佐藤 智一(さとう ともかず、1958年12月17日 - )は、日本の漫画家。岩手県東磐井郡川崎村(現:一関市)出身。 1978年、『一狂はん』で第9回赤塚賞佳作入賞。同年、『週刊少年ジャンプ』8月21日号(集英社)に掲載されてデビュー。 平松伸二・コンタロウの所でアシスタントをしていた。 代表作である『壁ぎわ税務官』は、フジテレビ系列金曜エンタテイメント枠にてテレビドラマ化された。『ゴーストママ捜査線』は、2012年7月期に日本テレビ系列で連続ドラマ化された。
カタチなんてあるはずないの愛に、カタチがあったんだ。僕たち夫婦の間には確かに———
見たモノ全てを記憶できるJK大柴チズ。亡き父に覚え込まされた古文書が原因で単身上京!! その目的はなんと、徳川埋蔵金探しだった!! 古文書と古地図を頼りに東へ西へ―― 大都会・東京を狭しと、チズの埋蔵金の謎解きが始まる!!
青松学園高等学校野球部はかつて名門校だったというプライドに縛られ、前時代的な伝統にしがみつくばかりで監督のなり手もいなかった。毎年、3年生のひとりが監督とは名ばかりの雑用係をつとめていたが、今年の3年生は大人しい2年生・木戸ひろしを監督に任命。誰もやりたがらない雑用係を後輩に押し付けたのである。しかし使命に燃えた木戸は、青松野球部を強くするための革命に乗り出し、主導権をめぐって3年生対1・2年生での試合をする事になったのだった…! 夏の地区予選を目前にして、果たして旧名門校は這い上がれるのか!?
市役所員の黒部亜紀彦は『いい人』として評判。線路に転落した酔っぱらいを命がけで助けた事もある。そんな彼の正体は『妖怪』。日中は人間の姿でいられるが、深夜0時になると元々の怖ろしい見た目に戻ってしまうのだ。そんな彼は、兄・波留彦と共に「人間になる」事を目指している。しかしそのためには『善行』を積まなければならなくて…。――棲む場所を失った妖怪の悲哀をユーモラスに描く、味わい深いヒューマン(?)ドラマ。『善』とは、『悪』とは何か…!?
小学1年生の少年・原平トンボは、母親を亡くして以来、泣いてばかり。そんなある日、死んだ母親のメガネを掛けてみてビックリ!なんと母親の幽霊が見えるのだ!しかしそれは、ほかの幽霊も見えるってことで…!?
タクシー運転手・田村金造は、妻に先立たれて15年。ひとり娘の久美子(25歳)と2人、平凡だが幸せな日々を送っていた。そんな金造の家にはポストが二つある。久美子との家庭内文通のためだ。仕事柄昼夜逆転生活が多く、すれ違いの生活の中でお互いのメッセージをこのポストに入れるのだ。ある日、久美子から手紙で「お父さんに逢ってもらいたい人がいるんです」と告げられる。大事に育てたひとり娘をオトコに取られるのが耐えられず逢う事を拒否した金造だったが、何とタクシー客として久美子の彼氏を乗せてしまい…!?ヒューマンドラマ全5話を収録したほのぼの短編集。
安男は嫌な夢をみて目覚めた。その夢というのは子供の頃行っていた駄菓子屋の爺さんがお釣りを誤魔化すなど性格の悪さに子供たちは怒っていた!すると悪ガキだった高志が…「ヤルか」と一言。他の友達は参加しなかったが、安男は人殺しよりも高志に殴られる方が嫌だった為に実行してしまい…2人だけの秘密だ!と「ゆびきりげんまん」していた。そんな過去の嫌な夢を繰り返しみていたある日…20年ぶりに高志が現れた!口封じに消される!?焦る安男だったが、高志から驚きの事実を告白され…その告白により和んだ空気に変わるのだった!いったい高志は何を伝えたのか!等々、「ゆびきりげんまん」から生まれた感動や心温まるストーリー短編集!
人間の言葉をしゃべる仔猫・ギンと、どこにでもいる天真爛漫な小学生・赤川シゲル(10歳)が織り成す奇想天外なヒューマンドラマ。ある日、お父さんが上司に押し付けられてギンを連れて帰って来た事から全ては始まった。籠から飛び出すなり「お腹すいた!」、エサを貰ったら「ありがとう!」と流暢に会話をする仔猫にシゲル一家は騒然。シゲルの姉・ユキはギンをテレビに売って一儲けしようと企むが、そんな事をしたら実験材料にされバラバラにされてしまうとシゲルは猛反対…。
両親の突然の離婚。僕と父さん、二人だけの生活が始まった。今までほとんど午前様だった父さんが、離婚したとたん、僕よりも早く帰ってくるようになった。僕に気を遣ってくれるのはありがたいけど、いきなりこんな態度をとられると、どうしていいか分からなくなってしまう…。そんなある日、お父さんが僕に竹トンボの作り方を教えてくれたんだけど……。離婚&別居がテーマにもかかわらず、どこかのんびりとした雰囲気の家族たちによる、ちょっぴり心が温かく幸せな気持ちになる、ほのぼのホームドラマ漫画の決定版!
田舎の学校に転校してきた少年・木村カオル。そこは女子生徒の大原チアキ一人と先生一人だけの小さな分校だったが、前の所よりもカオルには居心地がよかった。そんなときカオルは風と共に現れた不思議な少年を校庭に見かける。チアキは「あいつは自分をてんぐだと思ってるばかな奴さ」と言うが…。「てんぐの弁当箱<前編>」「てんぐの弁当箱<後編>」を含む、「おじいちゃんの硯箱」」「古井戸」「天井裏の恋人」「おかめの散歩」の6作品を収録。佐藤智一の少し不思議な物語集。
佐藤智一先生の絵がやはり好きだ。 漫画らしい可愛らしさのあるデフォルメと大袈裟なリアクションがいい。 鐘野の傍若無人さと税金に対する異常な執着の理由はまだ1巻だけじゃ掴みきれず、続きが気になる。
※ネタバレを含むクチコミです。
朝日新聞デジタルで連載されていた実話のコミカライズ。 https://www.asahi.com/special/matome/gannotsuma/ 病気でなくなった妻が遺したレシピ帳で料理を作る夫。原作によると、病気が発覚してからひとりでも家事ができるように妻から指導を受けたようです。コミカライズではどんなふうに描かれるのか楽しみです。
父と娘の家の中の文通、図書室の本を通しての文通、紙ひこうきでの文通、野球少年の文通、伝書鳩での文通など、様々な人たちの「手紙」を通してのつながりを描いた短編集です。人物も背景も、絵が1コマ1コマとても丁寧に描かれています。ストーリーは、ほのぼのするところもあるし、登場人物のちょっと切ない心情が描かれていて、このまま短編ドラマにできそうな世界観があります。ありふれた日常の中で起きた、ちょっと不思議な心に残るさまざまな経験を、短い時間で味わえるので、人間ドラマが好きな人におすすめです。
佐藤智一先生の絵がやはり好きだ。 漫画らしい可愛らしさのあるデフォルメと大袈裟なリアクションがいい。 鐘野の傍若無人さと税金に対する異常な執着の理由はまだ1巻だけじゃ掴みきれず、続きが気になる。