気持ちよくなるのに、ヤボなドラッグなんていらねぇ! こんな時代だから出した、読めばハイテンションの短編集!! 『スノウ・ブラインド』収録の2編も一緒に電子化! 『パパが地球人を辞めた日』『でぶでば』もまとめて読める!
舞台は人里離れた山奥の、開業間近のリゾートホテル。突然外界から完全に遮断された環境におかれてしまった、ひとクセもふたクセもある連中が繰り広げる、奇妙な共同生活。予測不能の展開がエスカレートしていく!
バカイチこと大場一良(おおばかずよし)。ジャッキー・チェン好きで、ケンカは強いが、生き方はいいかげんな高校生だ。そんな彼を、新任オッサン教師、関根茂三(せきねしげぞう)が、新設する格闘技部に入部させようと企んでいる。空手道正武塾の総帥、井上政彦(いのうえまさひこ)の元弟子&親友だった関根は、なぜか、バカイチに格闘技の才能を見いだしたらしい!?世界一強くて愚かな師弟を描く、本格格闘技コメディー!!
これは“愛を与えるばかりで”生涯を処女のまま大往生を遂げたノービル平和賞受賞の医師・水上千八(みなかみ・ちや)が、「愛の楽園地獄(ちちょんまんち)」で、とんでもなく恐ろしい(?)“愛の修行”を続けるという、どこまでもコメディー&ムチムチいっぱいなお話です。
親ナシ、金ナシ、職もナシ。だけど俺らにゃギャグがある!『行け!稲中卓球部』の名匠・古谷実が問いかける、“人生って、何?”――母が死に、養父に捨てられた兄弟=すぐ夫(14歳)&いく夫(小3)。縁もゆかりもなく上京してみた“根無し草”ブラザーズは、シンナー依存症の辮髪(べんぱつ)孤児・イトキン(たぶん14歳)やイケメン秀才・カズキと、チン妙きわまる居候(いそうろう)暮らしをスタート。その手始めとして、出張ホスト会社「ホワイトペニーズ」をおっ立てるが……!?
なあ、みんなは知ってるかい?ジミーやエルビスといったヒーローを。彼らが輝いていた頃、ロックを愛しバイクを愛した一人の青年が事故で死んだ。名前はボニー。だが、ロックンロールのマジックによって、人車一体の姿で彼は現代に蘇(よみがえ)った!そう、俺達の時代の新しいヒーローとして光り輝くために!!
映画オタクのコキジは、最悪な生活を送る中学3年生。学校ではいじめられ、親には捨てられ、住む所は追われ…。起死回生の大逆転には、もはやスタア學園に入るしかない!?スタアそれは夢…、スタアそれは憧れ…、憧れられたいやつみんなこい、スタア學園は君を待っている!!
頭脳明晰、スポーツ万能、容姿端麗、さらに雑技団にいたこともあるというクーニャン(20)は、中国から日本へやってきた留学生。しかし酒癖の悪さから、気がつくと、ありとあらゆる場所で「危機的状況」に陥っている!?!? サウナで両肩&股関節脱臼、ビルの谷間で落下寸前……そんな危機を超人的な(そしてあられもない)肉体で乗り越えても、次のページではまた新たな危機的状況に陥る! それがイッパツ危機娘なのだ!!!
山の上学園に転校してきたアオキ。新入生の机にいやな絵を彫るのが生きがいという、机彫刻家と呼ばれる男から机を守り、クラスの皆から認められたアオキは日直番長に!アオキを中心に個性派キャラクターたちが登場するドタバタ学園コメディ!!
「カマロの信也」こと塚本信也は、年下の恭子と結婚したが、新婚生活もつかの間、恭子が家を飛び出し東京に行ってしまった。愛する恭子を追って、カネもないまま上京した信也。だが、東京に着くなりひき逃げに遭い記憶喪失になってしまう。定食屋の娘・今日子に救われたものの、パンチパーマにまでさせられて…。どうなる、東京生活――!?
発端は、酔ったご主人様の一言だった。「おまえに食わせるメシはない。自分で稼げっ!」 クズで酒飲み、おまけにふしだら。6畳1間のフリーターご主人・あけみちゃんのために、超ケナゲな働き猫・ユキポンが、今日も一生懸命働きます。後に、第31回日本漫画家協会賞新人賞受賞。および、まさかのTV実写化を果たす和み系ネコ漫画の傑作。輝かしき(?)ユキポンの職歴は、ここから始まった! 読者投稿・ユキポン川柳も収録。
大学を卒業し、女子高の教師になった桜井くんは現在新婚ホヤホヤ!!奥さんはすでに妊娠4ヶ月の、高校時代から付き合っていたちづかちゃん。でも妊娠中って、男はガマンしなきゃいけない時。職場じゃ女子高生にせまられて一日中ムラムラしっぱなし!?さらにハゲしくなってます、桜井くんの新婚生活!!
聖フェリシア女子大を卒業し、あこがれの教職についた松沢(まつざわ)先生。しかし、彼女が新任教師として赴いた学校には、もうすごくすんごくすげー困った超問題児・すげこま(菅駒)くんが待ち受けていたのだった。次々に繰り出される怪物、怪獣、超兵器、ワナ、ピンチ、恥ずかしいコスチューム!ああ、女教師・松沢の運命は!?すげこまくんの真の目的はいったい!?そして、最後に地球を支配するのは果たして……!?
400m54秒50の高校生記録を持つ山田ありす。だが、彼女には、アスリートとして致命的な欠点があった!それは、自分を追い越して行く前の選手をぶっ倒してしまうことだ!ひょんな事からありすはラグビーの試合に出ることに……!?こよなくラグビーを愛する人々に贈る、NEVERGIVEUPストーリー!!
ちまたのギャルの話題を独占しまくりの“美想少年”・百夜(ゆや)。同じ高校に通っている萬(まん)は、ワル友の中坊・小百希(さゆき)から「彼の写真を撮ってきて☆」と依頼され、しぶしぶ承諾することに。しかし、こんな些細(ささい)なきっかけが、キケンすぎる「秘密」に結びつくとは、まだ萬自身も知らなかった……!!ビンボーな生い立ちなんて笑い飛ばして、キュートな武闘派を生きる、萬。ラブと正義のために――闘いますっ!!
“コメディーの女王様”が贈る、SUPER不幸への片道切符(パスポート)!!美人で9頭身のデパートガール、世良香(せら・かおる)。リッチな家庭に生まれ、何不自由なく暮らして……いるハズなのに、なんと彼女は「私って不幸だわ!!!!」と思い込みまくる“ひとり不幸上手”なのである――!!『白鳥麗子でございます!』『アンナさんのおまめ』など、愛すべき“カン違い乙女”を描き続ける作者による、爆笑ギャグコメディー☆
焼き肉屋「もんじ」の一人息子・鉄ちゃんは今日も焼き肉のニオイに悪戦苦闘。念入りなシャワーに大量のコロン、そのこだわりの原因は幼なじみの寿司屋の絵里。お互いの親同士の衝突のなか、熱い想いは募るばかり……。数々のハンデを乗り越えて、カルビの申し子・鉄がパワフルに生きる、焼き肉少年熱愛コメディー!!
特撮大好きな女の子・みどりちゃんの前に現れた、本物の『銀河特捜マスターソルバイン』!地球の重力で思うように動けないソルバインに力を与えられ、みどりちゃんは『超絶絶倫少女みどり』へと変身するのだ!!地球の平和のために日夜戦うスーパー・ヒロインの活躍を見よ!
吹きすさぶ嵐つきます燃えしきる命のつぼみ天下御免のちありーだー無邪気馬鹿女五人衆!快晴高校を勝たせるため、あの手この手の応援で、今日も彼女たちは突き進むっ!
大学生・久宝寺拓(きゅうほうじたく)は、レンタルビデオ店で自分が夢に描いていた女性と同じ、福島千明(ふくしまちあき)に出会う。千明に気に入られ、名刺を渡された拓は早速電話をすることに。そして、訳あって千明の子供・美可沙(みかさ)の家庭教師をすることになるが…。みかさは普通の子供とは違う不思議な力を持っていた!?
人生馬あり谷あり。人間万事サイノウが馬――競馬に才能ある奴が最終的には人生の勝利者となる。そんな思い込みで生きている予備校生・杉村洋二(すぎむら・ようじ)&プータロー・坂井裕三(さかい・ゆうぞう)、ともに牡(オス)20歳。だが、杉村が究極のツキ無し状態、ビギナーズ地獄(ヘル)にハマリ込んでしまい……!?史村&水野の最強タッグが贈る競馬マンガの決定版!
イメクラってゆーのは、コスプレをしてHな遊びをする風俗(ところ)だよ!!――天才イメクラ嬢のりっちゃんは、ひとたびコスチュームを着替えれば、どんな人にもなりきれちゃう。時にはナース、時にはOL、セーラー服もお手のもの!お客さまには愛情を込めて、ピンクのやわ肌震わせながら、ほんとの悩みもボンノーだって、昇天&解決しちゃいま~す!
今まですぎむらしんいち作品をちゃんと読んだことなかったので、まずは短編集から!と思って読んでみました。めっっっっったくそ面白いですね!!!!今日はこれを読むまでイマイチな一日だったのですが、おかげさまで超元気になりました。あらすじにも「気持ちよくなるのに、ヤボなドラッグなんていらねぇ!」とありますが本当に効きますね(笑)。悪寒がしたら葛根湯の代わりにこれを読めば風邪をひかないんじゃないかな? どの短編も面白かったけど「小林君」「少女カメラ」「パパが地球人を辞めた日」が特に好きでした。「小林君」は今までクラスで一度もしゃべったことない小林君が転校するからと言って宝の地図をくれる話なんだけど、子供が上手く描けてる漫画は自分も子供になった気持ちで読めるんだなぁって思いました。「少女カメラ」も子供の話だけど、最後に女の子がその日に撮った写真がズラッと出てくる演出がかっこよくてシビれた…!「パパが地球人を辞めた日」はただただ爆笑です。もしかしたらこれが一番好きかもしれない。 「タクシードライバー」は映画をそのまま現代日本風にオマージュ?していて、なんか読んでて目からウロコって感じだった。令和になってから見なくなったけど漫画に出てくる元日本軍のじいちゃんって面白いですよね。そんなじいちゃんから上京する時に護身用にもらうことでピストルを手に入れるってのは、これぞ日本版「タクシードライバー」の正解だと思いました。 巻末に「RANGAI★バラエティbyけらえいこ先生」と書いてあるけど、これは「BUN BUN BUN」の欄外にあるイラストエッセイのことなのだろうか。言われてみるとけらえいこ先生のタッチな気がする…。意外な交友関係だ。