレズビアン女性と、息子たち、それを取り巻く人々の同性愛・異性愛・同性婚・異性婚・非婚・未婚・結婚・死別・仕事・家事・育児・不妊・妊娠、性教育・選択・カミングアウトと日常。「愛って、なんですか?」をみんなで探す、≪ふつうの人たち≫のエッセイ。
ぼくの名まえは、パイン。身長10センチのキューピッドなの。短気で泣き虫でお調子ものだけど、気持ちはとってもやさしいんだよ。恋をかなえるともらえる「キューピッドカード」のスタンプをためて、人間になるのが夢なんだ! (昭和62年7月6日 第1刷発行)
★つまりィ、小学生ってたのしいのっっ フツーじゃない小学校のフツーじゃない4人、チャコ・マグミ・タカオ・かの子。疲れた中学生にはなりたくないって、はじめたことは!? ナゾがナゾをよぶとびきり元気なスーパーコメディ~!! (昭和62年7月6日 第1刷発行)
恋とお料理の関係は…? くいしん坊の女の子にしかわからない、とっておきのヒミツです☆ 話題のウルトラクッキングコメディーが、ついに登場! 読んで、笑って、おなかいっぱいになろう! (1991年12月6日 第1刷発行)
犯罪を犯した少年達が少年院で手渡されたのはボートレースに使うオールだった! 様々な事情で少年院にきた彼らに与えられた課題はレガッタで2kmを6分で切ること! 果たして力を合わせ無事出所することができるのか!? スポーツ漫画の巨匠、塀内夏子が描く水上競技の世界。第1巻!! 電子書籍版特典として当時を振り返る作者自身によるあとがき収録!!
おっさんの気持ちを若い女性のキャラクターに代弁させるシリーズが面白い。おっさんが美少女を愛でるのは何も彼女らを征服したいからではなく、自分がなりたいからなのだが、それもそれで気持ち悪がられそうなので大っぴらには言えない。 読者と一緒に歳を取っていくか、特定の世代をずっと相手にし続けるかは作家としての戦略に関わるが、読者のライフステージの変化によって面白いと思えるかどうかが変わってしまうものが多いように思う。普遍性とは何かというのが逆に分かるし、そこをクリアした長編が読みたい。ぐっとくる細かいポイントを突く観察眼は素晴らしいから。