マンガで読む,巨匠で読む「源氏物語」 紫式部が『源氏物語』を書いた平安時代中期、ヨーロッパはまだ、一部の歴史家に「暗黒時代(ダークエイジ)」と呼ばれるような時代でした。文章だって幼稚なものしか書けなかった。そんな時代に、日本人の女性がこれだけ完成度の高い長編物語を書いたということは、日本人が誇りにしていいことだと思うんです。事実、1999年に、イギリスのオックスフォードやケンブリッジの歴史学者が「この千年間で偉大な業績を残した歴史上の30人」というのを選んだときに、日本人ではただひとり紫式部が選ばれました。日本文学の最高傑作『源氏物語』は日本文学の最高傑作というより、世界規模の文化遺産なんですね。みなさんも花村先生のマンガで『源氏物語』を楽しまれたあとは、ぜひ原文に挑戦してみてください。今すぐでなくてもかまいません。年配の方は今すぐでも差支えありませんが、若い方たちは、お年を召してからの方がいいと思います。『源氏物語』は大人のための世間話ですから。(望月光氏の作品解説より抜粋) 上巻では「桐壺」「帚木」「空蝉」「夕顔」「若紫」「末摘花」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」「須磨 其の一」を収録。
平安を舞台に絶世の美男子で稀代のプレイボーイである、光源氏の一生をえがいた紫式部の作品。それをベースに大胆にアレンジ、解釈した上で全54帖を超簡単に読めるようにたった200ページにギュギュっと濃縮した「はやげん!」。マダオ(「ま」るで「だ」めな「お」とこの意)の光源氏とバイオレンス嫁・紫の上などギャグ風味で読める「源氏物語」をお楽しみください!
井出智香恵先生が贈る、極上の平安絵巻! あの源氏物語が、美麗な絵で蘇る。始まりは、「桐壺」の章。帝の寵愛を受けた桐壺は、しかし、周囲の嫉妬と様々な嫌がらせの中、病に倒れる。その忘れ形見が絶世の美少年――光源氏!
平安文学の金字塔を完全まんが化! 世界最古の恋愛長編小説ともいわれる「源氏物語」を、美麗な筆致で知られる森猫まりりが完全まんが化。物語は光源氏の誕生から始まる。後ろ盾のない桐壺と帝の悲恋、その桐壺にそっくりな藤壺の入内…。やがて美少年に成長した源氏は、禁断の恋に身を投じてゆく――…。●収録作品/「源氏物語~愛と罪と~」桐壺編、「源氏物語~愛と罪と~」藤壺編 第1夜~第3夜 電子版限定かきおろし&電子限定美麗イラストギャラリー付き!
平安男子・藤原道長の溺愛が止まらない!! フツーの女子高生・紫(ゆかり)が、平安時代にタイムスリップ! オレ様な藤原道長に迫られ、紫式部の影武者として源氏物語を書くことに…!? 「そんなの絶対ムリだって――!!」強引でオレ様な藤原道長と、ときにはぶつかり、ときには助けられ―― だんだんと互いへの愛に溺れていく… 新感覚・大河ラブロマン! 今も昔も変わらない、自信たっぷりオレ様男子がぎゅっと詰まった一冊です!
時は平安、帝の愛を一身にあつめる寵姫・桐壷更衣は光輝く皇子を生んだ。この世ならぬ美貌と神才…日本文学史上最高のヒーロー光源氏の誕生である。その数奇な人生を彩る女たちとの儚くも激しい愛の遍歴。紫式部のきらびやかな物語世界を1000年の時を越えて牧美也子が描き出す絢爛たる王朝絵巻。
1000年余りの時を経て、現在も愛され続けている世界最古の長編小説、『源氏物語』。比類なき美貌と教養を兼ね備えた光源氏は、亡き母の姿を重ね、父・帝の女御、藤壺と越えてはならぬ一線を越えてしまう。不義の恋に憂い、満たされぬ想いに翻弄され、数多の女性との悲哀に満ちた恋多き人生を歩むことに…。
「好きでもない女と結婚する。それが公達として生きるということならば、まるで死と同義だ…!!」花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。幼き頃、母・桐壺の更衣に先立たれ、臣下に落とされたその胸の内に宿る孤独を知る者はいない。母の面影を追い、初めて恋い慕った藤壺の女御は、父の妻であった。当然ながら藤壺と添い遂げられることはなく、光は左大臣の姫君・葵の上と… ―――光源氏は、果たして本当に清く美しいだけの貴公子だったのか? 千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語。
身分を越えて深く愛し合った桐壷(きりつぼ)と帝(みかど)。許されざる恋と知りつつもひかれあった光源氏(ひかるげんじ)と義理の母・藤壷(ふじつぼ)の禁断の恋。政略結婚から始まった葵(あおい)の上(うえ)の初恋。生霊になるまで源氏を愛した御息所(みやすどころ)。あの源氏物語がまんがになった! すっごくエロくて、そしてセツナイ…! はるか昔の恋物語♪ ●収録作品/桐壷・最初の恋/藤壷・内緒の恋/葵・青い恋心/御息所・陰の恋
「そなたを求め、千年を旅してきた」いきなり現れたイケメンはわたしのファーストキスを奪った!!彼は光源氏で呪いをかけられ時をさすらう身、呪いを解くためにはわたしの純潔が必要――ってそんなのあげられるわけない!伝説のプレイボーイ・源氏と普通の女子高生・紫帆の時代と次元を超えた純愛(?)恋愛バトルスタート!!
今までになかった源氏物語が誕生!女である源氏の君が、藤壺や六条御息所などのイケメンたちとの恋に花を咲かせます。めくるめく、究極の萌処へようこそ!
藤原道長に頼まれ、彰子の世話役として御所に迎え入れられた紫式部は、彰子中宮のために、雅で官能的な絶世の美男子の物語「源氏物語」を紡ぎ始める。――輝くばかりの美貌と才能を持つ光源氏。藤壺への深い愛を抱きながら、六条御息所、夕顔、葵の上との交わりの中で光源氏は女たちが放つ「嫉妬」という名の魔物に翻弄されていく。やがてその魔物は形をなし、紫式部自身の心と繋がり、紫式部を取り巻く藤原道長や安倍晴明にまで影響を及ぼすことに――。
毎度お馴染みのパタリロファミリーが「源氏物語」の世界で大暴れ!豪華絢爛の平安時代、恋・欲望・陰謀が駆け巡る宮廷。雅やかに軽やかに、バンコラン光源氏のプレイボーイ伝説が始まる!そして気になるパタリロの役どころは!?平安絵巻ギャグ登場!!
貴方に出会ったあの幼い日から、私の想いは彷徨っている。私の名は光の君。夜毎繰り返される戯れの、その先にただあるのは、かなわぬ貴方への狂おしいまでの恋心――。紫の君という少女を愛しみながらも、藤壺という女御に叶わぬ想いを抱き続けた光の君。その罪深き男が長い時を経て現代に!?その男の名前は葉月。生まれかわった彼の使命は…!?嶋木あこが描く異色源氏物語!!
まず、絵がとても綺麗です。細かく描かれた草花やあでやかな着物の柄に、絵巻物のような風情を感じられます。また原作に忠実にストーリーが描かれており、それでいて分かりやすい内容になっています。 漫画版を読んで、「源氏物語」がいまから千年以上も前に書かれたということに、改めて衝撃を受けました。光源氏が愛した女性は父親の恋人…現代の脚本家も真っ青の恋物語です。日本人として、ぜひ読んで紫式部の才能を味わってみてほしいです。