ナナちゃんは看護助手です。ナナちゃんは病院で働いています。ナナちゃんは日々、病院でいろんな患者さんと出会い、別れます。そんなナナちゃんの日常は、喜びや悲しみが詰まっています。ショートで綴るナナちゃんの愛情溢れる日常は、きっと読者の心を温かく癒やしてくれます!
国木田大学農学部の「食文化論」の講師として新しく赴任してきたのは、大きな桶いっぱいに詰まった糠を背負ってきた変わり者・結城玄米。「食べることは生きること」「食文化を学ぶことは、生きる術を学ぶということ」との信念のもと、講義を開始した玄米は、いきなり学生たちに糠床を作らせて…!?日本の「食」を考える食育コミック!!
押小路男爵家の長男・龍は、武道専門学校校長・内藤の教えに感銘を受け、武道専門学校「武専」に入学することになった。その登校初日の朝、乱暴者たちとケンカをしている龍を見ている男がいた。「武専」で顔合わせを済ませた龍の前に、そのときの男が現われ…。男は部専教授・内藤高治だった。次第に戦争へと傾斜していく昭和初期の京都を舞台に、ひたすら剣の道を極めんとする男・龍の破天荒な生き方を描く!!
小学1年生の少年・原平トンボは、母親を亡くして以来、泣いてばかり。そんなある日、死んだ母親のメガネを掛けてみてビックリ!なんと母親の幽霊が見えるのだ!しかしそれは、ほかの幽霊も見えるってことで…!?
ビッグコミックオリジナル増刊号にて20回に渡り好評連載致しました「とっちゃんボウヤ」の中から傑作12作を厳選、読むと若返るスーパー中年物語
酔いどれ幇間の本格ミステリー漫画、初御目見得! 時代は昭和初期。東京向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー漫画が満を持して登場! 日本橋の大商店「和田宗」の次男坊・宗次郎は、“仕事よりも遊び”の毎日を送っているが、その座敷遊びで知り合ったのが幇間の舎六。この男、幇間のくせに大酒飲みで、気に入らない客には怒鳴りつけたりする鼻つまみ者だった。だが、その実この舎六は天才的な頭脳の持ち主で、向島を舞台に起こる難事件を次々と解決していく! 昭和版「ホームズ&ワトソン」よろしく、舎六と宗次郎の2人が大活躍する8作品が入った待望の第1巻、とくとご覧あれ!
あなたの「本当の顔」、すべて見破ります。中国系アメリカ人の月(ルナ)は、8か国語を操る超天才美少女。警視庁捜査一課の刑事であり、血のつながらない兄・陽一とひとつ屋根の下暮らしながら、犯罪捜査に協力している。ルナの犯人を見抜く方法が普通と違うのは―― “顔を見れば、わかる”ということ。「観相」と心理学を駆使して、その顔つきや表情、しぐさから事件の真相を鮮やかに暴くのだ。鼻を掻く仕草は、嘘をついている証拠。偽の表情(凶相)は、目尻に表れる。…などなど、日常生活や恋愛などでも思わず参考にしたくなってしまうような心理学・観相ネタが盛りだくさん! ツンデレオブツンデレ(!)なルナと、へっぽこ刑事の陽一。血のつながらない二人の、兄妹以上恋人未満(!?)なコンビぶりの微笑ましさも、この作品の肝! 本格ストーリーでありながらカワイイ系、という新感覚ミステリーです!!
最高の鮨を握り続け、進化する職人伝「世界一の鮨」と称され、世界中の料理人から尊敬される「すきやばし次郎」の職人・小野二郎。2018年10月に93歳となった現役鮨職人は、どんな幼少期を送っていたのか? どんな修業を積んできたのか? 何を支えに生きてきたのか? こだわりはどこから来たのか? …などを、2年以上密着取材し、生まれ故郷や修業先にまで足を運んだ漫画家・杉田明が描く偉人伝。2016年夏にビッグコミックオリジナル『すし増刊』に掲載された4章に、追加の「JIRO~清廉の銀」を加えた渾身の初コミックスは全世界の料理人、興味津々になることだろう。
▼人は人なり、我は我なり、されど家族というやつは、の第1話▼あなたのファンシーは、私の不安視なんだってば、の第2話▼分かりあえないか分かりたくないあなたと私2人きり、の第3話▼めでたさも中くらいなりの千歳ちゃん家の成人式、の第4話▼立て! 報復の時は来た! 千歳ちゃん快哉を叫ぶ、の第5話▼たまる不安はついに噴出する! 千歳ちゃん家出を決意、の第6話▼きしむ不安は家族を揺るがす! 当然圧力は千歳に、の第7話▼千歳はやっぱり家族の玩具か!? どーか私をほっといて、の第8話▼不幸は猫のように払えば払うほど私につきまとう! 何故!?、の第9話▼自分の捲いた種ゆえんい、いっそう私の怒りはたぎるのよ、の第10話▼[ふろく]私といろいろ ●登場人物/千歳(美大生。父が再婚し、新しい母と妹が家族に加わったばかり) ●あらすじ/父が再婚し、これまでふたりだけで暮らしてきた千歳の家に、新しい母と妹(しかも同い年!)、マルチーズがやってきた。父の再婚自体には反対していなかった。というより、父の面倒をみてくれる人ができ、自分は大学を出たら一人暮らしもできるし… と賛成さえしていた。たとえ、相手が苦手な人種であっても…と。しかし、現実は想像を遥かに超えていた。まず、千歳が長毛犬アレルギーだというのに、連れてきたマルチーズをリビングで飼い始め、可愛がっていた愛猫・クロが家出! それんい加えて新しい母・妹の性格ときたら…(第1話)。●その他の登場人物/福雄(千歳の父。製麺業を営んでいる)、千歳の新しい母(千歳の父と結婚する前に2度の離婚歴あり)、秋絵(千歳の新しい母の連れ子。千歳と同い年のOL)、クロ(千歳が飼っている黒猫)、キャンディ(新しい母と妹が連れてきたマルチーズ)
ここの店子は悪党揃い!? 江戸の町中に、店子も差配も皆善人と評判の、人呼んで「善人長屋」ここにあり。しかし本当は、店子が皆、裏の稼業を持つ悪人揃い……!? ある時、手違いや勘違いから正真正銘の善人が越してきたからさあ大変!! 笑いも人情もとびっきり!! 『どうらく息子』『夏子の酒』を描ききった名手・尾瀬あきらが挑む珠玉の江戸粋物語!!
あの名探偵・エルキュール・ポアロが、昭和初期に甦る第2弾! 昭和初期、雨夜、東京両国。一人の町医者が撲殺された!! 遺品から見つかった一枚の書き付け。そこに名が記された人物達が不可解な死をとげていた―― 死が死をまねく“呪い殺人”に 名探偵・英玖保嘉門はどう挑む――!?
2016年、新宿・歌舞伎町にあの男が帰ってきた。闇社会の麻雀士“哭きの竜”―― 命を賭けた勝負でも冷たく鳴き、勝ち上がる男に、極道たちは惚れ抜き、追い求める。そして竜は誰のものにもならなず、闘い続ける……!
弘兼憲史画業40年突破&『黄昏流星群』連載20周年! 一冊まるごと永久保存版 弘兼憲史ワールドここに発刊!! 不朽の名作『人間交差点』と『黄昏流星群』から厳選した“神回”4作(計224ページ)を収録。 柴門ふみ、高橋のぼる、三田紀房はじめ総勢10名の豪華ゲストによる特別寄稿読切も掲載! 巻頭特別企画として、高橋留美子、花沢健吾、山本英夫ほか計51名の作家陣のお祝いイラスト色紙大公開ピンナップつき! 規格外の絢爛×特濃ラインナップです!! ※「弘兼憲史増刊」デジタル版には、紙版の付録、特典等は含まれません。
独り身の高齢男性に近づき後妻に入り、そっと始末して遺産を頂く―― それが、後妻業。高齢向け結婚相談所を舞台に繰り広げられる悪行に、立ち向かう遺族の闘い。これは、決して他人事ではありません。
警察官だった夫が謎の自殺を遂げ、その真相をいぶかしながらも幼い息子・光(ひかる)を一人で育てる為に現場を離れていた女性警察官・静(しずか)。恩師の紹介をきっかけに、彼女は「犯罪被害者支援室」という部署との関わりを持つことになる。文字通り、被害者の心のケアに努めるこの部署の任務は、彼女がこれまで培ってきた“常識”とは 大きくかけ離れたものだった…! 真っ直ぐな正義感と、人を思いやる心を持つ新米支援員・静の奮闘の日々が、今、始まる――!!
芸術家たちの魂が集う、美の迷宮ルーヴル美術館を訪れた作家は、ルーヴルの守り人に導かれ、美術史の旅に出る。ゴッホ、コロー、など巨匠たちと出会い、言葉を交わした作家が、最後に出会う人とは…!? ※通常版と豪華版の内容は同じです。
見たモノ全てを記憶できるJK大柴チズ。亡き父に覚え込まされた古文書が原因で単身上京!! その目的はなんと、徳川埋蔵金探しだった!! 古文書と古地図を頼りに東へ西へ―― 大都会・東京を狭しと、チズの埋蔵金の謎解きが始まる!!
フリーライター・神木トオルは22歳の誕生日に偶然出会った占い師の婆さんから“名刺を100枚作り、1枚を手もとに残し99枚を配れ”と告げられる。時が過ぎ―――――― 神木が45歳の誕生日を迎えた日にあの占い師が再び目の前に現れ、「お前は欲望の取次人なんだ!!」と言い残してまた消えた……… 「誰、あのお婆さん?」目撃していた元カノ・レイコと十数年ぶりの再会。レイコの手には、あの名刺………… 神木が配った99枚の名刺のうち、一枚が握られていた。
汗と涙と感動と……!! 高校野球のイメージといえば、やっぱコレ!! でも、それってあくまで高校野球の主役である球児達のお話。監督ともなると、地縁や血縁、OB会に父母会と、とかく“しがらみ”がついて回る。そんな、“高校野球の監督”を職業に選んだ男の、熱く、切なく、そしてとってもサラリーマンな、まったく新しい高校野球漫画が今、始まる!!
生まれたときから不器用で、下手くそな生き方しか出来なかったマコト。その生き方は、マコトの父と同じだった。高知県四万十で育った『深夜食堂』の作者・安倍夜郎氏の自伝的、心温まるなんちゃあない(たわいもない)話
不器用な生き方しかできない安倍夜郎とその父の話
東京の大手全国紙・大和新聞。その大和新聞に籍を置く戸塚文子は、新聞協会賞も受賞し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手敏腕記者である。そんな彼女に人事異動の発令が!! 自他共に認める若手のホープとしてワシントン総局への異動か? と胸を躍らせていた文子だったが、蓋を開けてみると辞令は、小さな地方新聞社・日刊北海道への出向だった…… 納得いかぬまま北海道の地に降り立った文子がその地方新聞社で目にし、感じたものとは!?
あの名探偵・エルキューロ・ポアロが、昭和11年の横浜に甦る! 相対するは、ABCと名乗る連続殺人犯!! アガサ・クリスティーの名作「ABC殺人事件」を、全くの新解釈で完全漫画化!! 昭和11年2月―― 226事件が勃発し、戒厳令が敷かれた 帝都・東京の浅草で、一人の惨殺死体が発見された。その前日には、横浜で名探偵と名高い英玖保嘉門の元に 犯罪予告状が届いていた……!!
家族のピンチ! そんな時こそ“とうちゃんロボ”出動なのだ!! 母を亡くし、父も亡くした天涯孤独の3姉弟。そんな貧乏、親なしの矢野井家に変なロボットがやって来た。ドジでドンクサくってダメダメのメタボ・ロボだけど、あふれる愛は開発者の亡くなったお父さん譲りなのだ。3姉弟+ロボットの織りなす、家族の絆の物語。 ――『競艇少女』の小泉ヤスヒロが描く、家庭内ほのぼのコメディー。ロボットのとうちゃんが巻き起こす泣き笑いの数々を見よ!
このタイトルにこの表紙だと、弁当を扱う食マンガと思われがち。確かに食マンガであり弁当ネタも多く出てはきます。ただ、私はむしろ教育的な部分が大きい作品だと思うんです。主役は國木田大学農学部のちょっとかわった講師・結城玄米。この人、授業にぬか床を持ちこむは、大学に勝手に畑は作るは、やることなすことマイペース。ですがその正体は食文化史のエキスパート。「食べることは生きること」という信念に基づいて、一家で囲む食卓の大切さや、食べ物に対する感謝の気持ち、食文化のありがたさを身をもって教えてくれる、言動一致の人。そして彼の想いは関わる人たちにしっかりと受け継がれていきます。それは母親への気持ちの変化であったり、郷土料理の本質を深く知ることであったり。それを通して教え子たちが成長していく過程が感動的で、うらやましくもあります。押しつけがましくないのに、すっと人の心の中に入ってくる玄米先生の授業だったら、何度でも受けてみたいですね。私も農学部出身なので、もしこんな先生がいたら今ここでこの原稿を書いてはいなかったかも。