ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。
冲方丁の本屋大賞受賞作を完全漫画化!!!日本独自の暦作りに邁進した男の七転八起の人生譚!!――幕府の碁打ち、二代目安井算哲(やすい・さんてつ)こと渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、碁の名門四家の一員でありながら真剣勝負の許されないお城碁の現状に飽きており、趣味の算術や天文観測に没頭する始末。そんな時、算術絵馬が奉納されている神社に出かけ……算術の達人「関(せき)」によって、春海の退屈な日常が打ち破られる……!
祖父が運営する古びた碁会所で手伝いをしている千鶴は、碁会所に来る客たちと対局するがいつも負けてばかり。その日も常連客達に連敗していると、ふと後ろから声をかけられる。「強いですね。もしよかったら一局お願いしてもいいですか?」相手は初めて見る男子高校生。負けたのに強いってどういうこと? 始まった対局。しかし、その男子高校生はなぜか千鶴の打ち方がとても不満なようで…。熱いほど一途な気持ちが交わる青春ストーリー、ここから始まる! 【※この作品は「こもれびの碁」第1話~第8話を収録した合本版です。合本版の制作にあたり、内容を一部改編しています。】
「獣の年頃」社長秘書のあおいが仕事先で再会したのは、囲碁界の若きスター棋士、酒匂夕。夕は、あおいの元彼の弟で、彼がまだ16歳の時ふたりは一度だけ、あやまちを犯していて…。 「甘い夢」ふとしたことから年下の同僚の池ヶ谷にキスを仕掛けた理亜。互いに惹かれ合っていくふたりだが、理亜には彼に言えない秘密があった。 「10年目の浮気」の前にクライアントとして現れたのは、幼馴染で初めての彼、圭だった。圭は野美を裏切り、置き去りにした。既婚者である圭は、今でも野美のことを愛していると言うが…。 「美咲スタイル」駆け出しのインテリアデザイナー、美咲は若き実業家の総一朗に仕事を依頼された。だが総一朗に指名されたのは仕事の実力ではなく、美咲を家庭的な女性と見込んで妻に迎えたいと思ったからだと知り困惑する。キャリア? それとも恋…? 仕事に打ち込む女性たちに、ある日訪れるドラマティックラブ!
碁会所「○(まる)」は、今日も大の囲碁好きたちで大賑わい。看板娘のさくらちゃんがみんなにお茶を配ります。集う碁打ちの面々は、おじさん・おじいさんが多いものの、大学生やサラリーマン、女性だけの碁会メンバー、小学生までと、多士済済。席亭はさくらちゃんのお祖父ちゃん。彼の言葉「碁は心の通じ合い」の通り、対局の数だけドラマが有って… 個性豊かなキャラクターたちの多彩な人生模様が描かれる、ほっこり碁会所ものがたり!
烏丸和歌は囲碁が大好きな13歳! プロ棋士だった祖父から碁を教わり、年齢も性別も関係なく人とつながれる楽しさを知る。そんなある日、若手天才棋士の鷺坂総司に出会い、身も魂も削る対局に感銘を受けた和歌は自分もプロ棋士になる事を決意する!
何度読み返しても面白い。 何度読み返しても泣ける。 何かに真剣に取り組んで切磋琢磨し合う人達ってすごくかっこいいなと思える作品です。 個人的には、イラストやストーリー共にヒカルの碁が小畑先生の最高傑作だと思っています。(原作者はほったゆみ先生ですが!) キャラクターがみんな魅力的で、彼らが囲碁を通して人と関わり、成長していく姿に胸を打たれます。 ちなみに最推しは加賀鉄男です。マジでいい漢。 囲碁のルールがわからなくても、作品の設定からして独創的で面白いのですが、囲碁を覚えて読み直すとより面白さが倍増するのでおすすめです! 余談ですが、私も囲碁部に入っていたのですが、ヒカルの碁は囲碁部員の必修科目のようなものですので、仲間内で「初手天元」で盛り上がることなどもしばしばありました。 本当に全人類に読んでほしい漫画です。