番場は小さい頃からの仲間の成田、半田、梶原、大石と2年生にして亜茶中学をしめていた。馬場は今時はやらないヤンキーが嫌で、中学を卒業したら仲間とも縁を切って、都会の高校に行き彼女を作って楽しくやって行こうと考えていた。しかし、馬場以外の仲間は、番場を総長に暴走族を作ろうと言い出す。暴走族を始めたら高校にいっても縁を切れないと考えた番場は反対するが、仲間の勢いに押されて「アチャーズ」という暴走族を作ることになる…。
日高組の代打ちをしているナルミは、雀荘で菱田組直系神宮組組長・神宮勝則と出会う。ナルミは神宮の華麗な「決め打ち」に魅せられた。一介のチンピラ代打ち屋が目覚めた!!“紅天女”を背負い、成り上がれ!!
夏祭りの夜、露店と多くの人で賑わう中、構成員5000人の狩野組々長が射殺された。撃った連城組の若頭・連城浩一は口封じのため、自殺に見せかけて殺された。カタギの世界で暮らす浩一の弟・恭次は兄の死を知り、連城組の組長である父親に会いに行くが、「息子は浩一一人だ」と相手にされなかった。そしてその後、組長の父親は浩一の責任を取り…。
▼第1話/闇と光▼第2話/再会▼第3話/確信▼第4話/軋轢▼第5話/沈静▼第6話/指図▼第7話/遺恨▼第8話/惨事▼第9話/啖呵●登場人物/立脇仁(竜山組の構成員。幼い頃生き別れになった弟・仁を心のどこかで探している)、市乃瀬正(東大大学院を卒業後、西新銀行に入行したエリート。額に大きな傷がある)、弓香(仁の恋人。仁と交際していることは秘密にしている)、竜山(仁が世話になっている暴力団の組長)●あらすじ/3年の刑期を終え、横浜の街に戻って来た竜山組の構成員・立脇仁。暴力団にも恐れられる仁だが、しばらくは静かに暮らそうと考えていた。ある日の昼下がり、仁は西新銀行に勤める一乃瀬正という男と出会う。仁には幼いころ生き別れになった正という名の弟がいたのだが、この一乃瀬の額に、弟・正と同じ傷があったのだ!!運命の糸に手繰り寄せられるようにふたつの魂が出会う……。▼この巻の特徴/行きつけの喫茶店で偶然、正と再会した仁は、ある事件から彼が自分の弟であることを確信する。ところが仁は、竜山の命令により正の勤める西新銀行を恐喝することに。敵対する立場に置かれた仁と正は……。
伝説のヤクザ・鬼夜叉の門馬将悟が復活!鬼と恐れられる男がひょんなことから女の子を育てることに。血生臭い世界に身をおきながら、血の繋がらない娘・こだまに不器用にも愛情をそそぐ真の極道の姿を描く!!泣く子も黙る門々組組長の門馬将悟と泣く子も微笑む娘のこだま。日本一の凸凹親子が今日も一波乱巻き起こす!!
親父の遺志を継いで、九州の熊本から上京した味倉料平。日本一の料理人を目指し、不知火亭へ弟子入りを!味極道の親方・不知火に鍛えられ、包丁修行の日々が……「料理人の素材」他、計7作品収録。
昭和三十年代、新宿に愚連隊の神様と呼ばれる男がいた。彼の名は万寿十一。鹿十の直こと矢部直也は万寿のもとで任侠道を学ぶこととなった。――俺たち任侠は最初から命を捨てている…。だからいちいち覚悟なんか決める必要はないんだ―――。
鬼と恐れられる極道と血の繋がらない娘のドタバタな日常を描いた任侠ホームコメディ。“闇夜叉の将吾”と恐れられる門々組組長・門馬将悟(もんま・しょうご)は、ゆきずりの女から預けられた赤ん坊を、自分の娘として育てることに。それから五年後、イタズラ盛りの幼稚園児となった娘・こだまは、将悟の刺青に落書きしたり、お弁当に弾丸を入れたりして……!?
ヤクザ顔、イカツい体型、威圧感、ケンカの腕は超一流!!そんな転校生・薬田大吾、自称「やっくん」。その風貌とは裏腹に、ファンシーな世界を愛し、同級生に想いを寄せる青年であった。彼の優しさは見た目に左右され、他人には誤解を生むばかり。転校早々、学校のボス・刈屋に目をつけられたやっくん。ケンカと花壇、その関係とはいったい……!?
「パチンカー血風録」の作者だからむちゃくちゃな感じだと思ってたが、上京した主人公 味倉料平が味極道の親方・不知火に鍛えられてる修行の日々を送りその修行も厳しい中にも師匠の優しさが入ってる良い話ばかりだった。